タワーレコード「NO MUSIC, NO LIFE?」2013年の盛夏を飾るのはこの3組!
箭内がクリエイティブディレクターを務める
タワーレコード「NO MUSIC, NO LIFE?」のポスター、
普段から1日、2日で「まとめ撮り」することは多いのですが、
今回はとくに長旅になりました。
7月某日深夜2時。渋谷駅ハチ公前から出たロケバスが向かった先は…
ここです。
…暗くてなんだかよくわかりませんね。
実は登場いただくアーティストさんが今回リリースするアルバムのテーマが
「影から光への旅立ち」というものだったので、
夜明けを狙って日の出の見える三浦半島にある岬までやってきたのです。
ロケ地に到着したのは午前3時。
真っ暗な中、セッティングとロケハンを行ないます。
それにしてもここ、心霊スポットしても有名なだけあって
深夜に来るとなかなかの雰囲気です。。
真夏なのに寒い!
あ、東の空が赤くなってきました。
(真ん中に光ってるのは街灯です。太陽はまだ水平線の下)
これから日が昇るまでの10数分間が撮影に最適な時間帯。
海岸に突き出た桟橋のような場所に全員が移動します。
そこで撮られたのがこのポスターです。
あらかじめ決められた恋人たちへ。
高揚感のあるエレクトリックなダブを奏でるインストバンド、
「あらかじめ決められた恋人たちへ」のみなさん。
いままであまりメディアではっきりと顔を出すことはなかったそうですが、
今回、早朝の海で花火をするという不思議な設定でのご登場となりました。
本番撮影中。こうして横から見るとまるで何かの儀式のよう(笑)
カメラのレンズと花火の間に耐熱ガラスを設置して、シャッターを切ります。
海岸での超早朝ロケ終了後、スタッフは都内に戻り、スタジオに入りました。
さっきまで自然の中にいたのがウソのような、整然とした空間。
そこにかわいらしい動物たちが描かれた小さなキャンバスが運び込まれてきます。
2組目はPolarisのお二人。
いままでのシングル・アルバムのジャケットに絵を提供してきた
ムラタ有子さんの原画とご本人たちの初競演です。
新曲をかけながらの撮影。
活動休止前には聴かれなかったようなビート・音色の曲あり、
Polarisらしい浮遊感が気持ちいい曲もありと、アルバムが楽しみです。
箭内が後ろから見守りながら、お二人に指示を出していきます。
「後ろ手に手をつないでください」「手つないだの何年ぶり??」
「もっとくっついてください!」「すげえ、浮かんでるみたい!」
いつもカメラマンの平間さんと一緒に、
ときにアーティストさんを笑わせながら現場の空気をほぐします。
みんなでポラチェック。
「3人目のメンバーみたいに、リスの絵を置いてみましょうか?」
「いいっすね〜」
「これがほんとの“ポラ”“リス”」
「あはは」
続く3組目、この日最後の撮影となるアーティストさんはこちら。
青葉市子さん。
8/7に発売になるニューアルバム「ラヂヲ」のレコーディングメンバー、
「青葉市子と妖精たち」のみなさんと一緒に撮影です。
“妖精”さんたちは、細野晴臣さん、坂本龍一さん、小山田圭吾さん、U-zhaanさんという
普通の人なら背筋が伸びたまま固まってしまいそうな面々ですが、
アルバムの中での青葉さんは、彼らの音の響きとひとつになって、
ゆったり深い歌声と表情豊かで柔らかいギターを聴かせてくれます。
青葉さんこそが、まるで妖精というか音楽の精霊のよう。
※坂本さんは残念ながら当日予定が合わず、
愛用のハット(テーブルの上)がご本人の代わりに出演しました。
原宿にある 風とロック/すき あいたい ヤバい のオフィスで撮影。
タワーレコードの撮影では、たまにロケ場所として登場しています。
このときやこのときなど。
別フロアでアザーカットを撮影中。
この壁は中村達也さん×チバユウスケさんのインタビュームービーでも使用された場所ですが、
被写体が変わると雰囲気も全然違ったものになりますね。
午前2時から始まった撮影は、同じ日の午後4時頃に終了となりました。
お疲れさまでした!
おまけ:
撮影のあった7月は、平間さんのお誕生月でもありました。
50歳をお祝いして、撮影終了後にはプチ誕生日会が開かれました。
卯年でウサギ好きな平間さんにちなんで、ウサギ型のいちご味のケーキとともに。
平間さん、おめでとうございます!!
今回ご紹介したポスターは明日から
全国のタワーレコード店舗にて掲出が始まる予定です。
店頭で、ぜひ実物をチェックしてみてください!
ohta