オーディオとしてのmiuroの秀逸さ。 07.05.11
クリエイティブディレクターが実感した、miuroの素晴らしき音質とその未来。
今回訪れたのは、空間デザインと空間演出を中心にクリエイティブディレクションを行っている、ジェイ・ティー・キュー株式会社。こちらでは代表取締役であり、クリエイティブディレクターの谷川淳司さんの私物として、miuroが愛犬ムツ&ランとともにオフィス内を元気に動き回っていました。
オフィスの広さは約180㎡。ここでは15名ほどのスタッフが日々、クリエイティブワークに取り組んでいます。ユニークなのは置かれている家具類。有名無名問わず、さまざまなところから集められた多様な家具や雑貨が、見事な調和を演じています。谷川さん曰く、“乱雑に調和”された空間に佇むのは、ブラックのmiuro。すでに3か月が経過したmiuroとのライフスタイルについて、谷川さんに聞いてみました。
「miuroはオフィスの入り口付近によく置いています。色がブラックだからか、オフィスに訪れた人からはカワイイよりもカッコイイという反応が多いですね。しかもみなさん口を揃えて、音がいいと絶賛しています。ボク自身も正直な話、ここまで音がいいとは思っていなかったので、嬉しい誤算でしたね。しかもダンスをする、つまりは音源が動くので、すごくライブ感があるんです。例えるなら、野外ライブの時に風が吹いて音が流れたり、音が揺れるような感じに似ています。」
「よく聴くのはラウンジやポップス、アンビエントなど。BGMとして流していますね。真夜中にはハウスやドラムンベースなどを流し、クラブのように楽しむこともありますよ。とにかく気分を切り替えるのには最適です。ペットと遊ぶ感覚に近いと思います。miuroってデザインやその動きに注目しがちですが、音楽を聴くことを主眼においても十分魅力的だと思いますね」
今後の可能性について谷川さんに聞くと、miuroを愛するがゆえ話が止まりません。「例えば、移動する機能をもっと発展させて、設定できるポイントやそこで奏でる音楽をいくつも自由に指定できれば、おもしろいと思いますね。音楽を何曲か聴かせたら次のポイントへ移動して、そこでまた音楽を聴かせるといった、流しのミュージシャンみたいなことも可能ですよね。」
「さらに何台かのmiuroがシンクロできれば、ユニットでダンスをさせてみたいですね。編隊を組んで遠くから走ってきたら、そのままイベントに出演もできますね!それぞれ1台ごとに、miuroが別々の音が出せたらまるでバンド演奏ですよね…」 話せば話しただけアイデアが出てくる谷川さん。 「それから電話としてハンズフリーで話ができたり、ワンセグを楽しめたり、音楽と一緒に香りを出したり…」 miuroの大きな可能性をいろいろ引き出していただきました。
  谷川淳司(クリエイティブディレクター)/ジェイ・ティー・キュー株式会社

数々のディスプレイデザイン賞の受賞、入選を果たしてきた谷川淳司が設立した空間クリエイティブカンパニー。近年では表参道ヒルズの空間演出プロデュースや文化庁メディア芸術祭 総合空間プロデュース、先日のミラノサローネではLexus L-finesse Invisible Gardenのクリエイティブディレクションや TOKYO DESIGN PREMIO DESIGNER’S WEEK in MILANO 総合空間プロデュースを手掛け、いずれも高い評価を受けている。8月には東京ビックサイトで開催されるGoodDesignPresentation2007の総合空間プロデュースを担当する。
www.jtq.jp


Photo:Yoshiyuki Obuchi / Text:Hiroya Ishikawa

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