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『ドギラバPHOTO』のラストを飾る、ロマンチストカップル! 『ILIAD』デザイナー・野田源太郎さん&マリオくん

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2007年01月19日



暖冬だなんて嘘! ってくらい、寒さが増してきた今日この頃。ドギラバ女子のみなさんなら、お肌の乾燥がとにかく気になる季節になりましたねぇ…。てな時季だというのに、お肌ツヤツヤ! しかもイケメン(と俗っぽい言葉でごめんなさい…でもほんとステキなんだもの!)なカップルが『ドギラバPhoto』に登場してくださいました! ファッションはもちろん、カルチャーにも感度の高い人たちからの支持を得るファッションブランド『ILIAD』デザイナー・野田源太郎さん(以下、野田さん)とイタリアン・グレーハウンドのマリオくん(写真・上)です。

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歴史家のような、学者のような…
博学なロマンチスト・野田さんの手がける『ILIAD』とは?

magabon:ブランド名の『ILIAD(イリアド)』とは、どんな意味なのでしょうか?

野田さん:『ILIAD』とは、ホメロスがトロイ戦争時のことを書いた叙事詩(神話・伝説・英雄の功業などを物語る長大な韻文)の名前です。ちなみに"イリアド"は英語の発音で、ルーツのギリシャ語では"イリアス"と発音するんですよ。

magabon:なぜその名前に?

野田さん:ホメロスの書物や彼の生き方が好きで…僕自身の考え方や価値観に多大な影響を与えてくれています。それから…考古学者のハインリッヒ・シュリーマンという人を知っていますか? この人は、『ILIAD』に出てくる伝説の都市・トロイアが実在することを、発掘によって証明した人なんです。彼もまた、ホメロスを尊敬していて、そしてまた僕も、ホメロス同様に彼のことも尊敬しています。ブランド名を決めるときには、もうこの名前しかない、って決めていたんです。

magabon:まるで歴史家か学者さんのようですね!

野田さん:いつも、物事を“何で? どうして?”と、追求したくなってしまうんです。それは、映画でも、音楽でも、科学や歴史…ファッションでも、何でも、です。好きになった映画に出てる俳優には会ってみたいとすごく思うし、モノだったら作った人に会ってみたいって思うんです。会ってみないとわからないこともある。好きになった人やモノをもっと好きになりたいんですよね。

magabon:好きな雑誌も『Newton』とは! 科学がお好きとは、意外な感じがします。

野田さん:子供のころから科学の分野にはとても興味を持っていましたね。面白いというだけでなくて、ファッションの参考にもなるんです。科学だろうと、歴史だろうと、ファッション以外の分野からインスパイアされることはたくさんありますよ。

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肌と体で感じてほしい「“BLESS”・幸福感・ゆとり」…
待望のレディースもスタートする2007年春夏シーズン

magabon:日本よりイギリスでの生活のほうが長いのだそうですね。ロンドンが懐かしくなったりはしませんか?(野田さんは中学生のときに、自身から望んで単身渡英! セントマーチン美術大学でアートを学んでいたのだそう)

野田さん:そうですね、住んでいた期間が長いので、思い出もたくさんあります。だけど思い出すのは、なぜか些細なことばかり…「あの角を曲がったところにある、あのコーヒースタンドの、あのコーヒーが飲みたい」とか「あそこのお店のアレが食べたい」とか。そういうことが無性に懐かしかったり、欲する時があるんですよね。美味しかったからとかではなくて、嗅覚や味覚として体に残っている…体が憶えているからなんでしょうね。

magabon:そんなイギリスでの生活が長かった野田さんが、あえて活躍の場を東京においた『ILIAD』。2007年の春夏のテーマなどを教えていただけますか?

野田さん:今期は、中世のヨーロッパ貴族の生活や装いからインスピレーションされたモノで、テーマは「“BLESS”・幸福感・ゆとり」です。そうそう、今期からは、レディースもスタートさせるんです(写真・中)。数は少ないですが、望んでくださる声も多くて。ぜひショップで手にとってみてください。

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友達? 恋人? パートナー? それとも…?!
野田さんにとってのマリオの存在とは

magabon:さて、ドギラバとしての核心に迫る質問です(笑)。野田さんにとってマリオは、どんな存在ですか?

野田さん:“家族”ですね。みなさん、いろいろな関係があるでしょうけれど…。犬を飼うのは生まれてはじめてなんですけど、もう僕の生活・人生にはマリオがいるのが当たり前だし、マリオにとってもそうだと思う。こういう関係って、僕には“家族”という言葉でしか言い表せないですね。

magabon:それでは、最後の質問です。おふたりのチャームポイントは“つやつやなお肌”だとお見受けしているのですが(笑)、その秘訣はなんでしょう?

野田さん:僕のことはさておき…(笑)。マリオは、生まれて3ヶ月目ぐらいに、皮膚がカサカサになっちゃったんです。それ以降は、外から内から、とにかく健康面には気を使っていますね。食べ物に関しては、マリオの体質にあったドライフードを調合してもらっています。外からのケアに関しては、まず、冬は北風から守るためにコートが欠かせませんね。これはサイズや素材にこだわったオーダーメイドのファーコート(写真・下)。この犬種はもともと毛が短いこともあって、肌が弱いと聞いていますし、これからマリオにとっては寒さが身にしみる季節ですからね。それから、馬油が大活躍! 足の裏を中心に、全身にぬってあげるんです。これはおすすめですよ。

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 …はじめてお会いしたとき、パッと目がいったのは、ふたりの輝くようなお肌! でも、お話をうかがっているうちに、物静かで思慮深いところも似ているような気が…。“犬は飼い主に似る”というけれど、このカップルは、きっともともと似ていて、惹かれあって出逢ったにちがいない! そんなインテリジェンスあふれるふたり=家族、の、ステキな“記念写真”が撮れました! 野田さん、マリオ、展示会の直後とお疲れのところ、どうもありがとうございました!