篠山紀信さん
広告批評、河尻です。
ニュース!
篠山紀信さんが、4月にすごい新作をリリースされます。
50年(!)に渡って撮り続けてきた、膨大な女性の裸の写真を厳選して
再編集するという、いまどきちょっとない写真集で、その名も
『NUDE』。計450頁に及ぶ大作です(編集:後藤繁雄/
アートディレクション:井上嗣也/版元:朝日出版)。
ひと口にヌードと言っても、エロいものからアートっぽいもの、
カメラもデジカメから、8×10までなんでもあり。まさに篠山紀信の
“写真宇宙”が凝縮された、ビッグバンな一冊なのですが、そのあまりの
カオスぶりに、篠山さんご本人も「見てクラクラしたよ」とおっしゃる
くらいのパワーです。
ヌード表現が元気のない時代に、これは“事件”だということで、広告
批評でも、3月号(3月中旬発売予定)で特集させていただくことに
なっており、“先生”へのインタビューという大役を、箭内さんにお願
いしたというわけです。
“いま”をすかさず入力して、どんどんアウトプットできる“人間メディア”
っぷりに、共通するところがあるな、とも思いまして。
インタビューは3時間にも及び、なんと途中から、箭内さんの “師匠”
とも言える井上嗣也さん、編集者の後藤繁雄さんも参戦、いい感じの
飲み会になっていっただけでなく、井上さんからこの特集内の企画が
次々に飛び出し、それがとても面白そう。ご意見ありがたく頂戴しながら、
今後の企画を進めていこうと思います。まさに、合気道なインタビュー兼
企画会議となりました。みなさん、ありがとうございました。
ひとつ宣伝させてください。
3月12日(木)から17日(火)まで、ほぼ連日(16日月曜のぞく)、
広告批評のファイナルイベント「クリエイティブ・シンポシオン 2009」
開催します(南青山・梅窓院にて)。
もちろん、箭内さんも出演してくださいますので、みなさん是非遊びに
来てください。
プログラムの詳細は13日(金)に発売される、広告批評2月号内
(特集:オバマの広告力)、及びウェブサイトで発表します。
このイベントも「NUDE」に劣らずなかなかカオスです。口コミに
よる、自発的草の根広告活動も大歓迎です。
よろしくお願いします!