フリーダムとは。
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やりたいことがやれていいな。
好きなことを自由にやれていいな。
芸能人とかアーティストとかに会えていいな。
オシャレな店で飲み食い遊びできていいな。
お金儲かっていいな。
楽しそうでいいな。
僕はフリーです。フリーランスですランスって何。
ランスとか言われても、
広島の2割1分ぐらいの打率でホームラン王獲った外人しか想起されないし語感がキモイんで嫌いです。
ライターっていう呼ばれ方も嫌いです。
こっちはすべてのクリエイティブ背負って書いとんじゃお前は何係なんじゃコラ椅子に9時から5時座り係かとか、
わりと条件反射的に懐の浅いコンプレックスを照射してしまいがちなので、
むやみな照射を避けるためにも呼ばれたくないですし、
そのあたりも含めて肩書きにこだわってしまってて良くないなーとは思うんですけども。
一からフリーでスタートしたわけじゃなくて事務所に拾ってもらって所属してた時期もあるんですが、
本質的に作家という職業はフリーを志向するもんだと思うし、
俺がこの世で一番オモロイと思い込んでる気持ち悪い人の集団でもありますんで。
…と思ってたんですけど、最近は自分で自分のことを面白くないと思ってて
しかも実際に面白くない若い作家さんもたくさんいらっしゃって、
この人たちはすごく真っ当だけど一体なんでこんなところにいるんだろうとか、
ふすぎな思いをすることもよぐあります。あ訛っちゃったすいません。
そんなわけで僕はフリーで仕事してます。ある意味では社長です。ある意味ではじゃなくても社長ですが。
フリーって自由って意味ですけど、
実際にフリーになられた方には骨身に染みるほどご同意いただけるかと思いますけど、
フリーになればなるほど、人づきあいばっかりです。
才能とかセンスとかでバリバリやってくぜオラオラオラオラオラオラ仕事俺に頼みたいだろオラオラオラオラオラみたいな
血気盛んな若者も1人か2人、このブログをお読みになってるかとは思いますがそんなの仕事全体の2割とかです。
1割かな。
あとは全部人づきあいです。人間関係がすべてと言っても過言ではありません。
会社員のほうが、時にはよっぽどその辺から解放されてると思います。
自由は自由ですよ。自分のスケジュールとかやる仕事とか、自分で決められますから。
だがしかしそれは計算上のことであって実際は決められません。
社長だのなんだの言ったって、結局は『仕事をもらう立場』なんですよね。
言い方に違和感があるならば『お金を出してもらう立場』とでも言いますか。
生きていくためには、メシを食っていくためには、やりたくなくてもやんなきゃいけない仕事があります。
だから会社員の方が僕たちに向ける一番の羨望ポイントは、実はないんですよね。
ほとんどの作家さんは、30歳ぐらいまでは、おそらく舞い込んだ仕事を断ったことないはずです。
脊髄反射で「はいやります」って言ってるはずです。
なぜなら、一度断ってしまったあと、間を空けて次の依頼が、
依頼主(僕らの場合は放送局のプロデューサーディレクターあるいは制作会社)から来る保証が、
どっこにもないからです。
「あっそ。別にいいよ、他にやりたいやつなんかいっぱいいるから」って言われちゃったら、割と終了だし。
そこに才能の優劣はありません。仕事があることがすべてなわけです。
じゃないと「俺天才」って家で寝ころんで言ってるニートと全く同種ですから。
表現する場をもらえてこそ、才能とやらの使い道があります。
それがメディアという場所に依存する、『放送作家』という職業のロマンシングSA-GAです。
あと言っときますと、僕作家を始めて最初の2年ぐらい、月のギャラ1万5000円とかですから。
バイトと貯金の切り崩しとマヨネーズ舐めで死にそうになってたことを考えたらよっぽどみなさんのほうが稼いでますよ。
あ、でも最近はもっとちゃんともらえると思いますんでそんなに心配しないでください。
僕の場合は、強大な武器であるミーハー心を一切持たずにこの世界に入ったんで、
わりと苦労しました。モチベーションをもっと精神的なところに持たざるをえないわけですんで。
あ、でも初めて優香を近くで見たときはテンション上がりましたねー。9年前かな。
やりたいことがやれていいな。
好きなことを自由にやれていいな。
芸能人とかアーティストとかに会えていいな。
オシャレな店で飲み食い遊びできていいな。
お金儲かっていいな。
楽しそうでいいな。
楽しくなんかないですよ。別に職場は。楽しくするために頑張ってるだけで。
自由なんかないですよ。別にこの仕事は。全責任を軟骨すり減らして背負い込んでるから自由に見えてるだけで。
では、やりたいことをやるためにはどうすればいいのか。
表現する場を自ら生み出すためにはどうすればいいのか。
そこからが第2章なわけですね。
そのお話は、またいつかってことで。
(山本佳宏)
SCHOOL OF LOCK! LIVE TOUR YOUNG FLAG08開幕致しました。
初日のZEPP TOKYOは、くるり、THE BACK HORN、ASIAN KUNG-FU GENERATION。
THE BACK HORN、最高でした。たまんない。あんな清々しいスピードで障害物もなく突っ走るバックホーン、
初めて見たかもなー…ある意味では。武道館よりも走ってたかも。いいLIVEだった。
今度はゆべしス松田くん含め、4人でゲスト来てくださいぜひ。