思い返してみると、私は昔から東京タワーが好きでした。何だか気分がモヤモヤする日は、会社から1時間くらい東京タワーまで歩いてみたりしておりました。人が東京タワーに惹かれるのは何故なのでしょうか。あと、東京タワーというものを語る時、誰もが若干おセンチになってしまうのはなぜなのでしょうか。
今日は、この物語の題名でもあるところの、東京の象徴のど真ん中、「東京タワー」前での撮影。あの時、上京した「ボク」の心を去来したのは、どういう想いだったんだろう、東京にどんな希望や恐れを抱いていたんだろう、なんて、柄にもなく、ちょっと詩人になってしまうのでした。