No.004 増子直純(怒髪天)・松田晋二(THE BACK HORN)・箭内道彦(風とロック)
風とロック芋煮会の手引き
箭: 今日はですね、風とロック芋煮会という。
増: はい。
箭: イベントがありまして。
増: はい。
箭: その、まぁ、あの全校生徒集めたガイダンスというか手引きですね。
増: はい。
箭: だから関係ない人にはまったく関係ない話。これ、来ない人には何の話なの? 来る人ほとんどいないと思います、こん中に。
増: いや来てもらわないと困るでしょ。今日話すこと全部無駄になりますからね。
箭: 正直これ、たぶん意味わかんないと思います。持ち物の話とか、注意事項の話とか、集合時間の話とか。
増: 部屋割りとかね。
(会場笑)
箭: ちなみに行く人います? あれ、いるねぇ。
増: いるねぇ。むしろ行かない人にらんでます。
(会場笑)
増: 来たほうがいいよ。
箭: 最前列の人、誰も来ない。
(会場笑)
増: 来なさいよ、ほんとに。
箭: じゃ、この中で何人来たくなるか。
増: いや全員でしょ。
箭: これ最終的にはね、僕らと、最前列との戦いですよ、今日。プレゼンテーション、ね。
増: はい。
箭: これ、今日はあの、このね、「風とロックキャンプ改メ風とロック芋煮会」、ね。に、なるんすけど。
増: 急にタイトル長くなってますよね。
箭: はい。これはね、風とロックキャンプって名前だったんですけど、けっこういいなと思ってたの。フェスの時代は終わったと。
増: うん。
箭: 息巻いてたんですが(笑)。
増: はい。
箭: あの、オーガスタキャンプもあることに後で気が付いて。
増: はい。
箭: あ、キャンプ新しくねぇなと。
増: そうです。しかもだいぶ前からやってる。
(会場笑)
箭: そんなときにフジロックで、怒髪天がね、フジロックの初ステージも、ものすごかったですけど。
増: いや楽しかったですね。
箭: 最初ね、10分前くらいに入ったときは前3列しかいなかったんですよ。
増: 40分前くらいに入った時は2列ですから。ね、これ教室でいいんじゃねぇのっていうね。
(会場笑)
箭: あの怒髪天にも苗場の洗礼か…。
増: いや、やっちまったかな、みたいな…。
箭: そして始まったらもう、奥までびっしりいたんですよね、お客さんが。
増: あれ、だって、14,000人だか16,000人だか入るステージですよってことで…。最初ほんとに40人ぐらいだから。
箭: ほんとにそう(笑)。
増: 出席取っちゃう? みたいな
(会場笑)
増: まずいよっつったら、あれまたね、楽屋にね、あのモニターがあって。無きゃいいものをね。始まる前にね、ステージから見えるようになってんのね。
箭: そうなんですよね。
増: もう地面ばっかり見ちゃって。
箭: で、俺もあの楽屋に一緒にいたんで、増子さんを、こう慰めに入っちゃって、もう。
増: そう。「大丈夫、最初はこんなもんですよ」(笑)。
箭: 「これが新たな伝説の始まりです」(笑)。
(会場笑)
箭: でもふた開けてみたら、もうガーッと。よかった。
増: いやよかった、あれはよかった。
箭: で、その日の夜、怒髪天の増子さんと坂さんは帰ったんですけど。友康さんとシミさんが俺の部屋に泊まって。
増: そうです
箭: もうシミさんのいびきにほんっとに。
増: もう最低。あいつ最悪ですからね。
箭: 最悪でした、あれ!
増: あいつね、また酒飲んで寝るとね、もうほんとうに…、もう只者じゃない。ゴォーッ!
箭: ほんと最悪でした。
増: グゥワォーッ! ゴォーッ! グゥワォーッ! なんか、ね、なんか排気口みたいな音。
箭: そう(笑)。
増: すんごい音でしょ?
箭: ほんっとにすごいですよ、あのもう全フロア、外タレも目覚めたと思うんですよ。
増: そうでしょ。だって、前にフェリーで、エコノミークラスのあのでっかいあの、ね、大部屋みたいなとこで、恥ずかしかったもん、俺。もう、ちょっとここで寝んのやめろと。全員起きちゃったよって。
箭: イヤほんとにすごいですよね。でもね、そのシミさんと、こう、風とロックキャンプについていろいろ話し合った結果、そのね、東北、山形・福島・宮城の一部には芋煮会というすごい文化があるじゃないか、と。箭内さん、キャンプなんて言ってる場合じゃないでしょ、とシミさんに言われたんすよ。
増: あいつは酔っ払ったらもう適当なことばっかり言うんですよ。ほんとに。
箭: それで俺も、でも、ハッと目覚めて、芋煮会っていうふうに、もうローソンでチケット発売した後ですけど、なので芋煮会って全面的には変えられないんですよ、もうこれ。
増: それはそうでしょうね。
箭: で「改メ 芋煮会」って形にしましたけど。
増: はい。
箭: えーとこれはですね、9月20日に裏磐梯高原ってとこでね、開催される。
増: うん。
箭: あのー、もうこれフェスじゃないです、ほんとにあのミュージシャンの慰安旅行におまえらも連れてくぞっていう。
(会場笑)
箭: 無理やりね。
増: そう!
箭: あの、演歌歌手と行くグアム島ツアーとかあるじゃないですか。あれにかなり近い。
増: かなり近いです。
箭: かなり近いです。なので、基本的には僕らが遊びに行くっていうとこだから。
増: だってもう休暇村ですからね。
箭: 休暇村です(笑)。
増: 休暇村って書いてありますから
箭: 書いてあります。
増: こんなところで仕事する人おかしいですよ。休暇村ですから。
箭: はい。で、もうあの前夜祭から怒髪天は来てくれてね、あの伝説のバンド、ザ☆ぽてとサーカスもそこで。
増: あるかもね。
箭: えー、リハする時間あるかと。
増: あるかと。それによって現れるか現れないかですよね。
箭: ね。で、俊美さんが来たりして、ま、これね、前夜祭って書いてますけど、休暇村の宴会場でやります。
増: あ、これ室内?
箭: 室内です。
増: こりゃいいや。
箭: だからみんなホテルのゆかた着て集まります。
増: あー、これひどいですね。
箭: これひどいですよ。 (会場笑)
増: これはひどい。忘年会ですよ。ちょっと早い。
箭: ほんとすいません。
増: これ納涼会ですか?
箭: でも全席自由2000円ですからね。 (会場笑)
増: はい。って言うか、それは全席自由でしょ。なんか区切ってあってもおかしいでしょ? 座敷を。
箭: はい。
増: 宴会場でね、俺らまだいいけどね、俊美くん来るってのはすごいですね。これすごいっすよ。宴会場に。
箭: TOKYO No.1じゃなくなっちゃいますよ。
増: 全然No.1じゃない。
箭: はい、それで、えーまぁその日は早くみんな12時くらいにみんな寝て。
増: はい。
箭: 朝起きると、えー、坂さんのラジオ体操。
増: ラジオ体操ね (会場笑)
箭: 坂詰克彦のラジオ体操でまず、みなさんね、朝が始まる。朝8時半です、それ。 (会場笑)
箭: これをね、今ラジオ体操だけじゃちょっとあれかなと思いまして、三まわしやろうかと
増: 三まわしね
箭: あの前後の2回は誰もいないっていうね。
増: 坂さんが三まわし。逆回しでもいいしね
箭: で、そのあとにライブがずーっと始まってますけど。まだタイムテーブル発表してないんすけど、ま、去年の風とロックFESと同じで、えー、怒髪天をあえてトップバッターにしてます。これは、あのー、その後、酒どんどん飲んでくださいっていう気遣いです。これ、増子さんへの。
増: あー、ありがたいですねぇ。去年も、ね、すごい楽しかったですからね。もう飲みすぎちゃってもう夜、寒くなっちゃったんだけど(笑)。毛布かぶっちゃって。
箭: あと、どんぐり拾ってみんなに配ってました。
(会場笑)
増: あのどんぐりまだうちのテーブルの上にあります。 (会場笑)
箭: すごい量になっちゃって。丸いどんぐりね。
増: そうですね。酔っ払ってて、あの「チップとデール」かって話。どんぐりに夢中になっちゃって。もうすげぇどんぐりだなぁって思ってね、ほんとにね。
(会場笑)
箭: でもあのあすこもっと山奥のとこですから。ものすごいいいとこです。きれいなホテルがあり、こう、プライベートのガーデンがあって、そこに沼があるんですよ、
増: 沼がね。
箭: だからもう、なんていうの、密林みたいなイメージよりは結構品がいいです。なんか我々に似つかわしくない…。
増: リゾート地的な。
箭: そうそう。
増: なるほどね。
箭: そんなとこで、ずーっと夕方6時半ぐらいまでライブがあって。用事がある人は帰って、そこで。えー、そのあと我々はキャンプファイヤーを始めます。
増: キャンプファイヤーをね。これがメインですね。
箭: これメインです。火を囲んで、数百人規模でやるキャンプファイヤー。あのー「戦争を知らない子供たち」とかね、歌詞を覚えてきてほしいですね。
増: なにしろベタなことを全部やるっていう。 (会場笑)
箭: やります。
増: キャンプでこれあるだろうなってこと全部やりたいですね。ね、ハンカチ落としとか。何百人単位で。 (会場笑)
箭: ハンカチ落としやりましょう!
増: あれ1回まわるだけでハァハァ言っちゃいますよ。すごい距離あるでしょ。
(会場笑)
増: やりたいですよね、でもね。
箭: あれね、真剣にやると気持ち悪くなるんですよね。ハンカチ落としって…。
増: たぶんものすごくでかい輪だと思うんで。キャンプファイヤーも相当でかいでしょ?
箭: 相当でかいです。相当でかい炎ね、でもやっぱり火を前にするとみんな素直になりますからね。
増: 原始に戻りますからね。
箭: 原始に戻ります。で、そこであのキャンプファイヤーの火をちょっとおすそわけして「ザ・バックホーン松田晋二の線香花火大会」。 (会場笑)
増: これまたしょぼい企画ですね。線香花火何人で見るんだって。
箭: いやいや…。だからいろいろありますよ。あとは「怒髪天と箭内道彦の歌本ナイト、エンドレス歌本ナイト」。
増: そうですね。あの、怒髪天っていうよりも、上原子友康ですね。
箭: そうですね(笑)。
箭: ま、歌本1ページ目から最後のページまで、それこそ3まわしぐらい。
増: そうですね。みんなで歌う。どんどん、どんどん歌いたい人が歌っていくというね。
箭: はい。
増: これはすごい、あのね、聴きに行くだけじゃない。自分でも歌っちゃう。
箭: いやほんとそうですね。
増: ものすごくこう、いいキャンプになるんじゃないか。これがね、やっぱね、来年からのね、この音楽シーンのこの、たぶん手本になるんじゃねえかなぁ。
箭: メインストリームね。
増: メインストリームなんじゃないか。もうキャンプしかねぇんじゃね? みたいな。
箭: 芋煮会しかねぇじゃねぇの? みたいな。
増: 芋煮会スタイルでやっぱやりたい。みたいなね。 (会場笑)
箭: そうですね。
増: みんな思うことになるかも、しれない。
箭: フジロック芋煮会とか、ライジング芋煮会とか。
増: “芋煮会”って名前使っていいですか? と。マルシーついちゃうかもしれない。
箭: ですねぇ。あのー、まだまだその今日いろいろな企画をどんどんこの場で考えて。
増: そうですね。
箭: あのいろんなアーティストに無茶振りしてこうと思うんですよ。
増: はい。
箭: ええ、あのサンボの山口くんのDJナイトとか、ね。
増: あっ、落語いいんじゃないですか。
箭: 落語?
増: 山口くんに落語やってもらいましょう。
箭: うん、いい、いい、いい。いいです。栄純には?
増: 栄純はね、栄純、そうだなぁ、原始っぽいからね。 (会場笑)
増: 森でなんか穫ってきてもらう。 (会場笑・拍手)
増: それか、火を起こしてもらう?
箭: いい!(笑)
(会場笑・拍手)
増: 何時間で火つくかって。
箭: それいいすね。
増: ね、毛皮のこういうワンショルダーのやつ着てもらって。
箭: すげぇ似合いますね。
増: めっちゃめっちゃ早かったりして(笑)。
箭: 起こした火であの、こう両方の骨出てるに肉食って、ギャートルズの(笑)。
増: 火起こし大会いいかもしんねぇな。
箭: いいすね。
増: 火起こしコンテスト。
箭: いいですね。
増: 「栄純杯! 火起こしコンテスト」。いいかもしんないすね。
箭: いいすね、いいすね。
増: 栄純、今回だからね、もうギャラはね、でかい石で。あの原始的なやつ。 (一同笑)
箭: あのお金ね、ドーナツみたいなやつ。
増: そう。持って帰んの大変だなっていう。
箭: 今日のイベントは。イベントっていうかトークショーは、あの福島民報って言う新聞に出る大きな特集記事みたいな、取材も兼ねてるんで、ちょっとまじめなこともしゃべっときたいんですよ。
増: はい。
箭: いいすか?
増: まずちょっとそれやっちゃいましょ。
箭: やっちゃいましょ。えー、怒髪天 増子直純さん。(トップランナー風に)
増: はいっ…。なんでですか? 急に。なんですか?(笑)
箭: 去年ね、初めて開催した、風とロックFES福島。まあ、今年は形をかなり大きく変えますけど、えー、去年参加してみてどうでした?
増: 楽しかったですね。すごいあのー、なんかこう、手作り感とちょうどこういいバランスでね。あとね、いかにんじん、もうホンットうまかったね。
箭: 松田くんのお母さんが作ってくれた。
増: あれからすごい好きになっちゃって、あれあのー、お店で買ったんですよ。やっぱちょっとねー、違う。俺のイメージしてるいかにんじんとは違う!
箭: うん。
増: やっぱりマツのお母さんが作ったいかにんじんが食いたい!
箭: はい(笑)。あの、あとね、増子さん、たぶん相当酔っ払ってたんで覚えてないかもしれないけど、あのアンコール!
増: あっ、あれはね、最高でした。
箭: アンコールは史上まれに見るアンコールで、あのー、もう音が出せなくなってね、諸事情により。
増: そうですよ。なんかあの諸々のね。
増: 近隣のね。
箭: 心ある方々からのあの厳重注意が。
増: そうそうそうそう。音が小さすぎると。ねっ。
箭: はい(笑)。もう僕ら、しょうがないってんで、客席に入ってアコギで歌ったんですよね。
増: あれがでも、やっぱり今回のこれの。
箭: そうです。あれをもう一日中やったらどうなるかっていう気分の、あのー、会なんですよ。
増: そうですね。ほとんど、後半覚えていないですけど…。寒かったことは覚えてます。あと楽しかったことと。
箭: あのー、今年の意気込みってなんかありますか? 増子さんこれもうフル稼働になりますけど。
増: 今年ね、だって見たらね、出ずっぱりですからね。
箭: 出ずっぱりです!
増: 今年は、もちろん楽しむ。思いっきり前夜祭から楽しんで、ま、ライブを終えて飲んで、そっから何をしようかなって、あのー、長時間あるんで。
箭: また増子さんの授業もやってほしいですね。
増: うん、あのー、うん、飲んでなければ、大丈夫なうちに言っていただければ…。
箭: 飲んでやってたじゃないすか(笑)。
増: 飲んでもう、あれもね、あんまり覚えてないすね。短いものであれば、可ですね。可。
箭: (笑)
増: あ、これ、いかにんじん作りの、こう、教室みたいのどうすか?
箭: あ、いいですね、いかにんじん作り教室。
増: マツのお母さん呼んで…。あっ、それいいな。
箭: それいいっすね。
増: それ、俺も教わりたいです。
(会場笑)
増: あれね、ほんとあのー、すばらしい郷土料理があるんだなというのを覚えてね、すごいよかった。
箭: あのー、これずっと福島県にゆかりのアーティストっていうかね、出身者がいるアーティストなんですよ、サンボマスター山口くんが会津で、バックホーンは栄純と松田くんで、ソウルセットは俊美さん。
増: はい。
箭: で、音速ラインは藤井くんがいて、でNumnber the.は富澤タクさんがいて。で、この猪苗代湖ズってのがまたスペシャルなんですけど、ギターが山口くんでドラムが松田くんで、ベースが俊美さん。
増: すごい!
箭: 僕もそこに混ざってんすけど。この福島県のすべての、浜通り・中通り・会津地方から集まった、バンドなんすけど、ただ、怒髪天だけがこの福島県に関係ないのに2年連続出場なんですよ。
(会場笑)
増: これがね、あのー、福島にね、やっぱりよく行ってたという。番組をやってましたけど、福島出身の人よりも足繁く行ってましたからね。
箭: そう。その番組、松田くんやりたかったのに終わっちゃったんですよね。
増: そう。やる前に終わっちゃった。
箭: なんで俺じゃなくて音速の藤井くんなんだって。
増: 言っても藤井くんは住んでますからね。
箭: 住んでますね。
増: 交通費の問題あったのかもしんないね。
(会場笑)
増: わからないけど(笑)。俺らだけ福島じゃないってことで、なんでかって言うと、ま、北のほうってことで、ざっくり。 (会場笑)
箭: それだったら松山千春さんとか中島みゆきさんとか呼ばないと。
増: ま、それはね、呼んでもいいですけど、莫大なあのー、ね、あれが動きますよ。 (会場笑)
箭: いやいやでもね、なんか怒髪天ってなんか、なんか福島っぽいんですよ。
増: ああもうめちゃくちゃですねこれもう、なんかくくりが。
(会場笑)
箭: なんか福島っぽいんですよね。
増: でもまぁほら、福島のバンドとは、仲いい人多いから。
箭: そうですね。
増: そう。名誉福島県民みたいなね。
箭: でもそうですね。そんな感じです。あのー、この芋煮会は、ま、去年もそうですけど、207万人の天才っていうね。
増: はい。
箭: みんな、ここにいる全員もそうですけど、何かのほんとは天才なんだと、そのことに気づかないで、しょんぼりしてるだけなんだってこう、ケツ叩きの意味もあるんですけど、増子さんにとってこの、天才って、増子さんって何の天才ですか?
増: 天才…なんだろうな。ゲームは好きだけど天才じゃないですからね。…楽しむことかな?
箭: あっ、楽しむこと。
増: たいがいのことは楽しい。
箭: うん。
増: あともうすごい、なんつうのか、幸せを…あのー…感じる、こうラインが低い! (会場笑)
箭: おお
増: 幸せを感じる天才。…なんかいい話になってきましたよ(笑)。
箭: いやいや、いい話欲しいんですよ、これ福島民報的には。
増: 今、来たんじゃないすか、見出し。「幸せを感じる天才、登場!」みたいなね。来たんじゃないかなぁ、今。
(会場笑)
箭: いい見出しもらいました。
増: ほんともう、ね、ちっちゃいことでもうすごい楽しくなったり、嬉しくなったりする傾向にあるので、これいいことだと思う。なんか高望みしないっていうかね。なんか夢は大きく、まぁ、夢、自分では大きいつもりなんだけど。なんかね、急にわけわかんないデカイ夢、見ないですからね。
箭: そうですね。大きいこと言ったほうが褒められるみたいな、この風潮なんですかね。この夢ファシズムって僕呼んでますけど。
増: あーありますね。なんか夢があることが、なんか、夢あるやつこそが特権階級みたいなね。
箭: そうそう。
増: 夢ったって、だっていろんな夢あんだから。そのおっきい小さいもね、人に言われるこっちゃない。なんだおめえそんな小さい夢で、みたいなね。何を言ってんだ。お前こそ寝てから夢見ろって話だよね。
箭: おいしいいかにんじんが食べたいが夢でも全然いいよね。
増: 全然いいですよ。いかにんじん作ってみたい、なんちゅうのもね、なかなかいい夢だと思いますよ。でもね、ちっちゃい夢をどんどんどんどん叶えていくと、毎日楽しいわけだから、こんないいことない!!
箭: あのー、怒髪天のメッセージのひとつに、とにかく生きてろってのがあるじゃないすか。
増: そうすね。死んでよかったって人に会ったことないですからね、今んとこ。いたらちょっと怖いですけど。寝てたら枕元に立って、とんとんなんて、死んでよかったよ、なんてね。成仏してくださいって話ですよね。
(会場笑)
増: それはないですよね。やっぱり生きてて良かったってこととのほうが、間違いなく多い。夢もね、そうですよ、だって小さい目標っていうかね。楽しみを見つけてけば、毎日毎日、一日ずつ楽しければ死ぬまで一生楽しいわけでしょ? 積み重ねていけば。急にデカイ夢とかね。なんか総理大臣になりたいとかね。出馬したいなんつってね。そういうことしちゃダメです。
(会場笑)
箭: いやいやいや、今日はその話ダメです(笑)。ユーストリームがありますから。この場だけならいいんですけど。
箭: なんかロックの学園っていうね、別なまた流れの中では増子さんが「ヤバイ優先」っていう。
増: そうですね
箭: 迷ったらヤバイ方を選んで行けと。
増: そうっ。迷うという時点で、もうヤバイ方に惹かれているという。
箭: そういう校訓みたいなものをいただきましたけど、この風とロック芋煮会にも、一つ怒号をいただきたいなと、ま、突然無茶振りですけど。
増: ものすごい無茶振りですね、これ。そうですね、これ芋煮会っていうのがね、うーん、そうですね、これねぇ、やっぱり休暇村ですからね、ね、すごいこれここから時間かかりますよ、これ。これね、やっぱフェスじゃない、キャンプということでね、キャンプ、芋煮会ね、え~、芋煮会。難しいな〜、これちょっと一晩寝かせようかな。ちょっと考えてきます。
(会場笑)
箭: ま、その怒号が聞けるのが、えー、9月20日だということですね。
増: そうですね。
箭: ということで。
増: 大発表になるんでしょうね。
箭: 大発表になります?
増: 大発表になります! はい。小さい紙に書いて大発表になります。クジ引きみたいな感じでね。これでもね、じゃ考えときます。
箭: ええ、お願いします。はい、じゃあ、あのー、今日呼んでもいないのに1人、あのー、ゲリラが来てんですよね、ここに、この芋煮会の実行副委員長、ザ・バックホーン松田晋二。
(松田さん登場)
増: これ、マツは立ってろっていうのかな。
松: ゲリラですから、立ちで(笑)。
増: マイクもないっていうこと?
箭: マイクもないね。あ、きたきた。
松: あ、あざまーす。(マイクを受け取る)
増: 「おはようございます」っつったね、今ね。
箭: あれ、芸能人?
松: いやいや、あのー、ひとつ訂正があるんですけど、俺、藤井くんを悪いとは言ってないですから。
箭: あっ、そうかそうか。
(会場笑)
松: 俺がなんか福島の番組狙ってるみたいな、なんかそういうガッツイてる奴、みたいな。
箭: いやいや、大丈夫。ユーストリームの視聴率調査をしてみたかっただけなの。どれくらい音速ラインのファンが見てるのか。
増: 藤井くんから今悲しみのメールが入ってるから。あーそうでしたかって(笑)。
松: いやー、ねー、でもほんと楽しみですよね。
増: なんか、今すごいおざなりな。心なーい感じの。
(会場笑)
松: 今、入り口がちょっと見つからなくて(笑)。
箭: 松田くん、ちょうど今スペイン坂でやってたんでしょ、生で。
松: そうなんですよ、しずると。
箭: それで来てくれたんだもんね。
増: すごい、芸人さんはしゃべりうまいなってね。
松: うまかったっすね、ほんとに。
増: 俺、マツのMC好きだよ。いつも一生懸命だもん。「今日はありがとうございますっ! ザ・バックホーンですっ!」
(会場笑)
松: なんか言葉足りなくても、それだけあればなんとかなるとちょっと思っちゃってる節があるんですよね。
増: いやいや、でも、それでいいの。気持ちだから。気持ちが前に前に行ってる、いいMCだね。
松: 気づいたら毎回ドラムを叩くたびにイスが前に動いてるんですよね。
増: それはいいことだよ。
箭: なるほどね。あのー、松田くんから見た怒髪天ってどんなバンド?
松: ちょうどこないだ松山でも一緒にやらせていただいて、なんていうんですか、さっき増子さんがずっと楽しんでるって話をしてたんですけど、やっぱ全員がものすごい音楽を楽しんでるんですよね。で、ま、タイミングかもしれないですけど、険悪にみんなが落ち込んでる姿っていうのを見たときなくて、楽屋とかでも。常に前向きっていうか、音楽をやれてるだけで幸せっていうムードがすごい出てて、それを25年間ずっとやってきたっていうのはすごいなってほんとに、ライブを見ても曲を聴いても思うんですけど、たたずまいっていうか空気感でそれをやっぱり感じてて。俺ら結構ナイーブになりがちなとことかも結構あるんで、やっぱそういうことじゃないなっていうか、もっとこう、なんていうの楽しんでることを幸せに感じなくちゃいけないなって、ほんっとに思いましたね。
増: こないだよかったよ。俺らもう久々にちゃんと空調効いたとこでライブできたよ。
松: (笑)
増: 毎回ほんっと暑くてしょうがないとこだったんで、野外ばっかりで。で、すごい調子もよくて。なかなかいいライブやったなーって、で、その後、バックホーン観てね、勉強になった。
松: いやいやいや。
増: 優雅だね。
箭: 優雅?
増: もうね、なんつうかね、あのー、将司ね。バレリーナみたい。男子バレリーナ。
(会場笑・拍手)
増: 熊川哲也とかみたい。もうね、あれはやっぱすごい。表現力っていうかね、俺らもね、こりゃ、ぎゃーぎゃー言ってるだけじゃいかんと、ちょっとね、ほんと勉強になった。全員で観てたからね。
松: ほんとですか。
増: 坂さんもちゃんと観てたよ。
(会場笑)
増: たぶん。観てる姿勢にはなってた。
(会場笑)
箭: それ、かなり(笑)。
増: よかった。素晴らしかった。
松: 嬉しいです。ありがとうございます。
箭: ゆべしスっていうのやってて、ゆべしスでもツイスターやっててね。
松: そうなんですよ。
箭: ツイッターじゃないんですよ。松田くんによると。
松: 間違って覚えてて(笑)。
増: マツ、多いよな(笑)。
箭: ツイスターやってて、そこでつぶやいた話があって、人間の順位は50音の順位であるって説があるんですよ、僕の中で。そういう本書いてるところなんですけど。あのー、結局走り幅跳びの授業でもアベくんから跳ぶし、アベくんの失敗を見てカトウくんは上手に跳ぶし、だけど、ヤナイくんたちはもうチャイムが鳴り終わってるときに3人まとめて跳んどけ、みたいなね。予防接種もそうですよ。先に受けたサトウくんに、「痛かった? 痛かった?」って聞いて、サトウくんに翻弄されるわけですよ。そんな中、負け組なわけですよ。このあたりって相当、下位グループですよ。お尻もお尻ですよ。だからそっからよく頑張ったなと。ま、もうひとり矢沢永吉がいるんですけど。
(会場笑)
箭: ワタナベトシミもそうだね。だから不思議と、かなり下位グループがここで集まってね。でもそれでいくと、サカヅメもカミハラコもシミズも上位なんですよ。結構あいつらにはこの苦しみはわかんねーだろうと。
松: スガナミもオカミネも。
箭: そうだね、スガナミ、オカミネ。
増: オカミネなんて「オ」だからね。
箭: オカミネ、もう、人間の5位だよ。
増: そっかー。
箭: だからヤマダマサシはちょっとね。
増: ヤマグチも。
箭: ヤマグチタカシもね。だから結構そのへんも俺、ちょっと関係あんじゃねぇかと。ホノルルマラソンで、もう、スタートの号砲が鳴った3時間後にスタートしてるようなものですよ。
増: 時差が。もうディレイかかっちゃって。
箭: そうそう。
増: なるほどね、それおもしろいですね。
箭: それね、矢沢永吉さんに言ったとき、怒られるかと思ったけど、すごい「そう思う」って言ってくれてた。
増: 「そう思うよ」。(矢沢さんの口調をまねながら)
(会場笑)
増: 「箭内さん、そう思うよ」。なにしろ、風とロックで矢沢さんのやつ読んでると、いちいち、「箭内さん」って。あれ最高におもしろい(笑)。名前呼んでもらうの嬉しいよね。
箭: うん、名前呼んでもらうってほんとにね、一番、大切なことですね。
増: あれほんっと、「箭内さん」って言ってるところに全部ライン引きたいぐらい。「そうでしょ?! 箭内さん!」って必ず呼んでる。
箭: そんなこんなで、増子さんがね、8時に出ます。あと、14…、24分。
増: 24分。まだ結構ありますね。
(会場笑)
箭: その後8時からは松田くんが歌います。
(会場歓声拍手)
松: マジっすか。いやいや、聞いてないっすよ。俺、ドラマーですよ。
増: さっき箭内さん言ってた、印象とあとなんだっけ、聞くやつみんな聞きましたっけ。新聞用の。
松: 手引きですか?
箭: 手引きの前にあの、増子さんが出る新聞の記事の中で。あれ、あと何聞くんだっけ。
(舞台袖より「意気込み、意気込み」)
箭: あ、意気込みね。
増: がんばるぞぉ!
(一同笑・拍手)
箭: それ文字数四文字しかないよ(笑)。
増: なにしろ全力で楽しむ。
松: それほんと素晴らしいと思いますよ。
増: このシチュエーションで遊べることなかなかないからね。なにしろ、今年ね、言ってたの。この「(真夏の)キリギリス」出したときに、なにしろ夏を楽しむと。何したいですか? って言われて、「海行きたい」「沖縄行ってみたい」なんて言ってたのがやっと叶って、そのほかには?って言われて「キャンプしたい」って言ったの。これ、なんと決まったときびっくりしたの。来たー!
箭: 来た!
松: やっぱ引き寄せるんですよ、そういうの。
増: 聞いてたの? って。これ、でもね、俺が想像してたキャンプ以上の、芋煮会ですからね。
箭: 逆に言うとテントは張らないキャンプなんですよ、これ。
松: あ、そうなんですか。
箭: うん、僕、キャンプファイヤー=キャンプってイメージがあるんで、みなさんちゃんと旅館に泊まるような仕組みになってますのでご安心ください。
松: あと、どうにかしていかにんじんの作り方、やっぱやりますか。
箭: やろうよ。
松: クニ子に、全部、材料どれくらい使うかみたいの聞いてくるんで。
増: やってほしいな、ちゃんと。見たい、で、食べたい。
松: 最終的にあの味を出せるのはやっぱクニ子の愛情が必要だと思うんで…。
(会場笑・拍手)
増: そうっ。
松: 俺はたっぷり注がれて来ますわ。で、それをみなさんに伝授する。
増: レシピを配るみたいなね。
箭: いいですね。
増: いいかもしんないな。
箭: でね、これさっそく20日の2部の限定券っていう2000円のがソールドアウトしてますね。
松: (笑)
増: これまたすごいですよね。
箭: 2部だけに来る人どういう意味?
(会場笑)
箭: ライブ観てよ!(笑)
増: ライブ終わった後のキャンプファイヤーから来るの?
松: いや、一応ね、やっぱライブがあっての…。
増: そりゃそうでしょ(笑)。俺らキャンプの人じゃないからね。やっぱライブ観てほしいからね。ライブが本懐ですから。
箭: バックホーンは新曲もやったりするの?
松: やると思います。
箭・増: おっ。
松: ちょうどこの20日終わったあとからツアーなんですよ。10月の1日から。で、アルバムがそのシーズンに出るんで、なんかそういうのも野外で初披露なんて…。
箭: そんなこと言っていいの?
松: いや、できたらいいのかなっていう…。
増: 希望的なね。
松: また俺ひとりで言っちゃうと。
箭: 情報解禁になってんの? 今。
松: ん?
(会場笑)
箭: アルバムとか。
松: 大丈夫です、大丈夫です。
箭: 大丈夫?
松: 大丈夫。
箭: あ、そうだ。松田くん、前夜祭来ないの?
松: 前夜祭ね、行く…、行きます。
箭・増: おっ。
松: ほぼ行きます。行くようにがんばります。で、そこで、運良く、というかゆべしスもね。できたらいいなーと思ってますので。
増: 12時までに来てもらわないとダメよ。
松: そうっすね。
増: 12時に寝ちゃうから。
箭: 増子さん寝るの早いよね。
増: 早いです。こないだね、それこそフジロックのときは8時半に寝ましたから。
(会場笑)
増: 前の日、前乗りして。びっくりしちゃったよ、俺も。
箭: ほんっとに早かった。
増: 12時間寝ちゃったよ、あの会場で。誰よりも寝てるでしょ。
松: ま、やっぱ高原だと眠くなるんですよ。
増: で、また飲んじゃってね、調子よくなっちゃって。
箭: でもライブですごい消耗しますからね。増子さん1回のライブで2キロやせるって言ってましたよね。3キロ?
増: 2キロぐらいです。
松: あれはほんと。だから将司も消耗するって思いますけど、増子さんも消耗しますよね。
増: なんであんな消耗すんのかね。わからないんだよね。
松: いや、基本のエネルギー消費量が高いんですよ。活力の消費で言うと。それにプラスあのテンションのライブですから。
増: なんかこう、始まると、こう、なっちゃうんだよね。テンション上がっちゃう。ッアー!!みたいなね(笑)。そういうのがね、繰り広げられるからね。
松: じゃ、これ、あれっすか? 怒髪天トップバッターもう決まりっていう。
箭: 決まり決まり。今、決めた。ま、っていうかもう自動的に決まってた。
松: (笑)
増: 坂さんの、まずあの、ラジオ体操からのね。そうなるとやっぱりジャージー用意しとかないと。あ、あのグリコのあれみたいな。短パンにランニング。「着いたー!」って言いそうな感じするけどね。
箭: (笑)
増: 違うバンド出そうだね(笑)。
松: (笑)
増: なんか企画考えないといけないんでしょ?
箭: そうそう企画考えましょうよ、ほかにも。だから誰に何をやってもらうかっていうところですね。
増: まず落語。
箭: うん。山口くんの落語。えーっと、栄純の火起こし。
(会場笑)
松: (笑)
箭: 俊美さんのやることまだ決まってないですよ。
増: そうね、何やってもらおうかな。帽子、これ、ボーイスカウトの帽子かぶってもらおうかな、この日だけは。
松: ファンとしては、俊美さんと増子さんの、同級生の。
増: 同い年だからね。
箭: 丙午ね。
松: デュエットっていうか、歌は聴いてみたいなと思いますけどね。
増: おぉ、じゃ、歌本コーナーで。でも俺、こないだライジングで俊美くんと会って、飲んでて、酔っぱらって話してて、なんか同じ年なんですけど、なんかかっこいいっていうかね、しゅっとしてるよね。どういうこと? ってね。
箭: (笑)
増: 酔っぱらってて、そんなに違いのあるファッションではなかったのだけど、そんとき。
箭・松: (笑)。
箭: なんか違うなっていうね、どういうことかな、それ。
箭: ま、増子さんは特別ですから、ライジングじゃないや、アラバキ行ったときに、バックステージで僕
撮った写真で、松田くんが真ん中にいて、増子さんと、吉井和哉さんが。
増: そう、それも同い年。
箭: しかも初対面の同い年。
増: 初対面なのに俺、ここ(口のまわり)マジックで真っ黒に塗ってたからね。
箭: あれはすごいドラマチックでしたね。ユーミンの「DESTINY」って歌でね、「どうしてなの 今日にかぎって安いサンダルをはいてた」って。
(会場笑)
増: いや、ほんと。安いサンダルどころじゃないよ。
松: あれ、ライブはなかったんですよね。レポーターっていうか。
増: そう、でもやるんだったらちゃんとやんなきゃと思って。その気持ちが俺を突き動かしたね。それが生んだ悲劇だったね。プロ意識が生んだ悲劇。ちょっとメイクの意味違うもんね。吉井さんもほら、メイクしてライブやったりもしてるけど。俺のメイクとはちょっと違う。どうしてもコント方面のね。今回はやんないですよ。
松: (笑)
箭: あとね、ここには書いてないんですけど、今年もがプロデュースしてる高橋優ってのが来るんですよ。で、東京メトロのCMソングの「福笑い」って松田くんがタイトルつけたんだけど。
松: あれですよね、今年の、増子さんと一緒に出た、ニューイヤーの風とロックのラジオの。
増: あれ、ほんっと申し訳ない。
箭: (笑)あそこで曲が完成してね。で、俺の、普段どおりの仕事してるところみんなに見てほしいなと思って、公開PV撮影っていうのやろうと思って。真夜中に森の中で。
松: へー。
増: ありゃー。
箭: 俺の、「よーい、スタート」とかそういうのをみんなに見てもらって、みんなにいろいろケチつけてもらう。
松: それ、でもなんか箭内さん、見せびらかしじゃないですか。
(会場笑)
松: 俺すげーだろ、見ろ、みたいな。
箭: いやいやいや。
増: しかも間違いなくいつもより三割は厳しくなってるよね。
(会場笑)
増: メガホンで、「お前は何をしとんだ!」って(笑)。
松: 普段怒んないのに(笑)。
箭: だからみんなで演出しましょうよ。みんなのオッケー出たらオッケーみたいな感じで。
松: でも夜の森ちょっと大丈夫っすか?
箭: 12時過ぎにやりますよ。
増: もう出なくていいものいっぱい映ってたりね。
箭: それをカメラでとらえるんですよ。
増: 最終的に縄みたいな罠で足縛って、ガーンッて。
(会場笑)
松: 沼もありますしね。
増: 沼から出てくるとかね。あー、あるなー。
松: 違う福笑いが映ってなければいいですね。
増: でも、それおもしろいですね。
箭: そう、それやろうかなと思って。ま、スケジュール的な一石二鳥感もあるんだけどね。
増: 出演者いっぱいいますからね。お客さんから、ここは私でしょ、ここは俺でしょ、この木は。って。
松: (笑)ひょっとしたらね、遅くまでいたミュージシャンもなぜかゲスト参加っていう豪華なことになるかもしれないですしね。
増: あるかもしれないね。
箭: ま、松田晋二とかね。
松: やっぱり出たがりですからね、そこは。
増: 自分で言っちゃって(笑)。
箭: あのー、Number the.の富澤タクさん。グループ魂のギタリストの。タクさんに何やってもらいます? タクさん僕と同い年なんですよ。
増: こないだライジングのときにも会いましたけど、ちょっとドラキュラっぽいですよね。
箭: かなりドラキュラっぽいですね。
増: それはやっぱりPVでドラキュラでしょ。
箭: もう夜の時間になったらずーっとドラキュラで歩っててもらいましょうか。
増: いろんな人の首筋かんでもらう。
(会場笑)
増: あっ、それがあのー、ハンカチ落としになってる。
(会場笑)
箭: ハンカチ落としをみんなでやろうって言ってるの。それすごいいいでしょ。
増: すんごい長いですけどね。
箭: その後、一周してくるかどうかなんだよね。
増: まわれるか、まわれないか。
松: じゃ、大人数だとほぼまわれないですね。
増: そうだね、だから一周まわらないうちにもう落とされてる可能性もあるよね。
箭: 気がついて鬼に追いつけばいいんだっけ。
増: そうです。…まっ、ちょっと調べてみましょう。ルールぼんやりしてますから。
(
会場笑)
松: ま、あとはキャンプファイヤーっていうと、ヤクシーは。
(会場沈黙)
松: ヤクシーでしたっけ? テテーテテッテッテッー テッテッ…。
増: それジェンカでしょ? どこの国の発音だ、“ヤクシー”って(笑)。
(会場笑)
松: ジェンカでしたっけ。
増: ま、今日からヤクシーだけどね。
(会場笑・拍手)
松: だからジェンカをアコーディオンかなんかで。
増: 音源持ってけばヤクシーみんなで踊れるでしょ。
松: ジェンカ、ジェンカ(笑)。
箭: フォークダンスでしょ?
松: そうそうそう。
箭: フォークダンス全員でやったらすごいよ。
増: すごいでしょ。
箭: キャンプファイヤーイコール、フォークダンス、ヤクシー(笑)。
増: ヤクシーってカタカナ?
松: 何なんすかね。テンテンテンテンテンテーンテンテテテテ ヤクシーッ!ですよね。
増: 違うよ、それ、ラッシー! じゃねーの?
松: え?
箭: いや、どっちも知らない。
松: 運動会系ですよね?
増: いや、違う、あのね、まぁ調べとこう。全部今あやふやになってるから。ヤクシーかぁ…。
箭: でも体動かすのいいっすよね、YMCAとか、みんなでそろうやつ。
増: フォークダンスはいいね。いいな。
箭: 今までかつてなかったんじゃないですか。数百人規模のフォークダンスって。
増: ないでしょ。
箭: これギネス申請できるんじゃない?
増: 全然暗くて何にも写ってなかったりしてね。
(会場笑)
箭: いいね、この公開打ち合わせっていうか、すごい、どんどん出てきますね。
増: あとキャンプでやることっつったら、カレー作ること? まぁでもほら、あれ作るしね。
松: いかにんじん。
箭: じゃ、音速ラインにカレー作ってもらいますか。
松: あー。
増: あと花火大会。
箭: でも線香花火大会あるから。
増: 下に向かっちゃってるってね(笑)。
松: みんな下向いてますからね。
増: ぽとぽと落ちちゃってね。ま、花火大会はあるとして。
松: やっぱあれじゃないですか、芋煮会っていうくらいだから。
箭: それはやります。芋煮は。みんな芋の煮っ転がしだと思ってるかもしんないけど違うんだよな。豚汁みたいな汁の中に芋を入れるんだよな。里芋とかな。
松: 俺、いっこ、あのーリクエストなんですけど、すいとん入れたくないっすか。
箭: いいよ、うんうん、いいよ。
松: すいとん、うまくないっすか。
増: うん、うまいけど。いいよ。
松: いいっすか。
増: 誰も反対しないよ。いいよ。すいとん入れたほうがいいよ。
(会場笑)
箭: 全然オッケー。
増: 入れようよ。
箭: 入れてくれ。
増: すいとん入れること今決まったね。
(会場笑)
箭: あのー、俺ら3人だけの知恵だとね、あれ忘れてた! みたいなのあるじゃん。誰か会場の人たちの中で、あれ忘れてるよーみたいな、なんかあったら。
増: キャンプと言えば的な。
箭: その場でバーンと言ってもらって。
(会場か挙手)
箭: はい。
客: 魚釣り。
増: 魚釣り! 夜に(笑)。魚釣りしていいのかな?
箭: 魚釣りもいいっすよ。沼があるから。近ちゃんと、サンボマスターの近ちゃんと2人で前、下見に行ったんだけど、魚釣りのためだけに奥田民生さん呼ぼうって言ってたの。
(会場笑)
箭: 演奏なし。
増: まったく触れないで?
箭: そう(笑)。
増: まったく触れないで魚釣りしてるの?
(会場笑)
箭: 魚釣りいい。ナイスナイス。じゃ、君、魚釣り委員長ね。
増: 絶対来ないとまずいよ(笑)。
箭: ほかありますか?
(会場から挙手)
箭: はい。
客: 肝だめし。
増: あっ。
箭: 肝だめしね!
増: これドラキュラでしょ!
(会場笑)
増: わかった! PV 、高橋優くんの、肝だめし。
(会場笑)
松: なるほど。
箭: そしたら坂さんのフランケンとか。
増: 出るでしょ、坂さんのぬりかべも出るだろうし、坂さんの子泣きジジイも出ますよ。坂さんばっかり出てくる(笑)。
(会場笑)
箭: いいね、肝だめしいいね。
増: いいね。
箭: 君、肝だめし委員長ね。
松: 昼間のうちにどっか遠いところに、これを取ってこいみたいなアイテムを隠しとかないといけないっすね。
増: で、夜ね。東京に隠しといて(笑)。
(会場笑)
箭: そういうアトラクション型の肝だめしもあるし、怖い話ってのもありますよね。
増: あー。
箭: この中で怖い話一番うまい人、誰かな。光舟かな、やっぱり。
松: これね、意外と栄純がすごいうまかったんですよ。
箭: 栄純は火が起こせてたらな。
(会場笑)
増: 栄純聞き取りづらそうだよね、地味に。
(会場笑)
松: じゃあ火が起こせてたら、栄純に。
増: 朝からだからね、火起こすの。
松: 大変ですね。
増: 火起きなかったら芋煮もできないし、キャンプファイヤーもできないし。
松: 怖い話ねー、確かにね。立地的には大丈夫なんすか? そのー何かもともとその場所に何かがあったとか、大丈夫っすか。
増: いやもう、最悪しょうがないでしょ。呼んでも呼ばなくても来るものは来るから。ま、来たらようこそと、エキストラとして。いいと思うよ。
増: あとは。
箭: あとは、まだ交渉成立してないんですけど、もう一組ね、ちょっとシークレットをね。
増・松: えーっ!
箭: まだ成立してない。
松: 俺らも聞いてないですよね。
箭: しぶってるんだよね、観には行くけどやるかなーみたいな。
増: あら。
松: 増子さん知ってます?
増: 知らないよ。
松: えー、誰だろうな。
箭: ちょっとまだ発表できないんだけどね。で、そろそろ増子さんがラジオにね、行かなきゃいけないので、先に退場されますけど、ま、その後もね、松田くんは残って、大抽選会とかバスツアーのご案内とかしますから。
増: 大抽選会ね、すごいよ、ここにあるフロアのもの、全部…。
(会場笑)
箭: (笑)そんな中、増子さんから福島ならではの印象、ま、俺とか松田くんとか山口くんとか俊美さんの、県民への印象でもいいですし、毎週毎週番組やりに行ってた中での印象でもいいですし、去年のフェスの印象でも、なんかいただけますか?
増: 福島はやっぱりすごいあのー、なんていうのかな、行って、なんかこうほのぼのするっていうか、すごいやっぱ、北海道もざっくり言って北なんで、県民性近いっていうか、ちょっとこう恥ずかしがりや的なね、中にもこう熱いものがあって、最初こうやってなってんだけど、だんだんワーッ!!て。最初っからィエーイ!ィエーイ!みたいにしてるとこっちが引いちゃうから。もうええわって。やっぱそういうところがね、距離を縮めてくっていうかね、ほんと、北の方ならではだと思うんだよな。それを感じられるのは嬉しいし、あとやっぱ寒いのは嬉しかった。もうめちゃめちゃ寒かったけど、撮影で行ったとき。でもあの寒さがあってこその、こう、なんていうのかな、春が来るのが待ち遠しくなる。ああいうのはやっぱいいな。
箭: これ当日9月20日も、こんだけ山奥だと寒いっすよね、たぶん。
増: また毛布持ってかないと。ちょっと持ち物、言っとかないと。
箭: お菓子はいくらまでにしときます?
増: お菓子なー、やっぱり300円ぐらいですかね。
箭: あのね、うちの実家がお菓子屋だったんですよ、森永とか明治とかブルボンとか置いてる。で、「お菓子300円だよ、お父さん、明日」って言ったら、すげーいっぱい俺に持ってけって言うわけ。もう1500円分くらいあるわけ。で、持ってったら案の定先生に怒られて、「なんだこれ! 300円じゃないだろう!」って言われたら、おやじに「うちでは300円で買えます」って言えって。
(会場笑)
増: 卸値だよね(笑)。
箭: そう(笑)。でも、それでみんな買いに来ましたよ、遠足の翌日。
増: 俺も行きますよ。
松: じゃあ児童の味方だったんですね。
箭: そうそうそう。
増: ってかそれ家計圧迫することになりますよ。
箭: あのー、仕入れ値より安く売るっていうのがモットーでしたからね。
増: とんでもない店だね。
箭: つぶれてしまいましたけど。
増: そりゃそうですよ。仕入れ値より安いって…(笑)。
箭: あと松田くんからなんか持ち物の注意ありますか。
松: やっぱりあのボンタンははいてこないと…。
箭: ボンタン!?
松: あ、これ冗談です。すいません。
増: わかりづらかったよ(笑)。
(会場笑)
松: なんでしょうかね、ま、やっぱこう、ワクワクする気持ちは持って来てほしいと思いますね。
箭: おっ。
増: うまいこと言ったな。それ必携だね。
(会場拍手)
増: 寒いからあと軍手だよね。何あるかわかんないから。
松: 無料でホッカイロとかも配ったりとかもしたほうがいいんですかね。
箭: どう、どうなんですかね、福島民報さんに用意できる力があれば。
増: 最悪、マツが用意して…。
松: じゃあ俺が持って来れるだけのホッカイロは、持って来ます。
箭: これね、ものすごいでかいのイメージしてるとしたら結構間違いで、すーごいこじんまりした規模でやります、これ。あのー、1000人とか越えないですよ。やっぱキャンプファイヤーの限界ありますから。
増: 周り寒いでしょ、近寄れないもんね。
箭: 数百人でやるんで、その分寒いと思いますね。みんなで肩寄せ合わないとね。でもすごい楽しみですね、松田くんが前夜祭に来るかもしれないってこともわかったし、だから20日の夜は、一応12時に終わることになってますけど(予定)ですから。次の朝の坂さんのラジオ体操で、たぶん、終了ですね。
増: そこで締め。
箭: で、家に着くまでが芋煮会。
松: なるほど。
増: 長いですね。48時間ぐらいありますね。
箭: ということで、増子さん、ありがとうございます。9月19日、裏磐梯でお待ちしてますので。
増: はい。じゃ、みなさん会いましょう。ありがとうございました。
(増子さん退場/会場拍手)
増: 増子直純(怒髪天)
箭: 箭内道彦(風とロック)
松: 松田晋二(THE BACK HORN)
No.004 増子直純(怒髪天)・松田晋二(THE BACK HORN)・箭内道彦(風とロック) 「風とロック芋煮会参加の手引き」
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増子直純 Naozumi Masuko 怒髪天 ボーカル
1966年生まれ。北海道札幌市出身。
http://dohatsuten.jp松田晋二 Shinji Matsuda THE BACK HORN ドラム
1978年生まれ。東白川郡塙町出身。白河高校卒。
www.thebackhorn.com
- No.001 河尻亨一 “NO 広告批評, NO 風とロック.”
- No.002 松田晋二・菅波栄純(THE BACK HORN) 『福島ロックンロール会議』
- No.003 松田晋二(THE BACK HORN)・山口隆(サンボマスター)・渡辺俊美(TOKYO No.1 SOUL SET)・箭内道彦(風とロック) 「猪苗代湖ズ」
- No.004 増子直純(怒髪天)・松田晋二(THE BACK HORN)・箭内道彦(風とロック) 「風とロック芋煮会参加の手引き」
- No.005 「月刊 風とロック」3月号 怒髪天
- No.006 「月刊 風とロック」3月号 サンボマスター
- No.007 西田敏行・是枝裕和・渡辺俊美・箭内道彦