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第3回:女性ライター、リアルな女性誌談義に花咲かす!!
1)SPUR V.S. GINZA magabon:では、みなさんが個人的にいつも読んでいる雑誌は? 横溝:仕事も兼ねますが、必ず買うのは『SPUR』と『VOGUE NIPPON』。美容誌は仕事柄、必ず。特集で旅をやっていたら『CREA』、といった所ですね。 西條:ファッションだったら『SPUR』、『GINZA』。『FIGARO JAPON』の旅特集とか。 magabon:『SPUR』って支持率が高いんですね? 千木良:小物とか、いつもぽーんとかわいく見せてるんですよ。 横溝:モードなんだけど、行き過ぎてない。 magabon:程よい「洋雑誌っぽさ」がありますよね。 西條:カワイイというのが基本で、見せ方が上手い。 横溝:ちょっとガーリーですよね。 magabon:『GINZA』は、そこに 千木良:『GINZA』と『SPUR』は売り日も月初と月末だから、両方買ってる人も多いと思う。 magabon:女性のなかには、頭からつま先まで雑誌に載っているものを買うタイプがいるようですが、そういった人たちには、違う感じの雑誌ですよね。 西條:ライフスタイルが大きく影響しているのでは。たとえば、OLさんだったら、明日着ていくべき服を考えなくてはいけなかったりしますよね。そんなときに、コーディネイトを教えてくれるカタログとして、雑誌を読んでる部分もあるんじゃないかな。 横溝:実用性を求める人には、「30日間着まわし」みたいな雑誌の方が必要なんだと思う。 西條:情報も知りたいけど、ちょっと気分を変えてくれるものとして、雑誌に夢を求める人も多いでしょうね。 横溝:雑誌に夢を見るか見ないか、の差ですよね。
2)FRaU v.s. CREA 西條:あと特集でも選びますね。『FRaU』がリニューアルしましたよね。 magabon:『FRaU』のリニューアル、どうでしたか? 西條:1号目は結婚特集でしたね。篠原涼子さんが表紙の。 横溝:中吊りで“ワンテーマ・マガジン”っていうのを見て、面白そうって思った。 西條:ワンテーマで「読ませる」みたいな感じなのかな。 横溝:かなりの情報量があるのに、きちんと整理されていて読みやすいですよね。 西條:ちょうどいい読み応え感を与えてくれますよね。 横溝:立ち位置がモードすぎず、OLすぎず、コンサバすぎず、いろんなところに行っている所が好き。どこにも行ってないから、どの人でも読めるという、この立ち位置が絶妙です。 西條:占い特集も美容特集も内容が充実していたから、リニューアルしてどうなるか、楽しみです。 magabon:近いポジションだと『CREA』はどうですか? 横溝:「『CREA』で仕事したかった」って言う先輩ライターの話はよく聞きますよね。 西條:創刊したての頃とか。ちょっと男が入ってるというか、シブかったですよね。今でも映画の特集というと『CREA』というイメージ。 千木良:私もネコ特集は必ず買っちゃいます。かつての『CREA』の男気がちょっと恋しい気もしますけど…。あ、でもこの『CREA』の見出し、「だいたひかるがこんな変わる」って見たくなる。 横溝:どれだけ変わったのか…。 西條:気になる気になる。業界別「美人履歴書」の撮り方とか。『CREA』面白いかも…。 magabon:この特集や連載が好きっていうのはありますか? 西條:『GINZA』の「ハリウッド・ゴシップ」と成田陽子さんのスターインタビューは毎回読んでます。 横溝:わたしは、コスメでもなんでもひとつのテーマを深く掘り下げているものを、じっくり読むのが好きです。あと、「靴・バッグの新作:中とじ別冊」とかあるとつい買っちゃう。
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