今日は、ボクとオカンが一緒に生活するようになって、しばらくたった、という設定のシーンの撮影。時が過ぎていって、全てのものが移ろい行くのは世の常であると分かっていたとしても、受け入れるのが辛いのは変わらないのだと思います。自分が大人になるにつれ、親も老いてゆき、やがて来るべき日が来ることを分かっていつつも、心の準備などというものができるはずもなく。ただ漫然と日々は過ぎてゆくのでしょう。「楽しい時間は、こうして鈴が坂を転がるように音色を残しながら足早に過ぎていったのです。」劇中での、ボクのナレーションのように。「オカン」の闘病生活が始まりました。