第11回広告キャンプ
「広告で世の中をちょっと明るくしたい」
今はそれを信じてる。
人によっては、その広告のところが、音楽であったり、デザインであったりするんだろうけど、
僕は、それが広告。
昔は、売れることが大事って思ってたけど、
世の中がちょっとだけ明るくなるような、
そんな広告をしないと意味ないなぁと思った。
と、石井は言った。
本日のゲストは、アートディレクターの石井原(風とバラッド)です。
石井の代表作には、宝島社の広告がある。
それは、強烈なコピーにビジュアルをつける、本当に難しい仕事だ。
入社3年目の若手クリエイターが、クライアントから激怒された。
それも社長から直接という。
石井にとっての大きなショックと苦悩の日々。
だが、この経験がクリエイターとしての大きな財産となった。
その時、石井の胸に刻まれたもの。
「世の中にきちんとメッセージを送り出す時、どれだけ覚悟しなくちゃいけないのか」
クリエイターとして本物になる大きな一歩。
そうした強さを持って、今があるんですね。
そして、
「僕は、広告で救われた」そう石井は語る。
中一でちょっと悪かった時期があって、勉強とか全然しなくなって、親も心配してた。
田舎だったので情報が本屋にしかなくて、そこに角川書店の「あっぱれ」っていうフリーペーパーがあって、
「このおもしろいものは何だろう」ってすごい衝撃を受けた。
そこからアートディレクターって職種がだんだんあることに気がついて、
アートディレクターになるには、美大出て、広告代理店に行くんだと分かり、
逆考して、今に至るそう。
12歳で決断するなんて本当にすごい!
歩からして、稀で特異な方です。
でもそれだけ真っ直ぐで迷いがないって、
やっぱりなかなかできないですよー。
さて、お次は石井が出したキャンパー達への課題。
「I-T」
Tシャツに「私(あなた自身)」をデザインしてください。
※一点ものが前提なので、いかなる加工も自由です。
※事前に採点はしません、当日あなた自身が
それを着てプレゼンテーションしてください。
ここでも箭内のむちゃぶりで、
一人ずつプレゼンしてもらった後、
それをこの場でオークションすることにっ!
これで教室は更に盛り上がり、
中には数枚お買い上げのキャンパーの姿も。
それにしても、げんさんの授業は、受講生の集中力が違いますね。
げんさんの他の授業も拝見しておりますが、聴いている側の集中力があんまり切れないないんです。
授業の中身もさることながら、話し方、授業展開、出題、本当にすごい。
さて、箭内も授業冒頭で話していましたが、
コピーライターを目指すには、
同時にデザインを知ることも大切だということ、
いかがでしたでしょうか。
hagiya