病院というのは、ただいるだけでも、何だか病院的なものを感じるのは、それは多分消毒薬の匂いとか、漂ってくる雰囲気のようなものから感じ取っているのかなあと思います。
しかし、ちょっと待って。ここはセットです。映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』の病院のセットのはずです。本物の病院でないのに、何でこんなに病院的なものを感じるのだろうと、本気で思いますが。それこそがセットのリアリティーなのだと思います。ペタペタとした冷たい床。白い壁。しんとした廊下。病室の入り口には、本物の消毒薬のポンプまであったりして、気合入っています。
写真は小道具の病室の表札。オカンは中川栄子です。