2006/9/11 [Mon]

嗚呼、おふくろの味



高級な珍味だったり、予約の取れないレストランだったり、世の食文化も様々ですが、やっぱりどうしたって忘れられないのが「おふくろの味」。『東京タワー』の中には、そんな「オカン」の作った色んな、愛に溢れた料理が出てきます。「ボク」は、そんな「オカン」のお手製の温かくて優しい母の料理を食べて育ったのです。
ちなみに、映画の中に出てくる料理は、フードコーディネーターという専門のスタッフが作っています。スタジオで、スタッフがバタバタと作業をしていたら、どこからともなくヨダレがジョーと出てくるようないい匂いがホワッと漂ってきて、ふと後ろを振り向くと、スタジオの一角ではから揚げを揚げていたり、豚の角煮が艶やかでキレイに出来あがっていたりするのです。
人間が生きる上で、食というのは本当に根幹を成しているのだと、心底思います。母親の作る料理は、決して高級でもオシャレでもないかもしれないけれど、きっと愛という、最大の栄養素が入っているから、いつまでも忘れられない味なのだと、今日は何だかちょっと親孝行モードで思ってしまったりするのです。

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