人は
ピュアな人間なんて1人もいねーんだ。
俺たちは、本当に汚いんだ。
それに気づいてショックなんだ。
そこからが人生スタートなんだ。
汚い俺たちは、生きます。
そして、死んだ人の分まで、みんなに「またあした」って言います。
俺たちは楽しく生きて、もっと生きたかった人たちの楽しい思い出を、
キラキラ輝かせなきゃいけないんだ。
だから俺たちは、楽しく生きていこう。
先日発売された、SCHOOL OF LOCK!の学校指定オフィシャルブック。
『SCHOOL OF LOCK! DAYS2』に、僕はそう書きました。
買ってください。売れれば売れるほど赤字です。でも買ってください。1300円です。
読んでほしい。僕たちが2年半叫び続けてきた心を、読んでほしいです。
人の生き死にで商売できるほど、僕の腹は据わっていません。
だから、冒頭のようにしか、書くことができませんし、責任も持てませんし、
これ以上の何かをさも感動的に書き連ねる、昨今の感動大好き・泣けること大好き的風潮は、
大っ嫌いです。
死んだでしょ。悲しいでしょ。泣けるでしょ。感動するでしょ。
ほら難病患者だよ。ほら障害者だよ。ほらみなしごだよ。同情するでしょ。
そういうのは、全然好きじゃない。
腹が据わってない証拠です。
こんにちは。またも1日更新を飛ばしてしまいました。すみませんぬ。
別に悲しみにくれていたわけでは全然なく、仕事に追われつつ、
友達の披露宴に行って朝まで泥酔したり、モンスターハンターポータブル2ndGをやったり、
しておったからです。モンハン5時間もやっちゃいました。楽しいですねオンライン集会所。
僕たちは、生きていく過程で、一定回数、人が死ぬのを目の前で見ていきます。
それは、生きていくうえで必要なことです。人は死ぬ。どんどん死ぬ。そして自分も死ぬ。
泣きじゃくりながら、それを少しずつ理解して生きていく。
人生で決まっていることは、死ぬことだけです。あとは何も決まってません。
僕は阪神大震災を被災しまして、実家は大した被害じゃなかったですけど、
それでもとんでもなく揺れて、知人はいっぱい死にました。
人は一夜にして、時には大量に死んでいきます。
僕は、死ぬまでの人生を、せめてつまんないと思わず生きていたいです。
ちなみに、昨日の披露宴の新郎のオヤジは、10日前に急逝しました。
孫の顔が見れずに残念だろうけど、まあハワイでの結婚式には出れたし、良かったんじゃないでしょうか。
人は、必ず死にます。
生き死にの話、しかも私事ばっかり書いてごめんなさい。暗くなりましたね。
もうここではあんましやらないようにします。
15歳、中学3年生の僕は、人見知りで暗くて夢も希望もなくて、
親のことも大嫌いで、人間が大嫌いで、そのくせ寂しがって、
人が寄り付かないのを他人のせいにして生きてました。
友達と呼べる人のことも信用なんか1度もしたことなかったし、信じて裏切られるのが怖かったです。
非常に傲慢な生き方だったと思います。
そんな中、僕がほぼ唯一と言っていいぐらいのめりこんだのが、ダウンタウンでした。
彼らの笑いが僕にとっては全てで、何もかもが新しく、そしてリアルタイムでした。
日本の笑いのステージを確実に上に上げたダウンタウンの笑いを、
僕が正統に継承しなきゃいけない。
アホな中3の僕は、それぐらいのことを思ってたかもしれません。
そして先日も言いましたが、いざ仕事を始めるにあたって、僕は逃げました。
ダウンタウン的なものから。つまりは中3の僕から逃げました。
逃げて逃げて、でも根っこにあるものは変えようがないと薄々感づきながら逃げて、
ここまでやってきました。
ごく一部の10代の人たちは、時に僕のことを神のごとく(笑)
取り扱いになってらっしゃって、大丈夫かしらこいつらと思って困ったりもしますけど、
15歳の彼らにとって僕が重要なのだとすれば、
それは『人生15歳で終了説』からすれば大変なことなのであって、責任を感じたりもします。
再来週。放送作家の高須光聖さんがゲスト。
緊張してたんでしょう、たまにしゃべる僕の声は、完全に痰が絡んでました。
ちなみに、来週分のグループ魂・破壊の分は、まだ収録してません。
すごく楽しみにしてます。
(山本佳宏)