2012.12.29 『ステキな言葉大賞 2012』
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★放送時間
TOKYO FM:毎週土曜25:30-26:00
JFN:毎週土曜27:00-27:30
Datefm:毎週日曜25:00-25:30 [new!]
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箭内さんが今年も審査委員をつとめた『ユーキャン新語・流行語大賞』。
今年の年間大賞に選ばれた言葉は、
「ワイルドだろぉ」でございました。
そんななか、当番組は12月1日のオンエアで、
『ステキな言葉大賞 2012』を募集しました。
今年出会った、素敵な言葉。
つらいことや嫌なことを思い出す言葉ではなくて、
楽しくなったり、幸せな気持ちになった言葉だけの流行語大賞です。
もちろん流行ってなくても構いません。
今年、あなただけが、ふと誰かに言われた言葉でも結構です。
今年最後のラジオ風とロックは、
みなさんに送っていただいた『ステキな言葉』メールを、紹介しておりますが、
オンエアで紹介しきれなかったメールももちろんございますので、こちらにUPしておきます。
たくさんお送りいただきましてありがとうございました。
良いお年をお迎えくださいませ。
★木元章吾さん
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今年一番心に残った言葉は、
「タクシーの運転手さんに聞いたら、売上の差は、気持ちの差。
気持ちが入っている時は、お客さんも来てくれる。気持ちが入らない時には、全然止まらない。」
という言葉です。
会社の先輩が、疑問に思って、タクシーの運転手さん達に聞くと、皆こう答えたそうです。
気持ちの大切さを教えて貰った言葉です。
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★あんだ~ぐらうんだ~さん
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私が今年出会ったと思う、ステキな言葉は。
「お互い年をとりましたね」です。
以前の仕事場で上司だった人が偶然同じエレベーターに乗ってきて、去り際に言われた言葉です。
最初は、ノーメイクだったからだ。とか汚い格好していたからだ。とか思っていたのですが。
なんだか気になる言葉で、しばらく考えていたところ。。
これまで、私自身がどこかで感じているけれども、はっきりとは気づいていない事をよく声がけされていた事を思い出しました。
きっと、この言葉はそのまんまの意味なんでしょうけれども。
年をとって行く事にまだ抵抗を感じていたので、「年は取るものだ。」と言われた気がしています。
そしてまた、会う時には何て言われるんだろう?と楽しみになりました。
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★マメとロックさん
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「他者を孤独に追い遣るようなことを決してなさらぬかたでした。」
椎名林檎さんが、中村勘三郎さんへ寄せられました文章より(勝手ながら応募用に一部表現を変えています)。
“ステキな言葉”として取り上げさせていただくのは、とても非礼ではあると思いました、が、この時の林檎さんのお言葉全てが刺さって離れないため、
2012の自分に残ります言葉として、本当は全文とさせていただきたいくらいなのですが、抜粋しこちらを送らせていただきます。
「命を前借りし続け、孤高に突き進んだかたです、だからこそ、」から続く言葉で、
「本質的に味方するか/関与しないか。常々覚悟の決まった鯔背なかたでした。」と結ばれておりました。
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★とめうらちやさん
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「思い込みで死にたくない」
半年前でしょうか、元彼(クソ)をクソ女に取られて悲しみに暮れていた時、
ふとこの言葉が頭の中にポツンと浮かび悲しみを消化するために何故か突然漫画を描き始めました。
その漫画を何故か友人に薦められた漫画公募展に出したら大賞をいただくという大逆転を得ることが出来ました。
その時はただひたすらにこのまま死にたくない!こんな所で死にたくない!でも元彼は死ね!!とずっともがき苦しんでいましたが、
今思えばあの時は全力疾走でとても生き生きしてた(顔は死んでた)と思います。
なんか長くなりましたが、なんでも頭の中で思ったまま、想像のままで死にたいなと書いててまた思いました。
また漫画描きたいです。
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★福島県/みっきさん
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2011年の9月のLIVE福島★風とロック★スーパー野馬追から参加しています。
今年9月の芋煮会で箭内さんが
「世界で一番楽しい場所にしよう」
と言われていたのが深く心に残っています。
箭内さんたちが、福島で楽しい場所を作ってくれよう、
一緒に楽しい場所を作ろうとしていることが、とても嬉
しくて、とても心強く感じました。ありがとうございます。
”風とロック福島 LIVE福島 CARAVAN日本 ~Merry X'mas to ふくしま~”
参加します!また、元気を貰いに行きます(^^)
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★神崎天音さん
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言葉「明日はきっと明るい日」
blogで小説など書いてる人のサイトで出会いました。
こう考えると誰にでもそれが平等に訪れるという意味らしいです。
この言葉が広がらなくてもこのような世界になることを祈ってます
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★神奈川県 Ryojiさん
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「夢があろうとなかろうと楽しく生きてる奴が最強。by 高橋歩」
高橋歩さんという、自由業?の人のコトバです。何年か前に聞いた言葉なのですが、
ふと思い出して、本当にそうだなと最近腑に落ちたコトバがこれでした。
お金があろうとなかろうと、仕事があろうとなかろうと、悲しみがあろうとなかろうと、
生きている間はなるべく楽しい方を選んでいきたいと思っています。
次点は、「チャンスに、てれるな。by箭内道彦」だったことも付け加えておきます。
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★千野さん
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『自分の人生に必要な人だったら、必ずまた巡り合う』
高校の先生に恋愛相談をしたら、先生の経験談を話してくださり、その話のなかにこの言葉がありました。
経験談なだけに、この言葉にとても真実味を感じました。
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★ことさん
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6月に父が亡くなった時に、知り合いのジャーナリストの方が
「こと、強く生きろよ」
と、頭に手を乗せて目を見て言ってくださいました。
今でも鮮明に思い出せるくらい、心に残ってます。
「がんばれ」という言葉が少し苦手な私にも、この言葉はスッと入ってきました。
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★北海道 おぐすけさん
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大学の友達にかけてもらった
「いつもみたいにテンション高く話してよ」
というのが今年心に残った言葉です。
中学のときに、今まで友達だった人にある日を境に卒業まで悪意をぶつけ続けられたことや、
部活のメンバーに全く相手にされなくなったりしたことで、どこか僕は自分のことを毎日低く見積もって過ごしていました。
あのころ、もしかしたら見ていてくれた人がいたかもしれないけれど、
自分のことで精一杯だった僕にとって家族しか助けてくれる人がいませんでした。
家族がいたからなんとか灰色の日常を過ごすことが出来た。
だけど高校生活まで守ってもらうと、もっとダメになると考え親元を離れました。
自分で動いている感覚が欲しかったのだと思います。変わりっこないのに変わりたかったのです。
そしてその場で考えたまま笑って言葉を発している人が本当にうらやましかったです。
何か言ったら陰で言われるのが怖くて、毎晩部屋にこもって誰かに笑ってもらえるように、
今の僕にできる限りのおもしろい話を考えていました。
けれど、当然のごとくうまくいかず僕はとにかく焦っていました。
なんだか居候させてもらっている祖父母や送り出してくれた家族に対しても申し訳ない気持ちが膨れて来ているのに、
何にも出来ていない自分に憤りを感じていました。
言葉は自分の中で生まれては発することなく消えるのがだんだん当たり前に思えて、
ぼんやりと毎日を映画を眺めるように過ごしてしまい、人目を気にし外もろくに歩けなくなりました。
それでもこのままではいけないと思い、一度だけ話したい人と話すようにしました。
とても楽しかったのですが「あいつ最近調子に乗ってる」と1カ月ほどぼろくそに言われてなんだか全て投げだしたい気持ちになりました。
寂しかったけれど、ここでも無理だ。そんな諦観にとりつかれました。
夜に聴くラジオだけが楽しみでした。
ポジティブなまんまでずっと過ごせたらどうなっていただろうと過去にぶらさがって、卒業式が終わった夜に1人で泣きました。
1年間1番前の席に座って予備校の授業を受け続けるという自分ルールを課した浪人の時期を超えて大学生に去年なりました。
精神的な面は半年カウンセリングに通って治しました。
大学で出来た友達とは今、楽しく過ごしています。
人と話すのってこんなに楽しいんだって久しぶりに思えました。そしてある日言われたのが初めの言葉でした。
いつもって、僕のいつもは、もやが、かかったようなのではなかったのか?あこがれていた日常に今いるのか?
僕は本当にうれしかったです。僕は僕のままで僕の思ったままの速度で一緒に過ごしたい人といることはできるのだと実感できました。
僕の輪郭を伝えてくれたこの言葉は僕のとても大切な言葉になりました。
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★秋田県 きもさん
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4歳の娘に言われたひとことが今でも忘れられません。
夫の両親と同居していますが、お姑さんが毎日一言も言葉を交わしてくれない中
日々同じ家の中で暮らしています。
ある日台所の使い方について非常識だと非難され、
「この家を好きなように使いたいなら、私(姑さん)が死んでからにしてください」
と言われ、何も言えず娘を抱きかかえ自分の部屋に戻り泣き崩れていたときに
娘の”さな”(4際)から言われた言葉です。
「さなはママの味方。 だって、 『 お腹の中からずーっといっしょだから・・・ 』 」
と。
どんなに周りに敵が多くとも、分かり合えない人がいて苦しくても
この子がいれば大丈夫だと思った瞬間でした。
お腹の中からずーっといっしょ・・・。
これ以上の絆って無いんじゃないかなぁと思う一幕でした。
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(山本佳宏)