話題のフリーペーパー専門店「Only Free Paper」を取材!
2010年12月、東京・渋谷にフリーペーパー専門店「Only Free Paper」がオープン。ファッション、音楽、アート、旅、食など、様々なフリーペーパーが揃う夢のような空間です。
セレクトショップのような、おしゃれな店内には1000冊以上のフリーペーパーが並び、気に入ったものは、もちろんフリー(無料)で持ち帰ることもOK。雑誌「Pen」でも表紙を飾り、各メディアから注目を集めています。そんな今話題のショップを訪れ、代表の石崎孝多さんにお店の魅力を直撃しました。
店内には、全国から集めたいろいろなジャンルのフリーペーパーだけではなく、日本では滅多に目にすることができない海外のフリーペーパーも揃っています。その中には学生が制作しているものも多数あり、店に揃えているものの中でも人気が高いとか。「他のフリーペーパーと比べて、広告があまりなく記事の要素が強くて読みやすい」と石崎さん。
また「学生が制作しているフリーペーパーは、配布場所が大学内などに限られがちなので、こういうスペースを有効に活用して欲しいですね」と話すように、配布場所が限定されていて普段目にすることができないフリーペーパーに出会うことができるのも、このお店ならではの魅力。
さらに、店内にはギャラリースペースも設けられ、アート作品も展示されています。アートに興味がある人にもオススメです。その他お店では、USTREAMで石崎さんのお気に入りのフリーペーパーを動画で配信したり、5月には「フリーペーパーフェスティバル」というイベントを開催したりと、ショップの枠を超えた展開をしています。
石崎さんに今後の予定を聞くと「今後は、電子書籍でもフリーペーパーを読めるサービスも始める予定です。トークショーやワークショップなどを通して、フリーペーパーの魅力を多くの人に伝えていきたいですね」とのこと。5月3日(火)から14日(土)まで、和歌山県在住の小学4年生の金岡陸くんが発行している「金岡新聞」を、店内のギャラリーで取り上げた“金岡新聞展”の開催も予定されていて、これからの活動も楽しみです。
ホームページでも、お店イチオシのフリーペーパーやイベント情報などをチェックできます。Twitterからも情報を入手可能。また店内には、林業に励む“林業少女”を取り上げた「fg」というフリーペーパーなどもあり、そのコンセプトも実に様々。新しい発見も多いスペースです。雑誌が好きな人はもちろん、これまで雑誌にあまり触れてこなかった人でも夢中になれるお店だと思います。
(S.H)