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老犬ゴンタとわたし(2)

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2006年08月25日





(「老犬ゴンタとわたし(2)」よりつづく)

いままで元気にかけあがっていた階段などにも上れなくなってきたゴンタ。それでもわたしたち家族は、毎日のお散歩を欠かすことはありませんでした。ゴンタの目が見えにくくなっても、いっしょならだいじょうぶ…わたしたちはそれまで通り、1日2回のお散歩を続けました。お散歩が大好きなゴンタ。でも、それもやがて1日に1回がやっと、という日が訪れるなんて…。

16歳も半ば頃から家でほとんど寝ているようになりました。わたしたち家族は、ゴンタが気持ちよく暮らせるように知恵を絞ります。庭へ出るのに段差がある場所にはスロープをつけ(バリアフリー)、フローリングだった床には、滑らないようにカーペットを敷きつめました。

そして、17歳になったばかりの頃から、ついにお散歩は1日1回に。

その頃から突然ひきつけを起こしたり、散歩途中に足がカクッとして動けなくなったりするようになりました。その老いは、少しずつとはいえ、ときどき突然に顔を出すこともあって…そのたびに、わたしたち家族は動揺したり、ドキッとすることもしばしばでした。

脚を引きずるゴンタ。それでも歩こうとがんばっているゴンタ。その姿を見て切ない気持ちになり、母と涙した日もありました。

いま、相変わらず、いつもの場所に横たわっているゴンタ。わたしたち家族に愛されているゴンタ。
ゴンタは? わたしたち家族のこと、どう思っているのだろう…。

きっと同じように、愛していてくれるよね?