コミュニケーションする日記2009 その1
シブヤの街が、丸ごとキャンパスになる。
それがシブヤ大学。
「日本の教育ってどうなんだろう」という想い、
「シブヤって、ホント面白い人がたくさんいるなぁ」という想い。
ふたつの想いは、それぞれバラバラにあったけど、
このふたつをくっつけてみると・・。
地域密着型の新しい教育のカタチは、各地で少しづつ生まれているけれど、
これをやるならシブヤほど可能性を秘めた街はないんじゃない?
シブヤ大学の構想は、その気づきからスタートしました。
(オフィシャルサイトより)
箭内さんはシブヤ大学の発起人の1人でもあり、
コミュニケーション・クリエイティブ学科の学科長でもあります。
クリエイティブとは、才能のある一部の限られた人の特殊な技能ではなく、
普通に暮らす我々一人ひとりの毎日の中にだって、きっと、それを活かすことができるはず。
そんなコンセプトから、我々の日常における様々なコミュニケーションの機会を
クリエイティブという視点から捉え直していく学科です。
(オフィシャルサイトより)
そんなコミュニケーション・クリエイティブ学科で、僕は箭内さんと一緒に講義したことがあります。
『コミュニケーションする日記』というテーマの特別講義。
「これやっといたら肩書きに"大学特別講師"っていうの書けるよー」
という箭内さんの誘い文句にエヘヘヘヘとか言いながら引き受けてしまったわけで、
あれは2006年の12月でした。
前日から完全に徹夜のヘロヘロな状態のまま臨んだ講義は、
個人的にはわりとイマイチな感じでしたけど、
そんなコト言ってるとたくさんお集まりいただいた方に失礼ですよね。
僕としては頑張りましてわりとイイこと言ってたはずです。ありがとうございました。
『コミュニケーションする日記』。
それはまさに、ウェブサイト上で展開する日記。ブログ。
そのことだと思いまして。
講義参加者を受け付けるにあたって、箭内さんはこんなコメントを残してました。
昔、日記は、誰にも見せることのない
自分だけの密やかなものでした。
人には言えない気持ちを悶々切々と綴ったり、
明日の自分自身を励ますための手紙だったり。
そういえば交換日記っていうのもありましたね。
大好きな親友や交際中の相手と
その日の出来事や感情を交互に記しあい伝えあう。
引き出しの奥にしまった大切な自分の日記を
親に見られて顔を真っ赤にして大ゲンカした人も少なくないのではないでしょうか。
時は流れ時代は変わり、インターネットが普及して、
日記は、ブログやSNSとして
複数の人たちにリアルタイムで見てもらうことを前提とするものになりました。
誰かの目を意識して日記を書く。
誰かに何かを伝えるために日記を書く。
累々と続いてきた「日記」の歴史の中で、これは180度の劇的な変化かも知れません。
たくさんの人に向かって「自分」を「発信」する「日記」。
セルフプロデュースによる自己ブランディングのヒントがここにもあります。
現在における「日記」というメディアの中で、コミュニケーションをクリエイティブすることを
みなさんといっしょに考えてみたいと思います。
(オフィシャルサイトより)
どんな内容の講義をしたのかは、僕実はあんまし覚えてないので、
シブヤ大学のサイトのレポートでご確認いただければと思いますが、
2009年の今この瞬間。『コミュニケーションする日記』について思うことを述べてみようかなと。
たぶん2年前とあんまし変わってないかもしんないですけど。