月刊風とロック12月号当選者発表!!!!!!!!
そんなことで、今回も。プレゼント。決定です。
若き頃はつまらぬ意地や自尊心などたくさんございまして、
思春期以降、何かのプレゼント応募企画に応募したことって、
あんまし記憶にないですねー………
小学生の時に、ジャンプの懸賞には応募してたなー。
ツインファミコンがマジで欲しかったんで。
中学とか何か送ったかな。
あ、そういえば、FM802かな、FM大阪かな、忘れましたけど、
たぶん豪華だったんで802でしょう。
好きなアルバムCD10枚プレゼント、みたいなのがあって、
ガキの頃とか月に1枚買うので精いっぱいな小遣いで、
どっちかっつーと全部友達からレンタルするかレンタルCD屋行くか、みたいな財布の中身で。
これは応募したなー。ハガキ出しました、確か。
今、というか、一個人としての僕は、そういうタイプのメディアからのアクセスに対しては、
基本的に無反応です。
プレゼント応募とか絶対にしないし、個人情報をあいつらに取られるの絶対にやだし、
欲しけりゃ自分で買えばいいと思ってるし、モノをあてがわれて数字稼ぎの道具にされるのとかふざけんなと思うし。
別にそこまでのめりこんで参加しなくても、俺には俺の楽しみ方があると思ってるし。
プレゼントのキーワードは番組のどこかで発表しますよ~!
…アホか。アホか。アホか。三兄弟分のアホか。
意外と多数派の意見だと思うんですけどね(笑) どうなんでしょう。
既存のメディアに従事する人たちと、視聴者、ユーザー、利用者、お客さんと呼ばれる人たちは、
お互いに線を引き、溝を掘って生きてきたわけで、メディアは殿様。視聴者は農民。
良く知られた話をします。わりとベタなウンチクですよ。でも正月だしね。
三波春夫さんという昭和の大歌手がいらっしゃいましたが、
超有名な彼の名言、『お客様は神様です』っていうのは、聴いたことある若手の方もおらっしゃるでしょう。
『お客様は神様です』って、どういう意味か。
徹底的なサービス精神の現れ?
客を釣るための技術?テクニック?お題目?
実は違ってですね。
『お客様は神様です』は、端的に言うと、商売の姿勢を表現したキャッチフレーズではありません。
三波春夫さんは、そういう意図でこの言葉を発信していたのではありません。
100%、後世の誤読です。
お客様は、神様のように崇めるべき存在である、ということではありません。
お客様の中に、確かに、『神そのものが存在する』。
そういう意味です。
舞台に立ち、芸能を披露するのは本来神仏への奉納であったわけで、
つまりは神様によって自分のクリエイティブを引き出され、最高のパフォーマンスができる。
その神の化身として目の前にいるのが、観客なんだと。
目の前のお客さんからのメッセージをしっかりと受信してこそ、自分は発信できる。
お客様は神様です。
そーいうこと。ちなみに僕は宗教の話をしてるつもりは一切ございません。
「お客様は神様なんだろ?何でも言うこときけテメー店員のくせによ」みたいな、ヤカラみたいな客。
表向きはペコペコして迎合しつつも心の中では舌を出して客をバカにする店員。
この誤読が、今の日本のメディアが根っこからダメだってことを、
ある意味では超ストレートに表現しているかもしれませんね。
発信者も受信者もなくて、2人の人間の間には、ものすごい数のメッセージの交換が常にあって、
つまり、どちらかがいないなら、そこには何もない。ただそれだけの関係。
お客様は神様ではないし、メディアは日本を牛耳る殿様ではない。
僕たちは肌で、とっくにそんなことに気づいてる。
上と下の2次元だけで、人と人の位置を測れますか。
何を言いたかったのかというとですね………何だっけ。
あ。月刊のプレゼント当選者。
僕、読んでほしいんすよ。できるだけ多くの人に。読んだことがない人に。
月刊風とロックを。
僕はこの雑誌の一部にしか携わっていないけど、本当に素敵な雑誌だと思う。
箭内さんからの、届けたいメッセージだらけの雑誌だと思う。
だからプレゼントしてるんです。手に入れる手段が少ないみなさんのために。
読んだことがない人は、ぜひ読んでほしい。
それがプレゼントをしている動機です。
…っていう、苦し紛れの言い訳でございました。
民間放送である限り、数字を獲って、広告収入を増やす。
それは大前提であることは僕も当然理解しています。
ただし、それはあくまでも現状ってことでね。
現状を肯定しているかぎり、現状は現状であり続け、
次第に目を背けることさえできなくなっていく。
ここまで前置き。当選者の発表です。
★東京都 ちほさん
★東京都 亜実香さん
★神奈川県 飯野礼子さん
★東京都 ポインセチアさん
★東京都 スキピオさん
以上5名のかたに、
奇跡と伝説のフリーペーパー、月刊 風とロック(定価0円)2008年12月号を差し上げます。
たくさんのご応募ありがとうございました!1月号も、プレゼントやりますね。
(山本佳宏)