クーリエ・ジャポン on iPhone&iPodTouch
以前ご紹介した「クーリエ・ジャポン」のiPhone/Podアプリ。
有料版の4月号を購入して楽しんでました。
UIの出来栄えは素晴らしく、雑誌レイアウトとwebデザインのいいところが合一できてます。
秀逸なのは、「頁をめくる」行為について、きちんと再検証を行い、プラットホームに合わせて最適化を行っていること。
本というメタファーをFlashで扱うと、アニメーションでページがめくれるUIを実装しがち。
プレゼンでもわかりやすいので、通りやすいんでしょう。
しかし「頁をめくる」UIは既にFLASHでも、過去のものですね。
企業の広告サイトで商品情報をきちんと扱った中身が充実した「本」であれば
まだ「めくる」行為を楽しむこともできるのですが、
所詮は「情報」でしかない雑誌閲覧では「めくる」その間がじれったいものでしかない。
だからワンクリック、またはマウスを左右に振るとか、小さなアクションでページ遷移するほうが今様で、
iPhone/PodのUIの革新性も、「遷移する」アクションをミニマムにしたことにある。
Appstoreのソフトも、まずUIが優れているか否かで人気度が違うし、
UIダメなものはレビューでまず叩かれる。
クーリエのアプリを使っていると、サラサラ読みたいときはページごと受け流し、
部分的に読みたいところは該当する段組みを触ると当該の部分が拡大されます。
一度拡大したら、次頁への遷移は段組みを追いかける仕組みに変更され、
雑誌のレイアウトを追いかける目線同様すらすらとコンテクストを読んでいける。
最近のwebもこのUIを目指す勢いですよね。
ただ、1点問題が。今回は4月号を購入したのですが、
5月号発売になってもappstoreから通知が来なかった。。
自動更新でなく、各刊号を毎月買わないといけないのだとしたら
更新通知がiPodに来ないことはかなり不利。
無料のlite版は通知されるようですが、有料版こそアップデートを通知すべきなんじゃないでしょうか。