拝啓、パピー兄妹さま。

最初に、言わせてください。
生まれてきてくれて、ありがとう。
生きてくれて、ありがとう。

木漏れ日の日々、
キミタチが、好奇心や、警戒心や、楽しむ心を、日々成長していく様子を
まぶしいような気持ちで、見守っていました。
あまりに、生命感にあふれていて、
あまりに、元気にあふれていて
「生きてる」っていう実感が満ち満ちていた。
ほんとうに、まぶしかった。

一緒に過ごせる時間はあっという間で
「時間よとまれ!」
なんど神様にお願いしたか、わかりません。

一緒にいる日々は、ほがらかと、すこやかと、おだやかと、ふわふわに包まれて
こっちまで、誰かにやさしくしたくなるような
そんなやさしい空気に包まれていました。
キミタチへ。

生きることは、楽しいよ。
それでもときどき、壁がある。
でもね。
壁につきあたったときは、仲間が助けてくれる。家族が助けてくれる。

だからキミタチは
たのしいときも、いいときも、家族や仲間を大切にしなくちゃいけないよ。
それがいちばん、大切なものだから。

ここで生まれ、ここで育った君たちが、たったひとつ。
そのことを覚えていてくれたら、うれしいです。
たった一言、っていいながら、二言かな。
「生まれてきてくれて、ありがとう。」
「しあわせに、生きるんだよ。」
その二言に、気持ちがぜんぶ、つまっています。

キミタチの成長を、たくさんの人たちに見守ってもらったね。
ありがとう、たくさん、ありがとう。
かしこ。