ラジオへの恋文 -その2-
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twitterライフ、わりと楽しんでおります。
コレを書いてる時点で、僕をフォローしてくれている方の数は、717人ですね。
この前、オンエアでtwitterに言及した時には100人ちょっとでしたんで、
すごーく徐々に徐々に、な感じで、とてもうれしいです。ありがとうございます。
知人が個人的にやってるアカウントを、どこかのメディアで紹介されちゃったらしくて、
3人ぐらいしかいなかったフォロワーが、翌日に2000人ぐらいになってて笑いました。
ロス暴動でショーウィンドウ割られた電気屋さんみたいな。
伊集院光さんもtwitterやってらっしゃって、僕はフォローはしてないんですが、
どなたかが伊集院さんのつぶやきを引用されてらっしゃったんで、僕も失礼して引用させていただきますが、
"僕は今日の、いや、今現在の所は、ラジオとツイッターの直接的合体をよしとしないスタンスなのでやりません。
引っかかる所を解消できるアイディアを出そうとは思っています。"
なぜなのか、っていう部分は、伊集院さんも、『140文字じゃ語れないし、自分の番組では、ってことでいうと』
という言及をされてらっしゃったので、憶測で語るのは避けますが、
僕も、ほぼ同じようなコトを現時点では思ってます。
ラジオはラジオという存在として、何になりたいんですか、ってことです。
ちなみにですね、これは昨年の12月に書きなぐって長くなり過ぎて分割いたしました、続編的な文章です。
長くて大変恐れ入りますが、まずはそちらからお読みいただければ幸いです。
そして改めて先に言及させていただきますが、「お前テレビとか別のとこでメシ食えてるからラジオの悪口言うんだろ」
ということはなく、完全に現役で当事者であることをまずはご諒解ください。
ほとんどのラジオ制作者にとって、ウェブもしくはインターネットというのは副次的業務です。
もっと言えばおまけ的なものです。
もっと言えば仕事が増えてめんどくさいと思っているものです。
えー、曲選んでキュー振りして編集だけしてりゃ良かったのに、バックナンバー書かなきゃいけないんですかー?
来週の番宣を面白おかしく更新しなきゃいけないんですかー?
え、ブログやって写真とか撮らないといけないんですかー?
ええええー新企画のウェブページをどんなふうにするか僕が考えるんですかああああ?
それラジオディレクターの仕事ですかああああああ?
こういう人が、目算で7割います。地球滅亡まであと2年しかないのに。
では、残りの2割とか3割の人たちは、どうなのかというと。
テレビになりたがります。
音じゃ伝わらないから写真を撮ろう、サイトに載せよう。
いや映像あったほうがいいよね、デジカムで撮ろう、ネットにUPしよう。
動きある方が断然楽しいよね、いっそストリーミングで動画配信しよう。
やりたいことがある、ということを存在の理由にしているので、
クリエイティブの場としては健全だろうとは思います。
ただ、それ…テレビになりたいだけちゃいますか?
だったら、テレビ作ればいいんじゃないですか?
大まかに言うと、ラジオとネットの、現場での関わり方は、そういう感じです。
あ、テレビで1個思い出しました。
数年前、僕がやってたラジオ番組のゲストに、日テレの五味一男さんがゲストでいらっしゃったことがありまして。
五味さんと言えば、『投稿!特ホウ王国』『速報!歌の大辞テン!!』『マジカル頭脳パワー!!』
『エンタの神様』などを手掛けた、ザ・視聴率男と呼ばれる方で、今は多分めっちゃ偉くなってらっしゃるはずですが、
その時に、「ラジオをもっとたくさんの人に聴いてもらうためには、どうしたらいいですかねー」
みたいな質問を受けたときの五味さんの答えは、
「…まあ、賞金1億とかプレゼントすればみんな聴くんじゃないでしょうか」
みたいなコトで(笑)
そりゃそうですよね。お前ら自分で考えろ、が正解だと思います。
閑話休題。
僕が、twitterのみならず、ラジオが何らかの新サービスあるいはメディアを足したりくっつけたりしていくことに対して、
引っかかりを感じるのは、そういう、根本のモチベーションに対しての疑問が、どこかにあるからです。
そうなんです。やることそのものじゃなく。その根っこにある、ラジオ制作者たちの『やりたいこと』って何なんだろと。
根本的に、その『やりたいこと』が欠落してるとしか思えない状況が、散見されます。
ラジオに、最新お出かけスポットを教えてほしいって、誰か言いましたか?
ライフスタイルの提案をしてほしいって、誰か言いましたか?
今かけたその曲を聴いて、誰がどんな風に心を揺すぶられましたか?
アーティストやタレントの、テレビでは聴けない、ここだけの本音トークという名の雑談を聴きたいって、
誰か言いましたか?
言った人はいるでしょう。いないとは思いません。僕も好きなアーティストの話は聴きたいです。
でも、その相手となる人がどんな人で、どんな顔でどんな仕事してて、
その瞬間にどんな感情でラジオの前にいるのか。
知らないのに、知ってるふりでやってますよね。つーか死にものぐるいで知ろうとしてないでしょ。
マス・コミュニケーションの『マス』って何ですか?誰に向けてコミュニケーションしてますか?ラジオはマスコミですか?
メール受け付けて読んだら2WAY コミュニケーションですか?
twitter見ながらハシャぐのは次世代ラジオですか?
ネットと連動してますとか言ったらクライアントに出稿していただきやすいですか?
ラジオは、何がしたいんですか?
ラジオは、貴重な電波に乗せて、何を飛ばしてるんですか?
心とか言いたいですか?誰かに向けて心を飛ばしてるラジオ制作者が何人いるんですか?
ここから先、僕が乱暴に話を進めていくのは簡単ですが、というか、さっきまでそれをずっと書いてましたが、
やっぱり僕としては、ラジオ制作者、ラジオディレクターのみなさんのご意見を伺うのが先ですよね。
僕が仕事をしたことがあるラジオ局なんて関東近郊の5、6局しかありませんし、
出会ったディレクターさんの数も………忘れた(笑) 50人とか?もっといるかもしれませんが、
いずれにしても限定的で、独善的になるおそれがありますので。
放送と通信の融合、とか、メディアミックス、とか、2.0、とか、垣根を乗り越える、とかそういうことじゃなく。
すべての人と人は、『やりたいこと』でつながっていく時代だと思います。
自分たちで作った垣根を、乗り越えるもへったくれもないです。
つながんなきゃ、ラジオは終わります。終焉です。
全てのものに終わりはあります。終わりを始まりに出来るかどうかが、問題なわけで。
すべての人が、すべてのメディアが、すべてのコンテンツホルダーが、『やりたいこと』でつながって、
そのユニットの中で自分はどんな役割ができるのか、ってことで。
テレビ、ウェブ、雑誌、書籍、広告、音楽、金融、メーカー、公務員、農業……
色んな人たちと手をつないだ時に、ラジオは「僕たちは○○ができます」と言います。
何ができる、と言いますか。
僕が常々言っている、ラジオの新しい役割とは、『テーマパークの館内放送』です。
という話を、次回書きます。スイマセン!!!!また長くなっちゃったんで!!!!!!分けます!!!!
また制作だけの話になってしまいました!!!!!無計画でした!!!!!
(山本佳宏)