ロックンロール食堂 佐久間です。
今回のゲストは、放送作家 高須光聖さん。
高須さんと箭内。
ラジオ風とロックのゲスト、雑誌での対談、回を重ねる企画会議・・
二人がこれまで交わした会話は相当な文字数になるような。
そして今回のトップランナーも高須さんの魅力が詰まった30分間。
なんといっても、現在14本ものレギュラー番組を担当し、連日の会議では、
台本・企画立案・衣裳や美術セットのアイデア・タレントの出演交渉・・・と
頭と体をフル稼動させている高須さん。
経験談や仕事術のお話が次から次へと繰り出されます。
そのどれもが、聴く者をグッと惹き込んでいく、わかりやすさと優しさに溢れています。
こだわりは、「芸人さんに合った企画づくり」。
ひとりひとりの特徴を見極め、その人が光る“箱”を作る。
芸人さんに“勝ち顔”と“負け顔”がある、という興味深いお話を聞かせてくださいました。
高須さんは、本当に、純粋に、テレビが好き。
「テレビは縁日みたいなもの。そこにいてしまいたくなるもの。」
と例えたうえで、
テレビの置かれている現状について
射的のピストルや、ウナギ釣りの針が子供に危ないなどといって縁日から消えていく、
綿菓子の柄すら“エコじゃない”と言われてしまう、と。
そして、
だからテレビを縁日にしたい、そして笑いを“行動のきっかけ”にしたい、
と強くおっしゃいました。
ダウンタウンの浜田雅功さん、松本人志さんと幼なじみ。
20年以上ブレーンとして笑いを支えています。
松本人志さんとは小学校2年生からライバル。・・改めて、すごいです。
これまでも笑いで、数えきれない人の“きっかけ”を提供されてきたことは
間違いありません。
高須さんのアイデアノートもご紹介。
箭内が気になったメモ
「おこぼれTV」
「サスペンス食べ歩き」
について、アイデアを出しながら番組の構想を説明する高須さんは
“ゲスト”から放送作家の顔に。
スタジオが一瞬会議室に変わったように、ひとしきり盛り上がりました。
高須さんが目指すゴール・・・
“最大の娯楽であるテレビの、海外で理解されるフォーマットを作りたい”
箭内は、やっぱりテレビが大好きな高須さんへ
「放送作家って“放送”なんだと思いました。
テレビが面白くなくなったとか、他に面白いものがたくさん出てきたときに
カウンターパンチを浴びせ続けて欲しいと思います。」
その時、番組中で終始あった優しい笑顔ではなく、
真剣な眼差しで箭内を見ている高須さんが印象的でした。
次回のトップランナーは
バンドネオン奏者 三浦一馬さんの回を再放送でお送りします。
12月18日(土) 夜11:30から【NHK総合】
sakuma