2006/9/27 [Wed]

オカン、そして女の多面性

母親の、オカン的な姿というものは、冬のシチューやら午後のココアの様な温かさがあるものです。台所に立つ後姿の踵が逞しく硬くなっていたり、子供を抱く腕にコンモリと筋肉がついていたり、オカンの強さと温もりには、心の深い部分がホッとするのです。
しかし、当然ですが、母親はオカンであると同時に女でもあります。オカンの女性的な一面を見るとき、子は、知らないオカンの表情に戸惑い、照れくさくてこそばゆい気持ちになるものです。
今日の撮影シーンのオカンは、久々のオトンの登場によって女性的な部分が存分に出ていました。おもてなし感覚で、指輪をしたり、髪も綺麗に整えたり。樹木さんが娘さんのような輝きを見せております。
不思議なものだなあと思うのが、世のオトンというものは、オトンであり同時に男であることが成立しやすいものですが、世のオカンという生物は、オカンであると同時に女であることを意識しにくい。それはオカンというものの、ひいては女の人の多面性なのかなあと思います。と同時に、ただの私の深読みかもしれません。

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2006 Sep

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