カルチャー
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ドギ男とラバ子のMovie Talk!

2006年08月22日

さてさて、今日は、手前味噌ではありますが、コンテンツの紹介をさせていただきます! 

このコンテンツ=『ドギラバ』の見どころは、もちろん『ドギラバPhoto』! カメラマン樋口さんと登場くださるみなさんが作り上げてくれるステキな“ドギラバワールド”は、観ているこちらにも幸せな空気を運んできてくれますよね! これからも、たくさんのドギラバのみなさんをご紹介していきますので、楽しみにしていてくださいね!

そんな『ドギラバPhoto』は、毎週月・木更新。そして毎週金曜に更新されるのが『ドギラバMovie』! 週末にゆっくりDVDでも観ようかな…なんてみなさんに、おすすめ作品を1本ずつご紹介していきます。作品レビューを担当するのは、どちらも筋金入りのドギラバ=ドギ男とラバ子のコンビです。このデコボココンビのおバカな掛け合いにも乞うご期待! 通常の映画レビューとは異なり、とにかく“犬”! “ドギラバ視点”で見どころをご紹介していきます。

ドギ男とラバ子のMovieTalk=『ドギラバMovie』は毎週金曜日更新! 『ドギラバPhoto』とあわせてお楽しみくださいね!

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現実と向き合うためのドギラバ作品、『犬を飼う』

2006年09月05日

わたくし湯佐家のゴンタは何回も言うようですが、現在18歳の立派なおじいちゃま。歩き方もヨボヨボで、毎日寝てばかり。

老犬を飼うということは、大変なこと。人間同様、日に日に老いてゆく姿を目の当たりにするのは、辛い。そして何よりも悲しいのは「ゴンタがいつかいなくなってしまう」ということを思うとき…。

私は、今だに犬の最期を見送ったことはありません、が、想像するだけで狂いそうになります。しかし人間と同様に犬も生き物です。命には限りがある、それが現実です。辛いことだけれど、犬を飼っている以上、その犬の最期を見送ることが飼い主の責任なのだと思います。

谷口ジローさん・作の『犬を飼う』は、そんな老犬の最期を忠実に描いている作品なんです。

若い頃には、考えられなかった犬の老い。足はヨボヨボになり、お尻あたりの筋肉がダンダン落ちてくる。その絵があまりにもリアルで、私はそこにゴンタを重ねてしまうほど、感情移入してしまいました。

散歩中のおばあちゃまがジローに向かってこう言います。

「早く死んであげなきゃだめじゃない。おまえ…わかるだろ?  あたしもさ、早くいっちまいたいんだよね。楽しいことなんかなんにもありゃしない」

…何とも言えない気持ち。ゴンタも最近寝てばかり、起きていてもどこかつらそうな表情です。歩きたくても思うように歩けない。食べたくてもこぼしてしまう。思うように動けない苛立ちとプライド(ゴンタは元々潔癖症でとてもプライドが高いんです)を傷つけられた情けない気持ち。きっとゴンタはそんな気持ちで過ごしているんじゃないかしら…?

犬を飼っている責任感のある“ドギラバ”のみなさんへぜひ読んでもらいたい、湯佐お勧めの“ドギラバ”作品です。ぜひご覧ください!

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“ブロンズ像”ならぬ“ブロンズ首輪”?!

2006年09月15日




毎週金曜に更新される『ドギラバMovie』、みなさんチェックしてくださってますか?! 今回=Vol.5で紹介されているのはアキ・カウリスマキさんという監督さんによる『過去のない男』という作品。「はて、これってどこが“ドギラバ”? ヒューマンドラマ? 大人の淡いラブストーリー?」というのが湯佐の第一印象だったのですが…

ところがどっこい! この作品、ちゃ〜んと『ドギラバMovie』にふさわしい作品なんです! なんでも、かの有名なカンヌ国際映画祭のイベントのひとつで、名演技をした犬に贈られる名誉ある賞=“パルム・ドッグ賞”を受賞している作品なんだそう。そもそも、そんな名前の映画賞があるなんて初耳!

受賞したワンコ、いいえ、名優犬には、ブロンズ像ならぬ金の首輪(写真・下)が贈られるそうです! 非公式の“お遊び的(?)”な賞とはいえ、設立されたのは2001年…もう6回も受賞作が生まれているんですね〜…知らなかった!

そんな演技派(?)のワンコがどこで出てくるのか、どんな名演技を見せてくれるのか…気になるドギラバのみなさん、まずは『ドギラバMovie』をチェックしてみてくださいね!

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モンゴルの大草原で暮らしたい!〜ワンコのおうち事情を考える?!

2006年10月06日


わたしたちmagabonの編集部は、東京は表参道にあります。『ドギラバPhoto』の撮影も、いまはまだ東京近郊で行なうことが多いのですが(いずれは津々浦々お伺いしたいと思っています! 全国のドギラバのみなさん、待っていてくださいねー!)、やっぱりマンションにお住まいの方がほとんど。東京、しかも都内だと、ひろ〜いお庭付きの一戸建てなんて、なかなか手が出ません…というか、いまの湯佐にはどうしたって無理(となりの席のドギラバプロデュサー担当のMさんも「湯佐さんだけじゃないから! そんなの夢のまた夢だよ〜」って叫んでます)! そういえば、今回の『ドギラバPhoto』に登場くださった田澤さんとリリィちゃんも、都内某所のマンションにお住まい。しかも、探すのにと〜っても苦労されたとか。そう、増えてきたとはいっても、ペットやワンコと暮らせるマンションって、まだまだ豊富とはいえないですもんね。

そんななか、前出のMさんが「いま引っ越しを考えていて…ワンコと暮らせることが必須となると、なかなか難しいよねえ…モンゴルにでも引っ越すか!」と言い出した! え、え、Mさん! いくら一戸建てが無理だからって、それは飛躍しすぎでは?! なんて思ったら、Mさん、今回『ドギラバMovie』で紹介されている『天空の草原のナンサ』を観たんだそう。この作品の見どころは…『ドギラバMovie』を読んでいただくとして(笑)、「あのモンゴルの大草原で、ワンコを思いっきり遊ばせてあげたい!」って思ったんだそう。うーん、なるほど。おうちのお庭がモンゴルの草原よろしく広かったら、ワンコもさぞかしうれしいだろうなあ…。うん、湯佐もモンゴル行き、ちょっと考えてみようかな?!

ちょっと話が飛躍しちゃいましたが、そうそう、ワンコのおうち事情! やっぱりワンコとの生活=ドギラバライフを最大限に考慮して、ワンコと暮らしやすい、ワンコにストレスの少ないおうちで暮らしたいですよね! ドギラバでも、々このテーマで、もちょっと掘り下げた情報をお伝えしていけたらと思っていますので、どうぞお楽しみに! で、この週末、もし時間があったら、『天空の草原のナンサ』、観てみてくださいね!

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どのいぬにも命があります。

2006年10月18日


展示会全体の様子


「No」と回答した犬の「分かれ道」


本屋さんに行ってみてね!


犬の命について・・・。犬を飼うことについて・・・。そして飼い主さんについて深く考えさせられる『ただのいぬ。プロジェクトvol.2 Do you have home? 展 』を見に行きました。

「Do you have your home? 」に対して「Yes」のいぬと「No」のいぬ。

今年で2回目となる、この企画展は、「Do you have your home? 」の問いに対し、「Yes」のセクションと「No」のセクションに分かれています。「No」と回答した犬はその先に「分かれ道」(写真・中)があり、“譲渡団体”などに命を救われる1割の幸運な犬と命を失う9割の不幸な犬の部屋にそれぞれ分かれています。どんなに頑張っても救えるのは、たった1割なんです。ツライですが、それが現状です。救うのには、限度があります。だから・・・「No」の犬が、一匹でも増えないように。当たり前のこと(犬を最後まで飼うこと・捨てないこと)だけど、当たり前のことが出来ない飼い主を一人でも増やさないように・・・そうすることが大切だと思います。

「No」と回答したうち9割の不幸ないぬ・・・

家がない犬=飼い主がいない犬。行政により年間十数万頭の犬たちが“処分”されていきます。『ドリームボックス』と呼ばれる鉄の小屋で、炭酸ガスによる窒息死です。『ドリームボックス』行きの犬たちは、“処分日”が、書かれた鉄格子の部屋に入れられ、その日を待ちます。“処分”される犬は、1日平均“450頭”。例えばそれは、中学校1校にいる全生徒数ぐらい。毎日1つの中学校の全生徒が亡くなっていると考えると・・・。そういう状況を作り出した飼い主達は、テロですね。本当に。

「Do you have your home? 」に対して「Not Yet」のいぬ

「Not Yet」=「まだいない」。この犬たちは、“犬・猫の譲渡団体”により、保護され、ボランティアの方々の家で、飼い主さんとなってくれる人たちを待っている、犬たちです。このコーナーでは、[譲渡団体が『動物愛護センター』にて犬を保護→飼い主さんがみつかるまで犬を預かってくれるボランティアさんのお宅→飼い主さんに渡る] と一連の譲渡システムをわかりやすく、日順をおって、展示してありました。里親システムが欧米諸国に比べまだ遅れている日本ですが、このような展示を行い一人でも多く、譲渡システムを理解していただき飼い主さんや、ボランティアさんが増え、一匹でも多くの命が救えたらなと思います。

リリー・フランキーさんや乙武洋匡さんのワンコも・・・

「Yes」と回答した、幸せな犬の飼い主さんたちは、一般の方々から、リリー・フランキーさんや乙武洋匡さん・スチャダラパーのボーズさんなどの著名な方々までさまざま! 犬たちの表情は、それぞれ豊かで、個性があふれるものばかり。犬好きとしては、見ているだけで、顔がほころんでしまう写真がたくさんありました。

飼い主とは、命を預かる大切な仕事

ペットを飼うということは、その子の死に目まで面倒を見ることだと思います。私、湯佐は、現在18歳でヨロヨロのゴンタを飼っています。おじいちゃんでボケてるから家の中でウンコはたれるし、どこへ行くにも腰を持ち上げてやらないといけないし、正直大変なことばかりです。でも私はゴンタの大切な命を預かっている飼い主だから、その命を最後まで見届けようと思っています。それが命を預かっている者の最低ラインの常識だと私は、思っています。

この展示会で、飼い主に捨てられた犬の目を見て、泣いてしまいました。同じ犬なのに、こんなにも、さみしい顔をしている・・・。すごい悲しい気持ちになりました・・・。“ドギラバ”な皆さんなら、ありえないと思いますが、犬を飼うなら絶対に捨てないでくださいね! そして責任が持てない人は絶対に犬を飼わないでください。これが、この展示会で再確認させられた私の感想そして私からのお願いです。

*展示会を見られなかった方は、こちら・・・『ただのいぬ。』(写真・下)発売中です。どうぞ手にとってみてくださいね!

『ただのいぬ。』角川文庫・刊 438円(税別)


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犬を飼っているあなたへ。犬を飼おうと思っているあなたへ。

2006年11月01日















インターネットで広まった作者不明の『犬の十戒』。多くの雑誌や本で取り上げられ、既にご存じの方も多いと思います。

“ドギラバ”がスタートしてから早2ヶ月ちょい。ここで“ドギラバ=doggy lover=犬を愛する(人たち)”を振り返る意味で、ドギラバなりにこの『犬の十戒』を訳してみました。

この詩は、犬目線で犬の気持ちが伝わってくる素晴らしい詩です。特に今から犬を飼おうと思っている方は、自分への誓いという意味でも目を通していただけるとうれしいです。

--------------------------------『犬の十戒』-------------------------------------

1.My life is likely to last ten to fifteen years. Any separation from you will be painful for me. Remember that before you buy me.

ワタシの一生は、10~15年と短いので、あなたとほんのちょっとの時間でも離れることはつらく寂しいのです。どうかワタシを飼う前にそのことを心に入れておいてください。

2.Give me time to understand what you want of me.

あなたがワタシに何を望むのかを理解するまで少しでいいので、時間をください。

3.Place your trust in me…It’s crucial to my Well-being.

ワタシのことを信頼してください…それだけでワタシは幸せなのです。

4.Don’t be angry at me for long and don’t lock me up as punishment. You have your work, your entertainment and your friends. I have only you.

長い間ワタシに怒りを向けないでください。罰として、ワタシを閉じ込めないでください。あなたには、仕事があります。楽しみが、そして友達がいます。でもワタシには、あなたしかいないのです。

5.Talk to me sometimes. Even if I don’t understand your words, I understand your voice when it’s speaking to me.

ワタシに時々話しかけてください。言葉の意味などわからなくても、あなたがワタシに話しかけてくれる言葉は全身で理解できるのです。

6.Be aware that however you treat me. I’ll never forget it.

あなたがワタシとどのように接しているかを考えてみてください。ワタシはあなたにされたどのようなことも決して忘れません。

7.Remember before you hit me that I have teeth that could easily crush the bones of your hand, but that I choose not to bite you.

ワタシを叩く前に思い出してほしいことがあるのです。ワタシはあなたの手を噛み砕くぐらいの歯があるけれど、ワタシは決してそうしないということを。

8.Before you scold me for being uncooperative, obstinate or lazy, ask yourself if something might be bothering me. Perhaps I’m not getting the right food or I’ve been out in the sun too long or my heart is getting old and weak.

ワタシのことを言うことを聞かない、頑固だ、怠け者だと叱る前に、そうなってしまった原因が何なのか考えてください。もしかしたらワタシに合う食事ではないのかも?日中ワタシを太陽の照りつけているところに長時間ほったらかしにしているのかも?ワタシが歳をとってきて心臓が弱くなってきているのかも?などなど…と。

9.Take care of me when I get old; you, too, will grow old.

ワタシが歳をとっても、今までと変わらずに面倒をみてください。あなたもいつかワタシと同じように歳をとるのです。

10.Be with me on my last journey. Never say, “I can’t bear to watch it.”or“Let it happen in my absence.” Everything is easier for me if you are there. Remember, I love you.

どうかワタシの最期を見守ってください。「見ているのが怖い」とか「私のいない所で逝ってほしい」などと絶対に言わないでください。あなたがいるだけで、何事も安らかに受け止められるのです。覚えていてください。いつもワタシはあなたを愛しているということを。

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犬は命ある生き物です。犬はわたしたちにたくさんの愛をくれます。会社で嫌なことがあった時も・彼氏にふられた時も…どんな時でも、無償の愛をくれます。だから犬にもたっぷりと愛情を注いでください。

どんな関係でもそうですが、犬と人間も“GIVE AND TAKE”だと私は思うのです。愛情をもらっている犬の目は、“安心した優しい目”です。世界中の犬すべてが“安心した優しい目”になるように。世界中の飼い主さんがみんな“ドギラバ”となるように…心から願っています。

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人間を癒してくれるセラピストは犬…? !

2006年11月08日


犬は居てくれるだけで、心に温もりを与えてくれるものです。私はどんな犬にもそのようなパワーがあると思います。漫画『Dog Road ―セラピードッグ・チロリの物語―』は、人間に癒しを与えるセラピードックチロリの実話です。

老人ホームや知的障害者のいる医療現場で閉ざされた心を開くお手伝いをしているセラピードック。彼らの多くは捨てられた犬です。主人公のチロリもまた虐待を受けたことのある捨て犬でした。チロリはたくさんのつらい経験を経て、それを克服したからこそ、多くの人間に生きる希望を与える存在となったのです。

“ドギラバ”チームもリコメンドする『Dog Road ―セラピードッグ・チロリの物語―』はセラピードックだけでなく、捨て犬の実態も忠実に描かれています。

『Dog Road ―セラピードッグ・チロリの物語―』
 川上慎 著
 秋田書店 版
 893円(850円+税)

“セラピードック”についてさらに知りたい方は、こちらもご覧ください!
>> 国際セラピードック協会

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d-o-gという文字の順番を逆さにしてみれば、出てくる言葉は? 

2006年11月10日

旦那さんと奥さん。お父さんと息子。彼氏と彼女。会社の上司と部下。幼なじみ同士。人間の関係には、たくさんの間柄があります。それと同様に、人間と犬の間柄もさまざま。ちなみに湯佐家の場合、母はゴンタの母さん、父はゴンタの父さん。そして私は幼い頃から一緒だったので、ゴンタとは“仲間”のような間柄です。

この小説『ティンブクトゥ 』の飼い主=ウィリーと、飼い犬=ミスター・ボーンズは、まさしく気の合う仲間。友達がいないちょっと変わり者のウィリーは、人間の言葉を理解するミスター・ボーンズに多くのことを語りかけます。そしてウィリーを仲間として尊敬しているミスター・ボーンズはその教えを忠実に守るのです。他の人にしてみれば、ちょっと変わり者のウィリー。でも、そんなウィリーから愛情をたっぷりもらっているミスター・ボーンズにとっては、ウィリーがすべてなのです。この作品は、人間と犬の信頼関係を犬の視点から描いています。読み終わった時に「やっぱり犬には飼い主が必要だし、絶対的な存在なんだな」と再確認することができ、うれしい気持ちになりました。

犬も人間同様、一匹一匹それぞれ性格や考え方が全然違いますよね? 犬と暮らすと、その犬の癖や好き嫌いを知ります。そしてわたしたち人間が犬のことを知れば知るほど、犬はその人を自分のよき理解者だと察知し、安心感からたっぷりと人間に愛情をくれるようになります。飼い主は愛情を示し与えてくれる犬に、人には見せられない弱い部分をついつい見せてしまったり、人には言えない愚痴を思わず言ってしまうのです。

もしかすると裏切るという行為をしらない犬と飼い主の信頼関係は、人間同士のそれより深いのかもしりませんね!…d-o-gを逆さに読むと…“g-o-d”=神様! つまり人間にとって犬は、居てくれるだけでありがたい、そしてどんな時も無償の愛をくれる、神様のような存在なのです。

ティンブクトゥ
 ポール・オースター 著
 柴田元幸 訳
 新潮社 版
 1680円(1600円+税)

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…って言われても、癒やされちゃうんだってば!
〜『癒やされない犬のほん』〜

2006年11月22日

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  『癒やされない犬のほん
   著:江村 伸雄
   新風舎 刊
   1,313円(税込)

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むむっ?! なによ、なになに? なに考えてんの?! 

…と、思わずそのほっぺをビヨーンと伸ばしたくなっちゃう、この表情! なにを見つめているのか、神妙な面持ちのフレンチブルドッグくん。え? 「ジロジロ見るなよ。」って? …ごめんなさい! でも…見ちゃう!

“腹に一物(イチモツ)!”、“アンタに物申ーす!”とでもいわんばかりの強面ワンコ、虚空を見つめているかのように物憂げな佇まいを見せる犬、そして、なにか(その“なにか”がわたしたちはいつも知りたいのだけれど)を訴えようと、わたしたち人間をじっと見つめる真摯な表情…。登場するワンコたちの表情を見るにつけ、「なによ、なになに? なにを考えているの?」と、その思惑を探ってしまいたくなる、その眼力に宿るワンコたちのメッセージを読み取りたくなってしまう…うーん、なるほど、“癒やされない”ってそういうことかも。

ブスッとしてたり、ギョロッと目をむいていたり…。見るからにハッピーに満ちあふれた写真でないから“癒やされない”? それも、正解。だけど、“癒やされない”と宣言されつつも、その表情を見つめていると、やっぱり癒やされてしまうのはなぜでしょう? きっと、この著者である江村伸雄さんの写真から、ワンコたちのあたたかな体温が匂い立ってくるからに違いない! 

癒やされない犬のほん』。そのタイトルからして、もう「ムムムッ?!」と気になった方、ぜひ手にとってみてください。“癒やされないけど、癒やされる”…うん、やっぱり犬は、わたしたちを癒やしてくれる存在なんだ。だから、もっと、犬の心の声、聞いてあげなくちゃ! って、やさしい気持ちになれるはず。ね? やっぱり、どうしたって癒やされちゃうのです。

>> 新風舎のホームページ
 

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犬について知っている二、三の事柄 〜「あ」の巻〜

2006年12月07日

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冬を代表する果物といえば…コレ!


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アップルパイ、ならぬ…“リンゴ頭”って?!


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車の塗装? 防水加工??! うーむ…

朝晩のお散歩も、寒くてちょっとおっくう…なんて思っても、愛するワンコのためならエンヤコラ! それに、澄んだ冷気は気持ちもココロもシャキッとしますものね。気がつけばもう“センセイも走る”12月…日に日に冷え込む今日この頃、ドギラバのみなさんはいかがお過ごしでしょうか?

さてさて、こんな寒い季節においしい食べ物といえば…? 鍋だ! おでんだ! いやいや、日本酒だ!…と、まわりからはいろいろな声が聞こえてきますが(お酒は“食べ物”じゃないっての!)、編集Mにとって欠かせないのは…なんといっても“リンゴ”! 

たくさんの種類があって、いろいろな味が楽しめて…。しかも"An apple a day keeps the doctor away(1日1個のリンゴで医者いらず)"なんてことわざ(?)もあるくらい。そのまま食べてもおいしいけれど、うーん…やっぱりいちばんおいしい食べ方は…アップルパイ?! サクサクのパイに包まれたアツアツのリンゴに、甘〜いアイスクリームとシナモンをふりかけて…うーん、書いているだけでヨダレが出てきちゃいます。

そんな“リンゴ”つながりの、ドギラバ用語を発見! 「アップルヘッド」…“リンゴ頭”??! さて、どんな意味なのか、みなさんおわかりですか? ヒントは…“Chihuahua”。

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 アップルヘッド(Apple head)

  犬の頭蓋(頭)のてっぺんが丸く盛り上がって、
  ドームのように中央が隆起した形の頭のこと。
  その形がリンゴに似ていることから、こう呼ばれています。
  あるいは、ドームヘッドとも。

ドームヘッド、と、そのまま呼ぶよりも、アップルヘッド、と呼んだほうがカワイイですよね。
チワワのかわいさにも合っているかも?! そういえば、あのチワワの頭の、ちょうど“リンゴ”の部分って、まぁるくってスベスベしていて…ついついスリスリ・ナデナデしちゃいますよね。

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おまけにもうひとつ、「あ」のつく言葉をご紹介しますね。

 アンダーコート(Under coat)

  柔らかな綿毛で密生する下毛のことで、副毛ともいいます。
  1つの毛孔からは、1本のオーバーコート(主毛)と数本の
  アンダーコートが生えていて、
  これを“ダブルコート(二重毛)”といいます。
  アンダーコートは、短く細やかな毛で、
  犬の体温を調節・維持したり、
  防水などの役割を果たします。
 
知りませんでした…ご存知でしたか?! ひとつの毛穴に2種類の毛が生えているなんて! 

犬には年に2回、アンダーコートが抜け替わる“換毛期”があり、寒くなるとアンダーコートを増やして体温が下がるのを防ぐのだそう。わたしたち人間の“衣替え”と同じ。さらにいうと“ババシャツを着る”みたいなことなんですね。それを自然にやっている、ワンコのカラダ・メカニズムって、よくできてるんですねぇ(感心してる場合ではないけれど)。ちなみに、もうおわかりかもしれませんが、オーバーコートは、外からの刺激をまず守るためのもの。日焼けを防いだり、落下物や木の枝などから身を守る役割も。

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こんなふうに、ふとしたことから気になったり、耳にしたことはあるけど意味は「??!」な“ドギラバ用語”、『犬について知っている二、三の事柄』と題して、ときどきご紹介していこうと思います。

冬の夜長、アップルパイとおいしい紅茶をいただきながら(あくまで理想…)、みなさんにお伝えしていきたいさまざまな情報や知識をリサーチしていこうと思っていますので、今後もときどきアクセスしてみてくださいね!