稗田くん
稗田くんとか言って会ったら会ったで、くん付けなんかで呼べるわけないんですけど恥ずかしいんで。
本日、風とロックBARの一角を陣取ってチャーハン食って酒飲んで、
エラそうに仕事をしていたところ、ロックンロール食堂の稗田さんにお会いしました。
以前、月刊風とロックの連載で書かせていただいたんですけど、
僕と稗田さんは、完全に同い年です。1974年生まれ。
なので、親しみを込めて稗田くんと呼ぶことにしますと書いたんですけど、
色々と機会もあったのかなかったのか分からないまま本日初対面でした。
いやー。
同い年って何かいいですね。
同い年であるという共通項からスタートすると、
何かしゃべったことがないのに、すごく安心感があります。
稗田さんは福岡生まれだしロックンロール食堂の前は電通九州だし、
僕と全く違う人生を歩んできたんだと思いますけど、
それでも、観てきたテレビが、きっとほぼ一緒、という安心感。
読んできた漫画が、きっとほぼ一緒、という安心感。
俺はキン肉マンも男塾も読んでないと稗田さんに告白されたら、
それはそれで終わりなんですが、
1974年生まれは、キン肉マンと北斗の拳を通過せずには生きてこれなかったはずです絶対に。
だから安心して「何で読んでないんすかありえないでしょ稗田さん!!!」
と心置きなく言えます。言わないですけど。
同い年って何かいいですね。オッサンくさいな。
僕は基本的に相手が何歳でも気にしませんが、
50歳ぐらいの人からは嫌われる傾向がありました。
ダラダラしてる。覇気がない。やる気があるように見えない。エラそう。
それは基本的に対人恐怖症の名残りであって、
別にやる気がないわけじゃないんですけど。まあしょーがないです。
やる気がなさそうに見えてるだろーなーと思ってましたし、
僕だって、そんなやつが目の前にきたらイライラしますから。
年上には年上の良さがあるし、年下には年下の良さがあります。
ただ、無条件にタメ口を聞いてもそんなに文句が出ないという点において、
同い年っていいですよね。