あらあらクロノス終わっちゃってるよ。

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ディレクターのナウマンも明朝だと勘違いしてたようですが、
箭内道彦が贈るTOKYO FM&JFNの朝のワイドプログラム、
『クロノス』。
本日の朝、無事送出完了したようです（笑）

（笑）じゃねーよすいません箭内さん、顔出せませんでした。

多分僕とかナウマンが行って生スタジオで腕組みして構えたりすると、
『クロノス』チームが楽しくないだろーなーみたいな。そんなことも考えたりしちゃったりして。

っていうかクロノスって今誰が作ってるんでしょうか。知らないです。すいません。

僕が5年ぐらい前からずーっと思ってることの1つに、
「ラジオを生き延びさせるためには、スターが絶対に必要」ってのがあります。

演者じゃなくて、制作者のスター。スターディレクター。スタープロデューサー。が必要。

あいつが新しく作る番組が始まる、ってだけで業界がざわついたり、
その外にまでクリエイターとしての名声がこぼれていったり。そういう人。
上手とか技術あるとか、そんなことじゃなくて。
かつてはスターがいた。たくさんいたと思います。

今はいません。1人もいません。

スターの香りを感じさせる唯一の人は、TOKYO FMの森田太さんです。
贔屓目すぎるだろと言われても、僕にはそうとしか思えないんで書きます。

ただ、森田さんのスター街道は、まだ始まったばっかりだと思うんで、コレからどうなるかは、誰にも分からない。
ただ、唯一香りがする人。

スターはいません。スター候補生もいません。

だから、ラジオは頑張って、スターを1人でいいから、エコヒイキしたおしてでもいいから、
養成したほうがいいと思います。
こいつは！と目を付けたやつに、デカくてフレッシュで、しかも誰がやってもある程度面白くなるような。
いわゆる「オイシイ仕事」を徹底的に回した方がいい。
イヤミなぐらいのスターを作るために、徹底的にお金を使ったほうがいい。

これは個人的な意見ですが、そうとう芯を食ってると思います。

ラジオは人にお金をかけなさすぎました、あまりにも。
そしていまだに、その失態に気づいていません。
今後、人間のクリエイティブに、失敗を恐れずしっかりと投資することができるかどうか。
すげー問われてると思います。

なので、ギャンブル的にスターを目指して、ラジオ界に飛び込んでくる若者は、
ある意味、超見る目あると思います。大穴狙いってことで。
そこそこの倍率で安定した勝負をしようとしてラジオに入ってくる人は、本気で見る目ないです。

もし、今からラジオに携わろうとする方がいらっしゃるなら。ぶっ壊しに来てください。

そんなことでですね。
毎回毎回、ラジオマンでもねーくせにラジオの悪口みたいなことばっか書いてお前何様なんだと。
お思いの向きもあるかもしれませんが。

ラジオが今、どんなふうに最悪なのか。
それを知らないと、僕が心に描く、キラキラしたラジオへの扉を探すことができないんで。
僕は言い続けます。ラジオは今、最悪であると。

その代わり、探します。扉の場所を。代案を提示せず批評しかできないクズ野郎にはなりたくない。
ラジオがダメな責任の一端は、当然僕にもあります。

世の中の人たちが、扉をくぐって、キラキラしたラジオを楽しんで、ちょっと幸せな人生になるように。
僕はそこには行かないかもしれないけど。でも多分、扉を見つけられるんじゃないかなと思ってます、今は。
明日は分かんない。

とはいえ、言いたいことは、
クロノスのみなさん、箭内さん、柴田さん、おつかれさまでしたー！
早朝番組が1番寿命縮みますよね。
毎日大変ですけど頑張ってくださいー。

(山本佳宏)