« 最初から読む前のページTOPへ »

お互いがよきパートナーになるために    2007,09,28 11:26



ジャックラッセル・オーナーさんは


どんなふうに、自分の相棒ジャックと暮らしているんだろう?


ジャックラッセルテリアを飼われている方が集まる、


JRTしつけ教室にお話を聞きに行きました。



教室にて。


どんな「テロリスト」たちが待ち受けているのかと、ちょっとドキドキ。


でも、あれ?


たしかに、明るい!


たしかに、楽しそう!


でも。


本で読んだような「凶暴な」とか「荒っぽい」なんていうイメージとは


ちょっと違う。


とにかく元気で、朗らかで、活発、フレンドリー。


まだ若い犬たち同士がこうして会って触れあうことで


ただ今、社会勉強をしている最中です!っていう印象を受けました。



このしつけ教室は、訓練士さんからしつけのアドバイスをしてもらったり、


JRT飼い主さん同士が、そのときどきの悩みや解決法を


情報交換する場所にもなっているようです。


一人で悩むより、みんなで考えよう!っていう場所かな。


しつけ教室は、犬がなにかを覚えるというより、


犬を育てる人間がお勉強する場所、というふうに考えたほうが合点がいく。


こんなときには、こう対応したらいいんだ。


こんなときには、こう教えたらいいんだ。


そんなことを人間が覚える場所じゃないかなって思いました。



ジャックラッセルテリアに限らず、どんな犬種でも同じかもしれません。


犬は、向き合えば向き合うほどに、


知をはぐくみ、人間の目を見、声を聞き、状況を判断するようになる。


「お手」「スワレ」「マテ」という、


「これをしなさい」っていうことだけを教えることが


大切なのではなくて、


人間とともに歩み、ともに暮らす、パートナードッグとして、


お互いが心地よく過ごすための「ルール」を理解させ、


ゆるぎない信頼関係を築くことが、いちばん基本なのかもしれません。




犬育てで忘れてはいけないのは、


「その子がどんな子なのか」っていうことと、


自分にとって、「どんなパートナーになってほしいのか」ということ。


「いい犬」の通信簿や偏差値なんてない。


しつけマニュアル本に書いてあることが全部できて


のぞみ通りの犬がほしいなら、それもいいかもしれない。


でも、自分にとって「どんなパートナーでいてほしいか」論は


飼い主さんそれぞれに違うはず。


しつけの一歩で大切なことがあるとしたら・・・。


人間との信頼関係をちゃんと築くこと、だと思う。




ジャックラッセルテリアはとても頭がいい。


ときどき、ずるがしこい。


ときどき、聞こえないフリをしたり、忘れちゃったフリをする。


反省してるフリもする。


人間のことをよく観察している。


人間より、ときどき、役者が上じゃないかって思うことも。


物事の理解もはやいし、感じ取ることも敏感。


叱られてもめげない、ときには飼い主より偉い気分になってしまう・・・


なんていう輩も中にはいるみたいだけれど。



そんな賢い彼らだからこそ、


しっかりしとした絆や信頼関係を築いたときには


最高のパートナードッグに、なってくれるはず。


それに・・・しつけに手を焼くことも、ジャックラッセルテリアを飼う醍醐味さ!


って思えば、もっと、もっと、JRTライフをenjoyできる。


どんなことだってenjoyしちゃう彼らだから。


アジリティ競技やオビディエンストレーニングでも、


持ち前のENJOY SPIRITSと、ハイパーパワーで、


大活躍しているジャックラッセルテリアがたくさんいます。


しつけ、というよりも「上手に関係を築くこと」で、


ジャックラッセルテリアの個性を伸びやかに育んであげられたら、


きっと飼い主の世界もぐんぐん広げてくれる、


そんな犬たちだと、思います。



ドッグスポーツをする人からジャックラッセルテリアが愛されるのは、


そんな彼らの、精神的な能力と、肉体的なタフな運動能力の


両方があるからではないでしょうか。


たくさんの潜在能力を秘めた小さな白い犬。


それがジャックラッセルテリア。




まずは、信頼関係を築くこと。


お互いが、最高のパートナーになること。


それができたら、あなたは、My Jack Russel Terrierと何をする?


アジリティ?


オビディエンス?


フライングディスク?


それとも・・・。


そんなことも楽しいけれど、


ただ毎日を一緒に過ごしてくれるだけでも、最高の相棒かな。




「しつけ」っていうと、なんだか上から目線だけど


お互いが楽しく心地よくいられるためのルールを教えるって思うと


なんだかそれは、犬だけじゃなくて、人間にだって言えることかな。


ちょっと人間ぽいところのある、個性的なジャックラッセルたちと、


そんなふうに、付き合っています。


だって、そのほうが、楽しい。


ナンバーワンの、おりこうさんを求めるんじゃなくて


オンリーワンの、パートナーになってほしい。


ワンダフルライフは、どこまでも、広がります。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

« 最初から読む前のページTOPへ »

カレンダー

2009年06月
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

カテゴリー

コメントを見る