箭内道彦、miuroと出会う。 07.04.17
話題のクリエイティブ・ディレクターが考える、miuroライフとは?
原宿の遊歩道。そこから少し奥まった場所にある建物の2F。今回miuroが訪れたのは「風とロックREVOLUTIONS」。話題のクリエイティブ・ディレクター箭内道彦さんのショップ兼ギャラリー兼オフィスとして、さまざまな情報を発信している場所です。
まずは箭内さんに、miuroについて聞いてみると……。 「miuroを初めて見た時に思ったのは、マジックで顔を描きたくなるような愛らしいデザインだなってこと。ダンスもいい意味でゆるくてチャーミング! これで資生堂「uno」のCMソングとして使っている、ジャズバンド「勝手にしやがれ」の『U-K』、『U-K-2』、『U-K-3』を流したら、かなりいい感じじゃないですかね。それから、なにも音楽に限らず、例えば名作落語なんかを聴いたりしても、おもしろそうです」。

ほかの機能性についてはどうでしょう?
「パソコン内のサウンドライブラリーを無線LAN経由で聴けますが、誰のパソコンかによって、miuroのキャラクターが一瞬にして設定されるのが、おもしろいと思います。無線LANがあれば、パソコンがなくてもインターネットラジオを聴ける機能は素晴らしい。もし、miuroが自宅にあったら、帰宅時に玄関で出迎えてほしいですね。その際に「お帰りなさい」なんてしゃべってくれたら、さらにいい。ぜひおしゃべり機能を追加してもらいたい、と思います」。
「風とロック REVOLUTIONS」の壁と床には、アーティストのヒロ杉山さん率いるエンライトメントによる「風になびく草と山と雪」という絵が描かれています。そこの床に佇むmiuro。その姿は、まるで荒野に彷徨いこんだかのよう。見ているだけでいろいろなドラマをイメージしてしまいます。
miuroを見たお客さんの反応はさまざまで、「これはなんですか!!」とびっくりする人もいれば、後ろのほうからじっとその動きを眺めているだけの人もいる。踊るmiuroを追っかける人もいる。エントランスからおそるおそる顔を出して、miuroを見つけたことをきっかけに中に入ってくる人も。人によって反応こそ違いますが、ほとんどの人は、未知のものを発見した喜びや好奇心に溢れていました。ショップスタッフからも、「お客さんが途絶える時間帯でも、miuroがいれば寂しくない。ふにふにした踊りがカワイイ」と大人気です。
  箭内道彦(クリエイティブ・ディレクター)/風とロック REVOLUTIONS

資生堂「uno」や浜崎あゆみの森永製菓「ハイチュウ」、タワーレコード「NO MUSIC, NO LIFE.」など話題の広告を次々と手掛けるクリエイティブ・ディレクター箭内道彦。最近では自身が手掛けるフリーペーパー「月刊 風とロック」も好評を博している。ここはそんな彼のショップ兼ギャラリー兼オフィスとして、オリジナルグッズの販売や仕事の打ち合わせ、ライブや展覧会などが行われている。
www.kazetorock.co.jp


Photo:Yoshiyuki Obuchi / Text:Hiroya Ishikawa

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