ESUKEIPU
緊張する。
すげー緊張する。
昔、「お前は緊張すると無意識に下クチビルを噛むクセがある」
と言われたことがあって、だからどうしたと思ったことがあって、
でもまあ確かに噛んできてて、その流れで言うと、
今、奥歯で下クチビルをすり潰しそうなぐらい緊張してます。
ウソです。
全力でウソをつく人を、僕は信用します。
週刊風とロックのTOPページから行ける、"風とロックBOOKS"というコンテンツの中にもありますが、
『風とCM 箭内道彦とCM全作品とその仲間』という本があります。
コレいい本。コレ良くまとまってる。コレ読みやすい。
箭内道彦を風とロックを知りたいから何か分かりやすい本ない?って聞かれたら、
僕は迷わずこの本をすすめます。2100円。高っ!!!! すすめます。
僕、人にすすめた結果あげちゃって自分で持ってません。(miyasakaさんください)
ダウト! ブレイク! エスケイプ!
…って書いてあります。箭内語録です。
箭内さんはエスケイプをし続ける人生。
みんながよってたかって登る山から逃げ続けた。
誰もいない場所を探し続けた。
俺は人まねなんかしねーぜ、俺はオリジナルだぜ。
そんなカッコイイことを考える必要もなくて、
ただただ箭内さんは逃げる。アンチの方向へ。
その道程こそが、風とロックである。
僕も逃げ続けてここまでやってきました。
僕がこういう仕事がしたいというか、こういうことがやりたいと思って生きてきたのは、
間違いなく、あるお笑いコンビのおかげというかせいというか確実に僕の根っこです。
だからというかなんというか、この仕事を始めるにあたって、
絶対に違う場所にいようと思いました。
弟子にしてくれとか、番組手伝わせてくださいとか、絶対にしないようにしようと。
逃げました。これは箭内さんのいうエスケイプとは違うのかもしれないけど、
僕は逃げました。
絶対に違う場所で、違うことをやって彼らを超えようと。
じゃないと超えられないと思ってやってきました。
その結果、彼らだけでなく、他の作家さん、他のクリエイターからも逃げて逃げて、
この場所だったら俺が1番だと思える場所を探してた気がします。
僕、仕事で段々緊張しないようになってきてて、
それが今現在の最もイヤなことなんですけど、
緊張する。
ラジオ的には『放送室』にもご出演されていますが、
放送作家の高須光聖さんがゲスト決定です。
放送日はまだ未定ですが。
高須さんはご存知の方も多いと思いますが、ダウンタウンさんの同級生で、
ダウンタウンさんに誘われて、この世界に入りました。
緊張する。高須さんの初仕事みたいな番組を、
小学生だった僕はキャーキャー言いながら家で見てたわけです。
僕の逃げの根っこはなんだったのか、お話しさせていただいたら分かるのかな。
いや、意外と何もしゃべれず終わる気がする。
人と会って緊張して何も話せない僕とか、最近見てないな。
そんなグズグズの僕が見れるのかと思うと楽しみです。
放送日程が決まり次第ご連絡もうしあげます。
(山本佳宏)