第59回 トップランナーO.A. 山尾洋史・恭子
風グループ高橋です。
今回のゲストは、タンゴダンサー 山尾洋史さん、恭子さんご夫妻。
今年8月の「アルゼンチン・タンゴ世界選手権大会」のサロン部門で、
外国人で初の世界チャンピオンに輝いたお二人。
この「サロンダンス」は、
社交ダンスのように決まった型がなく、“即興”で踊ります。
ペアで息を合わせ、音楽を聴いたときの瞬発力、判断力、
そして芸術性、創造性を必要とするもの。
タンゴを始められて、洋史さんは9年、恭子さんは8年。
そして、お二人がペアを組んで7年。
チャンピオンを勝ち獲るまで、必死の努力と決断がありました。
洋史さん恭子さんは、それぞれ知人からパーティに誘われたことを機に、
タンゴに出会います。
その直後から通ったダンススクールで、二人は巡り会うことに。
当時、洋史さんは30歳、恭子さんは27歳。
ご結婚後、2006年に、10年勤めた会社を辞め、アルゼンチンにダンス留学へ。
多くのスクールに通い、ダンスを模索しながらも、
タンゴ界の重鎮、そして恩師でもある カルロス・ペレス氏との出会いを経て、
基本を徹底して習得したといいます。
なかでも特に、アルゼンチンタンゴで最も伝統的な「歩くこと」を
極められたお二人。
「ベーシックこそがテクニック」。恭子さんの言葉には重みがあります。
それにしても、タンゴを踊る洋史さんの頬と、恭子さんの鼻のラインは
本当にぴったり!
箭内が例えた“まるで鍵穴と鍵のよう”というのは、
お二人のダンス、呼吸、生き方すべてにも当てはまるのかもしれません。
“トップウォーカー”と箭内が感じたように、
お二人が歩む先の世界をもっと見てみたい、そしてタンゴに魅せられたい、
と願いながら、
手をとって歩くお二人の後ろ姿を見送りました。
再放送は、12月9日(水)午前3:00~ BS2にて。
オンデマンドでも期間限定配信中!
takahashi