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NO KAZE, NO ROCK. 風とロック 箭内道彦のムービーブログ
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連載リポート! 1.14コピージアム(第5章)

kopyjam.jpg照井です。「つづきは?」という声は悲しいまでに皆無ですが、そろそろ続きを書いていいかげん完結させようと思いました。では早速端的に。要点だけ手短に。


・「好きだからあげる」はコースターの裏にちょちょっと書いてプレゼンした、というのは都市伝説。  「そんなの相手に失礼じゃない」と仲畑さん。
・「世の中の広告の95%はウンコ!特にクルマの広告とかはひどいね」と仲畑さん。
・「コピーライターやめたら『広告警察』やろうと思ってる。ウンコみたいなキャンペーンを
 どこがウンコなのか徹底的に指摘して、もちろん反論あれば聞く」と仲畑さん。
・「いいですねそれやってくださいよ。なんなら『風とロック』で!」と箭内さん。
・「仕事をするうえでのモチベーションは、過去の自分、昨日書いたコピーを超えること。
 そう思ってずっとやってきた。それが自分のプライド」と仲畑さん。
・「ところで箭内くん、いまいくつ?」と仲畑さん。
・「いやーいいですよ」とうまくごまかして結局答えずすませた箭内さん。
・「やべ。さっきまで嫌いだったのに、仲畑さんのこと、なんか好きになっちゃうかも」
 と箭内さん。
・「なんだよそれ…」とまんざらでもなさそうだった仲畑さん。
・「宣伝会議に昔、通ってたときさ、講師を否定するために行ってた。えらそうなこと言ってんなら  もっとマシな広告ちゃんとつくってみろよ!って気持ちで」と仲畑さん。
・「おれも自分の講座の生徒にいつも言ってるんですけど、講師の言うことうのみにするなって。
 講師は基本過去の人だから言うことだけ聞いてたら宣伝会議が儲かるだけだぞって」と箭内さん。
・「あ、話がちょっと変な方向になってしまったので今日はそろそろこのへんで……」と
 ややひきつった笑顔で話をしめくくる宣伝会議田中理沙編集長。
・そして、ほんとに対談終了。


「以上です!編集長!」(大木凡人風に。って言ってもわかんないかな最近の若人には……)


terui

連載リポート! 1.14コピージアム(第4章)

kopyjam.jpg照井です。コピージアムの連載リポート、かなり中断してしまいました。今日はホワイトデーで、あぁあれからちょうど2か月もたってしまったんですね。「テーマは権力」と予告して終わっただけに、「やはりその筋からの圧力、無言電話、頼んでないピザの出前なんかがあって中断を余儀なくされているんですよね?」と心配してくださる人もいました。いや、正確に言うといませんでした一人も!「続きどうなるの?」と瞳をキラキラさせて聞いてくれる人も皆無ですが、気を取り直して第4回をはじめようと思います。今回は前回までのあらすじなし。なので今回から読む人にはかなり唐突でしょうけど、なんかこのぺージの左側にある「カテゴリー」の「コピージアム」のところクリッとすれば前回までのがまとめて読めるハイテク仕様だそうですから、便利な時代になったものです。


「ただ…ちょっと気にくわないことがあるんですよ」金髪の口から放たれた言葉。気にくわないこと?仲畑さんに?そんなこと言っちゃっていいの箭内さん!?気のせいか宣伝会議田中理沙編集長の表情も一瞬こわばったように見えたよ。……と、この間0.02 秒。「仲畑さん、最近、権力のにおいをまといはじめたというか、仲畑さんのまわりにいろいろ集まってきてうまい汁だけ吸おうとかおこぼれにあずかろうとする連中がいるんじゃないかと」誰?誰誰?誰———っ?ってSECOMのCMの番犬おじさんの声が脳内でこだますると仲畑さんが「うん……まぁ、おれは全然変わらないんだけどね」と返す。「やっぱり仲畑さんにはいつまでも現役でい続けてほしいというか、TCCグランプリ取るとか言い続けていてほしい。権力な感じじゃなくて」とまとめたあたりで宣伝会議田中理沙編集長が「お二人はアイデアはどこで考えられているんですか?」と質問を投げ、話の流れを軌道修正。さすがの危機管理能力。「よく電車の中とか外歩いてるときにアイデア思いつくとかなんだとか言う人いるけど、ぼくは机。電車の中でアイデア浮かんだら、考えるときにはまた乗らないといけないじゃない?そんなの面倒だよ」と仲畑さん。「青山に○○(…忘れた)っていう洋食屋(…自信ない)があって、そこの××定食(…忘れた)食べるとアイデア出ることあって。だからアイデア出ないときは食いに行きますよ。いまでも」と観客を笑わせる箭内さん。かんじんなところ覚えてなくてすいません。あぁ、シナプスが切れちゃった。切れたシナプスはもう戻らないそうです。


「『好きだからあげる』をコースターの裏に書いてプレゼンしたってほんとですか仲畑さん?」さぁ、仲畑さんはなんて答えた?またまた、つづく!

連載リポート! 1.14コピージアム(第3章)

kopyjam.jpg(前回までのあらすじ)1.14広告界の巌流島決戦!箭内道彦VS仲畑貴志!ここから読み始めた人は、過去にさかのぼるのかなりめんどくさいだろうから親切にあらすじを。序盤、二人の間に漂ってい
た緊張感緊迫感微妙な距離感はいったいなんだったのか。「哲学や思想を感じられないコピーが最近多い気がする。仲畑さんのコピーにはそういうのがあったのに」という箭内発言に、仲畑さんも思わず「おしりだって洗ってほしい!!!!」と心の中で思ったんじゃないかなー。って思わないか。でも、おしりがどうとかはともかく悪い気してなかったのは確か。そんな序盤戦で、「プランナーズクラブつくろうと思ってるんですけど」→「いいんじゃない。つくりなよ」と仲畑さんあっさりOK!あれ?あらすじ書くつもりだったのに、今回書くことのネタバレしちゃった。てへ!(女子高生風に)


箭内「仲畑さんがTCCの会長になられて、審査基準をコピーで、ってしたり、いろいろ改革をしてくれてそれはすごくいいことだと思う」
仲畑「そうだね。ADCがアートという視点でやってるわけだし、TCCはコピーライターズクラブだからコピーを基準にするのが当たり前というかね」
箭内「ただ、ぼくらプランナーは、TCCの審査会にいるときとか、やや居場所のない感じがするんですよ。CMにおけるコピーってなんなのかとか、整理できてないことも多い」
仲畑「まぁ、それはあるね」
箭内「なので、プランナーズクラブとかつくろうかなと思ってるんですけど、どう思いますか仲畑さん?」
仲畑「いいんじゃない。つくりなよ」
箭内「え、ホントですか?」
仲畑「ただ基準をどこに置くかは難しいと思うよ。プランナーのなにを評価するのか。たとえば同じ企画でもディレクターによって相当違ってくるしね。ACCと同じになってもしょうがないだろうし。
TCCやACCとは違う基準を見つけられるか、お手並み拝見だよね」
箭内「そうですよね。たしかに」
仲畑「でもプランナーズクラブ。オレも入るよ。オレもプランナーやるし」


えぇーーーーーーー。仲畑さんもプランナーズクラブに!!!!!!
予想GUYデス。


決めたと思ったら逆に決められていた。そんな言葉の関節技をスマイル0円とあいまいなリアクションで巧みにかわしつつ、でも道彦はしかけた。「さっきから話していて、オレなんかだんだん仲畑さんのこと好きになりそうでやばいと思ってるんですけど」ん!仲畑さんもまんざらではない様子!「なんか見た目はこわいけど、話してみるとそうでもないし」お、いい感じいい感じ。「ただ…」え、ただ? なんか問題発言かますの?やめてよせっかくいいムードなのに!「ただ…ちょっと気にくわないことがあるんですよ。ちょっと」
えーーーーーーーー!!!!理沙こまっちゃう!!!!!!想像ですが、宣伝会議田中理沙編集長もきっとヒヤリとしたんじゃないでしょうか。いや、ただの想像ですけど。(テーマは権力?緊張の第4章へとつづく!)

連載リポート! 1.14コピージアム(第2章)

kopyjam.jpg照井です。ごぶさたしてます。第1章からずいぶんとあいてしまいました。微妙に書きづらい雰囲気を感じつつも、そこは鈍感力 by 渡辺淳一先生。気にしないで書きます。思うに最近、この風とロックブログがやけに長文化してるので、今回はむしろ短くしようかなと思ったのですが、間隔がこれだけあいて、すぐ終わっちゃうと手抜き感がそこはかとなく漂ってむしろ逆効果かと反省した次第です。「あ、いま、仲畑さんが泉谷しげるに見えた!」観客爆笑。しげる苦笑。って、ハイ、もうはじまってますよ第2章。Y「誰か、ここ上がってきて、頭なでてみてよ!……オレはできないけど」→N「パンダじゃないんだから」→Y「欧米か!」。って、「欧米か!」なんてもちろん言ってないけど、ともかく、某国営放送が目をつけるだけはある福島生まれ金髪育ちな司会力と、こういう人が受信料の取り立て来たらもうみんな10年分まとめて払っちゃうよねって感じの仲畑さんの静かなる凄み。ベクトルこそ違えどサービス精神に長けた言葉と言葉のラリーは、序盤、コピーの話から。Y「仕事を『作品』って言う人がいるけど、オレ『作品』って言うのが大嫌いだったんですよ。でも最近むしろ『作品』なんじゃないか、って思うようになってきて」→N「どういうこと?」→Y「新人賞の審査してるときとか思うんですけど、若い人のコピーが新しくないというか。それ、仲畑さんがもうやったことだよ、っていうのが多い」→N「それはあるねー。なんか傾向と対策がみんな上手になりすぎてるよね」→Y「やっぱりコピーライターは、新しい言い方や表現にチャレンジしてほしいし、コピーライターの哲学というか、思想というか、そういうものを込めてほしい気がするんです。仲畑さんのコピーには、やっぱり仲畑さんの哲学だとか、思いとか、そういうのがちゃんとある。コピーは、だから、コピーライターの哲学とかが込められた『作品』になってないとダメなんじゃないかと」→N「道彦ぉぉぉ!」……。人が人を好きになる瞬間を感じとれる能力がぼくにあったなら、あのときがまさにそうだったとブログに記すのではないでしょうか。って、記しちゃったよ思わず!あ、もちろん、最後の「道彦ぉぉぉ!」っていう発言はなかったわけで。今年の東京は富良野みたいに寒いわけで……(「北の国から」の純くん風にネ)父さん、こンな調子でいよいよ噂の新団体設立話が炸裂する第3章に続くわけで……。(つづく)

連載リポート! 1.14コピージアム(第1章)

kopyjam.jpgまずいまずいまずい!しょこたん風に言うと、ギザマズス?ビッグバンマズス?書くのが遅れてしまったせいでラジオの公開録音の話が先に出てしまったどころか、イチゴをいただきました〜そして食べました〜みたいな、えっ……ってことはつまりおれのぶんはもうないわけだガーン!っていう話までアップされてしまい、これはまさに後からスタートした人にどんどん追い抜かれてしまい女子にいいところ見せられなかった小学校4年のマラソン大会みたいだなーと気分が滅入る今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか。さて、いまからここに記すのは1月14日に行なわれた広告界の猪木・アリ戦、箭内道彦VS仲畑貴志(どっちも敬称略。そのほうが格闘技チックだし)の異種格闘技的対談観戦レポート。遅れてしまったことへのせめてもの罪滅ぼしに、このブログでしばらく勝手に連載しようといま決めました。というわけで、第1回!さぁ欲望のワンダーランドへようこそ!六本木にそびえたつバベルの塔なんでありましょうか東京ミッドタウン(脳内で古館伊知郎の実況風にネ!)!この背徳の楽園にいま闘いの狼煙が上げられようとしています。誰が名付けたコピージアム。コピーとそしてミュージアム。ダジャレという名の合体殺法。笑点山田隆夫ならはたして座布団何枚だ?通路に溢れるのみならず2階3階からも身を乗り出す1300人の大観衆が固唾をのんで見守る中いよいよはじまるメインイベント!1.14闘強魅弩多雲!個非辞或夢スペシャルマッチ!……とまぁこういう具合に頭の中でセルフ実況しながら対談がはじまるのを待っていたのですが(中略)ついにその時が!「やぁなぁいぃいいいいみぃちぃひぃこぉぉぉぉ!」「なぁかぁはぁとぅわぁぁぁぁたぁかぁしぃぃぃいいいいいいい!」(脳内でPRIDEの選手コール風にネ!)。宣伝会議田中理沙編集長とともについにステージという名のリングへと上がる二人。金髪の広告千手観音。そしてゴッドファーザーオブコピー!交わらなかった二本の線がいま禁断の邂逅!用意された椅子に座り、テレビでもおなじみ田中編集長の簡単な紹介のあとで対談スタート……のはずが、なかなか座らない箭内。予想以上の人数に驚いたのか、はたまた多少緊張しているのか、それとものっけから機嫌が悪いのか、やや怖い人オーラを醸し出す仲畑さん。最初に敬称略って決めたのに、あぁ、体が勝手に「さん」づけしてしまう!ファーストコンタクトが大事とは格闘技の世界では常識以前のことですが、椅子に置かれた物体を手に取りながら放たれた箭内の一言からゴングは打ち鳴らされた。「あれ?なんか介護用の尿漏れパッドみたいなのがありますけど……」(戦慄の第2章へつづく!)
terui