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ジャックラッセル・テロリスト!?    2007,09,21 13:18



ジャック・ラッセル・テリアって、どんな犬種?


犬図鑑とかインターネットで調べると


「とってもハイパー」「凶暴」「初心者には難しい」なんて言葉が


たくさん並んでいて、ジャックラッセル・テロリスト


なんて書かれているものもあった。


テ・テ・テ・テロリスト!?


あんなにかわいい顔して、まさか!?


ほんとのところ、どうなのだろう?




ジャックラッセルだけでなく、「テリア」という犬種は、


もともととても気が強くて、がむしゃらで、いつだって勇猛果敢な犬種。


だから、ジャックラッセルテリアも、他のテリアさんたちと同じように


勇気があって、明るくて、そしてそしてとってもタフ。


それは、もともと狩猟犬としてつくられたことにも、由来する。




そんな彼らと暮らすと生活が一変するって言われるけど、ほんと?


JRTをひと言で言うなら、“ENJOY DOG”なのだと思います。


いつだって、瞳をくるくるさせて、興味津々。


ちょっとやそっとのことじゃメゲることなく、前へ、前へ、GO!


そんなハイパーな彼ら。


だからこそ、楽しい。


だからこそ、笑わせてくれる。


だからこそ、いつだって真剣勝負で向き合う。




でも、ハイパーなだけじゃなくて、人間を観察する洞察力や、


人間と一緒に暮らすパートナードッグとしての協調性はすごくあると思う。


小さいけれど、従順でない賢さ、


自分の頭で考えて判断する賢さをもったスパイシーな犬。


山椒は小粒でも、ピリリと辛い、みたいなものかしら。




ジャックラッセルテリアは気が強い。


たしかに、そういう一面を持つ子もいるでしょう。


テリアという犬種の性質を考えれば、そういう一面はたしかに強いかも。




でも、犬は生き物。


人間がひとりひとり同じでないように、


犬だって1頭1頭違う個性を持っている。


犬との付き合いかたに、


「これだ!」っていう正解はないのかもしれない。


ジャックラッセルテリアだから、っていう決めつけをすると


ジャックラッセル育てを間違ってしまうかも。




ジャックラッセルテリアと暮らしていて感じる、彼らとの上手な付き合い方は・・・。


「イケナイ!」と怒る回数より、


「よくできたね!」とおだてる回数を増やしたほうが


彼らはいい気分になって、覚えてくれる。


つまり、減点法じゃなくて、加点法の犬育てっていうこと。



いいことをしたら、ほめる、ほめる、たくさんほめる。


そりゃもう、犬相手になんでこんな甲高い声って思っても、


GOOD!GOOD!よくできた~。


ときには、ご褒美だってあげる。


トイレのしつけもそう。お留守番もそう。


リードトレーニングも、アイコンタクトも。

できた→ほめる。


これだけのこと。


ほめる方法というのは、


否定や減点でなく、肯定と加点の方法でものを教えていけば


「お互いが心地よく、お互いを好きでいられて、やりやすくする」ということ。




いつだって、人間が大好きで、


人間と関わっていたくて仕方がない彼らだから。


叱ったり、怒ったりするよりも、彼らのすっとんきょうな振る舞いも、


我が目を疑うようなイタズラも、底知らずの元気なパワーも、


彼らの個性だと思って、それを大好きになることからはじめるといいと思う。


そうすると、たいていのことは笑い飛ばせるようになる。


たくさん笑わせてくれる彼らのことを、もっと好きになる。


しつけっていうより、


やっぱり、絆をどう結んでいくかっていうことなのかなぁ・・・。




それに、とことん陽気な彼らを迎えたら、


あんまりおりこうさん過ぎても、面白くない。


いっぱい笑わせて、いっぱい楽しんで、いつだってそばにいてくれる


そんなところが、彼らの魅力なのだから。


合言葉は、ENJOY!


きっと、たくさんのハプニングや、事件を起こしてくれるはず。


でも、元気すぎて起こしてしまう事故や喧嘩には、要注意!


あまりにも、猪突猛進すぎて、事故に遭ってしまうケースもあるようです。




それから、もうひとつ、知っておきたいこと。


「白くて小さくて可愛いから飼った」ものの、


想像以上にわんぱく過ぎて、やんちゃすぎて、


飼い主さんの手に負えなくなるジャックたちもいると聞く。


だから、まことに残念なことに、「テロリスト」なんて


不名誉な呼び名をいただいちゃったりするわけで。




日本だけでなく。


ニューヨークのとあるシェルターでも、


保護されて来るジャックラッセルの姿がよく見られるようです。


ほんとうのジャックラッセルは、ちゃんと上手に育てれば


子どもとだって、犬同士だって仲良くできる、フレンドリードッグ、なのに。


見た目の可愛さと、サイズの小ささ、コミカルな性格から


一躍人気者になったジャックラッセルテリア。




「ジャックラッセルは誰でも飼える?」


はい。


誰でも飼えますとも。


た・だ・し。


あのハイパーさと、陽気さ、頑固さと、タフさ、健気さとまっ正直さに


とことん、最後まで向き合いつづけられる覚悟のある人なら。


その個性を、楽しいと、大好きだと、愛せる人なら。


だから、ほんとうの彼らのこと、もっと知ってもらえたらなと思う。


もっと知って、彼らのこと、大好きになってもらえたらなと思う。

世界中のジャックラッセルテリアが、


しあわせな毎日を、しあわせな家族と過ごせますように。

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