夢の同窓会
スタイリストの高橋靖子です。
「風とロック」一月号は、表紙から続く66ページが「エイプリルフール」の特集です。
私は目撃者として参加させてもらったけど、感動の一日でした。
ことの始まりは、40年前、「エイプリルフール」の結成の立役者だった幾代昌子さん
の古希(70歳の誕生日)のパーティ。
40年前、幾代さんの家は神楽坂にあり、そこには雑多な人が出入りしていた。
アラーキーは幾代家の一室を「恥部屋」と呼んでアトリエにしてたし、
エイプリルフールの小坂忠さん、松本隆さん、細野晴臣さん、柳田博義さんたち
だけじゃなくて、ウーマンリブの女性たちの事務所でもあり、妹さんが「状況劇場」に
いたので、アングラ系の役者さんたちもいた。
山本寛斎さんの友だちというピカソの息子(孫?)の嫁だった女性とか、またその友だちの
アレックスという黒人とか、私も、いろんな居候を幾代家におくりこんだ。
幾代さんはその人柄とキャパで、そういうことをすべて飲み込んで笑っていたのだった。
この号は、幾代さんが古希にして世の中に顔を出す最初の出来事なのです。
アラーキーがデッカイ声を発しつつ、松本隆さんのシャツの襟を思い切り立てさせる。
幾代さんが「松本クン」なんて言ってる、、、そんなことあって良いんでしょうか、、、
とドキドキワクワクでした。
箭内さん、「エイプリルフールを知らない若者がページを開いたら、
なんだかわからないけど、ぞくっとくる」と予測してくださって、
ほんとに、ありがとう!!!
Yacco