ナウマン不在
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TOKYO FM:毎週土曜25:30-26:00 JFN:毎週土曜27:00-27:30
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職業的には失格の部類ですがもはや職業とかどうでもいいのですが、
普段テレビは見ません。
例え自分が構成をやってても、なかなか見ません。
じゃあ何してんだよと問われれば、仕事をしてます。
ここがダサいとこなんですけどねー。
俺はとにかく人と会う、とか、
クラブで踊ってます、とか、
音楽を聴いて豊かな時間を、とか、
そういうこと言えたらいいんですけどねー。
仕事をしています。
売れてるわけではなくて単なる貧乏性なんですが、
まだ作家を始めたばかりの頃は当然仕事なんて全然なかったんですけども、
やっぱり何かをずーっと考え、時には文字にしたりしていました。
貧乏性に生まれた子は貧乏にすがるように生きて、
これは仕事だという思い込みにすがって日々を生きる。
仕事がないのが怖い。
何もしていないことが怖い。
ありがちな貧乏性は、会社員だけでなく、
こんな水商売の男にも影を落とすものなのですね。
そんなことはどうでもよくて本題なんですが、
たまたま環境音楽としてテレビをつけてたんです、見ないながらもBGMとして。
ちょうどドラマをやってました『アスコーマーチ』。
武井咲ちゃんかわいいですね。
台詞がパラパラと断片で耳に入って参りました。
「部品のひとつひとつでしかないやつら」
「1つのものを作るのにはたくさんの部品が必要」
「何に使うかわからなくても1つ1つに役割がある」
「必要のない部品は1つもない」
的な。
こういった言葉で感動を催すほど僕の亀頭はもはや敏感ではないのですが、
耳に入ってきた台詞で思ったのは、弊番組のディレクターである、
ナウマンこと横川涼さんのことです。
ナウマンさんはラジオ業界においてただ一人、未来の鍵を握ってます。
未来や過去などこの世に存在しない、あるのはただ今のみ。
そう言い続けてきた僕が言語中枢をねじって『未来』という言葉を使うのは、
ラジオにおいてはナウマンさんだけです。唯一の宝です。“一つの指輪“です。
僕と関係する、あるいは関係しないラジオの皆様、
お気を悪くされましたら申し訳ありません。
でもこれは、事実です。
もちろん僕は、未来には何の興味もないですし、
今を最高値で通過することの意味を大切にしているつもりですし、
今を最高値で通過してらっしゃる方もたくさんいることでしょう。
ただ、もし未来にラジオというものが存在するとするならば、
そのラジオの名前は、横川涼だと思ってます。
僕が今日ラジオの仕事を全部辞めたところで、
あるいは、今後20年ラジオの仕事を続けたところで、
この世界は何も変わりません。僕には変える事ができません。
その可能性があるとすれば、鍵はナウマンさんが持ってます。
そして、その鍵をどうするかは、ナウマンさんの自由だと思います。
捨てても別にそうか、と思うだろうし、
握って進んでも別にそうか、と思うだろうし。
未来の鍵を"持っている"というのは、そういうことです。
さてホモ臭い文章を終えてまだ本題ではありませんでした。
そんなにこいつが褒める横川涼って誰やねん知らんがな、とお思い頂ければ幸甚です。
今週6/4と来週6/11のラジオ風とロックは、『ナウマン不在回』です。
ナウマンさんは現在、東京を離れております。
分かりきっている事実ですが、みなさんが普段お聴きになっているラジオ風とロックは、
ナウマンさんが作った物です。
僕は毎週どんな番組を作るかを考えますし、パーソナリティとして話すのは箭内さんです。
しかし、実際にこしらえてみなさんの耳にプレゼンテーションするのは、ナウマンさんです。
番組の部品の一部であるディレクターを、部品として交換することは可能か。
可能です。
誰か別のディレクターさんに代打を頼んで収録・編集を行う事は可能か。
可能です。
どの部品が欠けても、番組は完成しない。
しかし部品は、交換可能です。
箭内さんさえいれば、いやひょっとしたら、箭内さんすらいなくとも、
番組はできあがります。
自分のやっていることは、誰でもできることじゃないだろうか。
自分がいなくても、この仕事は回っていくんじゃないだろうか。
そうです。誰でもできます。仕事はGOES ONします。
ラジオ風とロックの編集は、ナウマンさん以外にはさせません。
今週土曜日は、無編集でオンエアします。
それはただのエゴだろうというご批判はあろうかと思いますが、
これはエゴではありません。これがラジオ風とロックです。
(山本佳宏)