2013.1-20 風とロック沖縄 ライブレポート
風とロック沖縄 LIVE福島 CARAVAN日本 ~おきなわはもう桜まつり~
ライブレポート (photo by 石井麻木)
2013年1月20日。
2009年から福島県で続く「風とロック」初の県外開催。
キャラバンは、日本一早い桜が咲く沖縄へ。
風とロック沖縄 LIVE福島 CARAVAN日本 ~おきなわはもう桜まつり~
@沖縄市ミュージックタウン音市場
2/21まで全国のローソンでもDVDが販売中、
LIVE福島ドキュメンタリー映画
「あの日 〜福島は生きている〜」が沖縄の地でも上映。
上映後のトークショー。
出演アーティストの皆さんとともに、
急きょトークショーに参加したPMエージェンシーの島袋さんは、
この映画と、このキャラバンについて話すなかで
「出逢ったらみんな兄弟」という意味の
「いちゃりばちょーでー」という沖縄の言葉を
紹介してくださいました。
箭内実行委員長は、福島から向かう最初の地を
沖縄に決めた理由を問われ、
「日本全体で考えなければいけない問題が小さな土地に預けられてしまっている。
それが沖縄と福島の共通点。そう書かれた震災後の新聞記事を読んで以来、
そのことがずっと頭の中にあった。」と。
LIVE開場前。
2011年9月の「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」で、
6日間をかけて福島を共に駆け抜けたのぼりが
沖縄の風を受けてたなびく入場口には…
長い行列!
オープニングアクトは、沖縄の伝統芸能「エイサー」です。
実は、この「エイサー」は、
400年ほど前に福島県のいわき地方の僧が
琉球王国に伝えた「じゃんがら念仏踊り」を元に生まれそうです。
福島と沖縄。
そのつながりの歴史に思いを馳せながら
始まったLIVE。
トップバッターは、お二人とも、
沖縄人生初上陸だという音速ライン。
続いて、同じく沖縄初上陸の高橋優さん。
ラストの「福笑い」を歌う際には
あまりの熱唱に眼鏡が吹き飛ぶ一幕も。
3月8日にワンマンライブも決まった
ゆべしス(松田晋二×箭内道彦)のステージでは、
客席からサプライズで
元・毛皮のマリーズのヒロティこと栗本ヒロコさんも登壇。
急きょ、3人組「ゆべティ」として「会えた」を披露。
このキャラバンの“弥次さん喜多さん”こと、
渡辺俊美さんと富澤タクさんが歌う「予定」。
会場の方から集まった「沖縄に帰ったら」の歌詞も盛り込まれながら。
俊美さんのステージには亀田誠治さんも!
俊美さんはこの前日、息子トーイくんとカラオケに行って、
東京事変の曲を5曲連続で歌い続けたそうです。
THE HUMAN BEATS。
「Two Shot」が、この4人によるステージ上で世界初披露。
また、沖縄の代表的民謡「てぃんさぐぬ花」を、
キヨサクさんがウクレレとともに歌う唄に、
Mummy-Dさんがその歌詞の意味、思いをリリックにしたラップを
挟んでいくという画期的なスタイルで披露して会場を大いに魅了。
人目をはばからず涙を流す観客も。
続いての斉藤和義さんは、
2011年9月のLIVE福島 会津若松会場以来の「風とロック」への登場。
2012 年大晦日のNHK紅白歌合戦でも演奏された
「やさしくなりたい」など多くの名曲で観客を虜に。
そして、トリは、結成15周年!地元・沖縄出身のMONGOL800。
途中から、ギターの崇さんがキャラバン・ギターで演奏。
また1人、このギターの思いをつなぐ
奏者が加わりました。
そして、オールラインナップ。
出演者の皆さんが集合し「Two Shot」を1番ずつリレー。
皆さん、アドリブも交えながら13番まで歌い繋ぎます。
最後は、「みなさんも隣の人と手をつなぎましょう」
という松田晋二さんの掛け声とともに会場全体でカーテンコール。
まさしく、「いちゃりばちょーでー」。
皆さんが舞台裏へ行った後、
実行委員長に促され、平井理央さんがステージへあと戻り。
「ほんとに沖縄大好きです!」
福島の思いが沖縄へ。
そして、沖縄の思いが福島へ。
思いが交換されて、つながれて。
LIVE福島の旅はまだまだ続きます。
※アーティストの方、来場者の方の笑顔があふれる
グリコ「みんなの笑顔 フォトレポート」はこちらhttp://web.glico.jp/glicowagon/?area=2
NOTTVでは、「風とロック LIVE福島 CARAVAN日本」9公演の模様を、アーティストインタビューやドキュメンタリー映像を織り交ぜたダイジェスト版をお届けしています。詳しくはこちら
murahashi