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第1回:雑誌読みの会、発足!
1)雑誌を卒業? 生まれ変わる女たち。 幅:男性誌はもちろんですが、僕は職業柄もあって、女性誌も分け隔てなく読むんですよ。今月発売された最新号のCanCam25周年の号はね、僕も買いましたよ。本当によく勉強になるんですよ、これが。25年前のCanCamの歴史が細かくて丁寧。聖子ちゃんカットからはじまり、トシちゃんが出てました、とか。 麻生:え! 自分で買ったの? 幅:そう。仕事も兼ねて。興味深いですよ。 内田:私も昔は読んでいましたよ。今もたまに見ますね。若い人にはどんなことが流行ってるのかな、って。JJもRayも。それぞれ違うから、それぞれを読んでチェックするんです。 magabon:そういうのって、私はJJで、あの子はRayで、みたいなことがあるんでしょう? 内田さんは何だったんですか? 内田:私は、初めViViやRay。それから、CanCamで最後はJJでした。 麻生:僕は全然女性誌に触れる機会がなくて・・・。女性はよく雑誌を読みかえるって聞くけど、それは、どんなタイミングで変えたり、止めたりするの? 内田:うーん、年齢で着る服が変わったりとか。持ち物も変わってくるし。 麻生:着るものが変わったら雑誌が変わってくるんだ。 magabon:卒業ってことですよ。 麻生:卒業・・・。なんだろう・・・? magabon:男のマンガ雑誌みたいなものじゃないですか?週刊少年ジャンプからヤングジャンプに行く、みたいな。 麻生:あ、そういうことか。分かった、なるほどね。モーニングを持ったらちょっと大人、みたいなことなのかな。 2)“モテ”から“愛され”へ 幅:最近のJJってお嬢さんになりましたもんね。今年の途中から急に変わった気がします。表紙や中刷りの色身を大分削ってますよ。 magabon:今月号の表紙の中にも、お嬢さんってひたすら出てきますね。「お嬢さんジュエリー」に「お嬢さんのためのまとめ髪バイブル」・・・・・・ 幅:キャッチも、すごいですからね。ちょっと前に、“モテ”から“、愛され”に変わりましたよね。不特定多数からモテるよりも、いかに一人の人に愛されるかにシフトしたんですよ。この辺りの雑誌って、今、本当に影響力強いですよね。 3)外国人クリエイターe&エビちゃん 幅:そう言えば、ベルコモンズにあるインテリアショップ<シボネ>の本棚にも、CanCamは置いてあるんですよ。アート本に埋もれて。それを外国人がすごい買っていくの。今や社会現象ですからね。東京っぽさを出すアイテムとして使っちゃうんですよ。アイコンと化しています。それにエディトリアルが異常に細かいので、それが面白いんでしょうね。外国ではできないですから。 麻生:外国人が買うんですね。縦書きも横書きもありって日本ならではの雑誌づくりだもんね。縦横無尽。そう考えると、海外のエディターが買っていくって分かる気がする。 4)女と雑誌、意外とクールな蜜月関係。 内田:私は、エビちゃんと、もえちゃんが出てるから見てる、ていう感じなんです。一番人気だし、いつまで人気なのかしらって思いながら見てます。モデルから女優への転身は多いですもんね。 magabon:そんな玄人目線で見てるんですね。 幅:でも意外とみんなそうやって見てるのかもしれないね。 内田:あと、モデルが変わったから見なくなるっていうのもありますよ。 麻生:モデルのかわいい、かわいくないが雑誌を見る基準? それってずっと読み続けているから分かることだよね。自分と似てるから見るってことではないんだ。 内田:ないですね。関係ないです。 幅:女子は、かわいい子を見たいらしいですよ。 magabon:女性誌は不思議ですねぇ。でもCanCamを今でも読んだりするって、モデル以外に何が気になるの? 内田:若い子と話すときに困るし。流行っているものとか、ドラマの話とかなんか把握しておいたほうが話しやすいです。
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