インターネットで広まった作者不明の『犬の十戒』。多くの雑誌や本で取り上げられ、既にご存じの方も多いと思います。
“ドギラバ”がスタートしてから早2ヶ月ちょい。ここで“ドギラバ=doggy lover=犬を愛する(人たち)”を振り返る意味で、ドギラバなりにこの『犬の十戒』を訳してみました。
この詩は、犬目線で犬の気持ちが伝わってくる素晴らしい詩です。特に今から犬を飼おうと思っている方は、自分への誓いという意味でも目を通していただけるとうれしいです。
--------------------------------『犬の十戒』-------------------------------------
1.My life is likely to last ten to fifteen years. Any separation from you will be painful for me. Remember that before you buy me.
ワタシの一生は、10~15年と短いので、あなたとほんのちょっとの時間でも離れることはつらく寂しいのです。どうかワタシを飼う前にそのことを心に入れておいてください。
2.Give me time to understand what you want of me.
あなたがワタシに何を望むのかを理解するまで少しでいいので、時間をください。
3.Place your trust in me…It’s crucial to my Well-being.
ワタシのことを信頼してください…それだけでワタシは幸せなのです。
4.Don’t be angry at me for long and don’t lock me up as punishment. You have your work, your entertainment and your friends. I have only you.
長い間ワタシに怒りを向けないでください。罰として、ワタシを閉じ込めないでください。あなたには、仕事があります。楽しみが、そして友達がいます。でもワタシには、あなたしかいないのです。
5.Talk to me sometimes. Even if I don’t understand your words, I understand your voice when it’s speaking to me.
ワタシに時々話しかけてください。言葉の意味などわからなくても、あなたがワタシに話しかけてくれる言葉は全身で理解できるのです。
6.Be aware that however you treat me. I’ll never forget it.
あなたがワタシとどのように接しているかを考えてみてください。ワタシはあなたにされたどのようなことも決して忘れません。
7.Remember before you hit me that I have teeth that could easily crush the bones of your hand, but that I choose not to bite you.
ワタシを叩く前に思い出してほしいことがあるのです。ワタシはあなたの手を噛み砕くぐらいの歯があるけれど、ワタシは決してそうしないということを。
8.Before you scold me for being uncooperative, obstinate or lazy, ask yourself if something might be bothering me. Perhaps I’m not getting the right food or I’ve been out in the sun too long or my heart is getting old and weak.
ワタシのことを言うことを聞かない、頑固だ、怠け者だと叱る前に、そうなってしまった原因が何なのか考えてください。もしかしたらワタシに合う食事ではないのかも?日中ワタシを太陽の照りつけているところに長時間ほったらかしにしているのかも?ワタシが歳をとってきて心臓が弱くなってきているのかも?などなど…と。
9.Take care of me when I get old; you, too, will grow old.
ワタシが歳をとっても、今までと変わらずに面倒をみてください。あなたもいつかワタシと同じように歳をとるのです。
10.Be with me on my last journey. Never say, “I can’t bear to watch it.”or“Let it happen in my absence.” Everything is easier for me if you are there. Remember, I love you.
どうかワタシの最期を見守ってください。「見ているのが怖い」とか「私のいない所で逝ってほしい」などと絶対に言わないでください。あなたがいるだけで、何事も安らかに受け止められるのです。覚えていてください。いつもワタシはあなたを愛しているということを。
-------------------------------------------------------------------------------
犬は命ある生き物です。犬はわたしたちにたくさんの愛をくれます。会社で嫌なことがあった時も・彼氏にふられた時も…どんな時でも、無償の愛をくれます。だから犬にもたっぷりと愛情を注いでください。
どんな関係でもそうですが、犬と人間も“GIVE AND TAKE”だと私は思うのです。愛情をもらっている犬の目は、“安心した優しい目”です。世界中の犬すべてが“安心した優しい目”になるように。世界中の飼い主さんがみんな“ドギラバ”となるように…心から願っています。