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NO KAZE, NO ROCK. 風とロック 箭内道彦のムービーブログ
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第68回 トップランナーO.A. トクマルシューゴ

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今年度最後のトップランナー。
ゲストはミュージシャンのトクマルシューゴさん。

アメリカでデビューし、NYタイムズやウォールストリート・ジャーナルで
取り上げられ、昨年、ニューズウィーク日本版で「世界が最も尊敬する日本人100人」
にも選ばれるなど、世界の人々をその独特な世界観を持つ楽曲で魅了し続けています。
そしてトップランナーの、「あのテーマ曲」の仕掛人でもあるのです!

聴いた人に、不思議な耳心地とも言えそうな印象を残す、無数の音の往来。
箭内がCM制作の観点から分析したのは、
洪水のように流れるCMの中で目立とうとしたときに、
ちょっと嫌な音を入れたり、びっくりするようなことをする考えがあるけれど、
トクマルさんの楽曲は、
“すごく気持ちいい、不快じゃない、だけど、他と全然似てないもの”。


トクマルさんは、ご自身の作る音を、どう捉えているのか・・・

“いろんなところから音が聴こえてくると気持ちがいい”
“ライブは宇宙空間にいるような感じ”
“同じ楽器をずっと同じ感じで鳴らしても新鮮味がなくなる”
“二度と再現できない音が好き”

身振り手振りを使って、言葉で説明してくださいました。
そして、スタジオで初めて、「多重録音」を実演してくださった時、
トクマルさんの説明が仕上がっていくように感じられました。


いろんな楽器を使うことは、「“違和感”を持ち続ける」こと。
山の上で吸う空気がおいしいと感じるのも、“違和感”。
それを音楽に持ち込むことが、面白いのだ、と。
世界の計画を立てて、例えば10年後を想像してみることが、
自分の将来の計画に繋がるのだ、と。

考えながら、時々言い直しながらお話しをされるトクマルさんは
まるで、頭の中で無数の楽器が鳴らす音を、すくい上げて
口から言葉に変換しているようにも思えてきます。


今回箭内は、トクマルさんの楽器探しに同行し、
トクマルさんが楽曲を生み出す瞬間にも立ち会わせていただきました。
そして、番組最後の感想。
「僕、ちょっと意外だったのが、『絶対』だと思ってたんですよ、
トクマルさんのやってることって。
そう思ってたんですけど、わりと、“違和感”というお話を聞いたりするなかで、
かなり『相対』というか。
世界がこうだから、こういう風にありたい、とか。
そのなかであれだけの波動を作ってるっていうのは、相当、すごいですよね。」


トクマルシューゴさん回は、オンデマンドにて配信中!
そして、来月からの新生トップランナーも、ご期待ください!!


takahashi

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