連載「俺だけ崖から落ちるのはやだ」































takahashi

ロックンロール食堂村橋です。

ギャングスター・プランナーの皆さんの愛と熱に包まれながら、
世界一長いCM（ギネス公認！）で、
世の中に送り出されたキャラクター、ネフィリム。

そのネフィリムが絵本になりました！
絵本自体がネフィリムに見えるような
かわいい表紙で、いよいよ本日25日発売です。

文を書かれたのは、
ラジオ風とロックREALTIMEでもおなじみ、山本さん。

そして、帯のコメントを箭内が
書かせていただきました。

“ディス ブック イズ オンリー フォー ユー。”　
　風とロック箭内道彦

このコメント、10月31日にオンエアされた
ラジオ風とロックの収録中に、
箭内が広告を考える上での思考回路を
さらけ出しながら生まれたものです。

「ものを考えるときには、
自分の中で簡単に採用を出さずに
”保留”にすることが大事」という箭内が、
いくつかの案を保留にしつつ口にしたのがこのコメント。
「オンリー」という言葉が大嫌いという箭内が
あえて”オンリー フォー ユー"。

この絵本は、どのページのどの一文が帯の言葉になってもいいほど、
本の中で全てが完結してる。（もしくは読者との間で完結する。）
だから、"こんな絵本です"という、内容をなぞるコメントは、
入り込む隙間がない。
↓
「第一回世界文化絵本大賞受賞」みたいな架空の賞をつくって
箔を付けるという方向も考えたが、
そういうあざとさもこの絵本には似合わない。
↓
"こんな絵本です"もダメ。"箔をつける”もダメ。
これはもう”こんな人に読んでほしい”しかない。

という箭内の思考回路を経て、
U.S.ARMYの“I WANT YOU”ポスターばりに、
絵本の前に立った人を直接指名する、
このコメントとなったのでした。

この絵本をたくさんの人に買ってもらうというありかたに
一見逆行する
"ディス ブック イズ オンリー フォー ユー。”

ラジオ風とロックREALTIMEでは、
著者である山本さんが「何で僕が、絵本を書くことになったのか、ってこと」を
３回に分けて赤裸々に連載なさっています。まだお読みでない方は、ぜひ。

『ネフィリム～ずっとわすれない～』
竹安佐和記 絵／山本佳宏 文
11月25日発売　税込1050円
http://www.amazon.co.jp/dp/4344991532/

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