第63回 トップランナーO.A. 西岡利晃さん
ロックンロール食堂 永濱です。
トップランナー、今回のゲストはプロボクサーの西岡利晃さん。
小学生のころから、“ボクシングの世界王者になる。”という夢を抱き続け、
2008年にWBC世界スーパーバンダム級の王座を獲得。夢を実現させます。
そして、これまでに3度のタイトル防衛を果たしています。
西岡さんは、世界王者になる以前、4度バンダム級での王座獲得に失敗しています。
対戦相手は、すべてウィラポン選手。
あまり過去を振り返りたくないとおっしゃる西岡さんに、
箭内もここは、あえて食い下がります。
そして改めて、ウィラポン選手に勝てなかった理由をどう分析されているかと問いかけます。
それに対して西岡さんは、こう答えてくださいました。
「やっぱり気持ちだと思うんですよ。
勇気、気持ちの強さ。
捨て身になれるか、なれないか。」
その自身の弱さも認めながら、何度も挫折を繰り返し今や世界王者。
夢をかなえた現在は、ボーナスステージを戦っているとおっしゃいます。
西岡さんの人生について、考えていた箭内。
“ノックアウト”、“ボディブロー”、“クロスカウンター”、“人生という名のリング”など、
人生をボクシングに例えた言葉が並びます。
「ボクシングって、人生を例えやすいというか、重ねたくなる競技で。
西岡さんの場合は、みんなが例えるもののど真ん中で
それを重ねているっていう感じがすごくして。
たぶんそこに、若い人たちがすごくグッと来てるんじゃないかなって、
今日、改めて思いました。」
そう語った箭内に、西岡さんが返した言葉は、
「一番大事なことは、諦めないこと。
自分が諦めなければ、その道は続きますから。
諦めたらすべてが終わりですから。」
ひとつのことを諦めずにいることの大切さを教えてくださいました。
見逃してしまった方は、NHKオンデマンドでぜひ。
nagahama