ラジオ風とロック 最終回のお知らせ。
優しい箭内さんは、
「ひょっとして勘違いする人も出たりするんじゃないか」と心配しちゃうので、
仕方なく最初に申し上げておきますが、
箭内道彦の番組は、来週からも続きます。
さて本題です。
ラジオ風とロックは、2011年6月25日のオンエアをもちまして、最終回を迎えました。
長らくのご愛顧、誠にありがとうございました。
実家から自転車で近所の百貨店に行く道の途中に、
年がら年中『店じまいセール』の看板を出してた眼鏡屋があったんですけど、
もう最後の方は看板が色あせて来ておいおいおい!!!!その看板が色あせるのはおかしいやろ!!!!!
何年出し続けとんねんと。まあ、結局は潰れたんですけど。潰れるんかい。
そんな感じで。
店じまい商法とか、看板すげ替え商法みたいな低級な作戦はもちろん今日も、
全国各地で行われておるんですけれどもじゃあなぜかと。
なぜ、ラジオ風とロックは、その看板を下ろすのかと。
その前に一点申し上げますと、この番組の番組名は、
風とロック
です。でした。
ラジオ風とロック、というのは便宜上の呼称だったわけです。
風とロックはそもそも、箭内道彦のことであり、彼の会社名であり、彼の創刊した雑誌の名前であり、
彼のアティテュードであり、そして、このラジオ番組の名前でもありました。
つまり、
風とロック(あ、会社のことです)
風とロック(あ、月刊のことです)
風とロック(あ、ラジオのことです)
風とロック(あ、言いたかっただけです)
みたいな曖昧さの回避のために接頭語をつけておりました。
ラジオ風とロックは、2011年6月をもちまして、その看板を下ろし、
7月からは新しい看板、新しい名前、新しいアティテュードで、第何章目かをスタートします。
2004年8月から2005年3月までの第一期。
月刊風とロックの創刊を経て、
2007年10月に再スタートした第二期。
そして2011年7月2日(土)からは、第三期ではない。新しい名前で。
名前も、それについての話も、7月に箭内さん本人の口から、明らかにされるであろうと思います。
この『ラジオ風とロック』の看板を、僕はここに置いていきます。置き去りにしていきます。
過去を振り返るつもりはありません。そんな労力は全て今に注いだほうが良い。
変化したのではない。加速したのだ。
箭内さんの中に本来あったものが加速したのだ。
僕の中に本来あったものも同様に加速した。
これは変化ではない。
今この瞬間の時代の風を例えるならば、そういうことなのかもしれない。
僕は僕で思うところもあります。
7月から何か新しいことをするでしょう。
それはこの場所とは無関係なのでコレ以上言及はしません。
ラジオ風とロックを愛してくださった奇特な皆様。
風とロッカーズとして番組制作にご協力いただいた皆様。
ゲストにおいでいただいた皆様。
僕ごときの愛でよろしければ、精一杯の愛を。
すすけた言葉しか吐けませんが。いつもありがとうございます。
ひとまず、おさらばでございます。
(山本佳宏)