玄光社『コマーシャル・フォト』編集部の荒井と申します。
7月15日(水)発売の、コマーシャル・フォト8月号では、
7月4日(土)に公開された映画『ブラフマン』について、監督の箭内道彦さんにインタビューしています。
映画『ブラフマン』は箭内さんが自らビデオカメラを回して撮影・監督した作品。
いい映画です。
結成20周年を迎えるBRAHMAN。
ここに至るまでに出会ってきた仲間や哀しい出来事など、彼らと一対一で何度も何度も話すことで浮かび上がってきた事柄を丁寧に拾っていくことで、彼ら自身も意識していなかった葛藤や想いをあぶり出しています。
「ここは聞いて欲しい」というところは決して逃さない。かつ、「そんなことまで聞いちゃうんだ」というものも押さえちゃう。箭内さんはそのインタビュアーとしての力量を存分に発揮して、箭内さんでなければ撮れないBRAHMAN、そしてBRAHMANを知らない人でもこれを見れば好きになっちゃう、見事なドキュメンタリーに仕上がっています。
「映画はBRAHMANに頼まれたから撮っただけ」「映画は最初で最後」「映画を作るには長尺に対する適正が欲しいし、15秒CMに生きて来たと思っているので」なーんてことを言いながら、こんな素敵な映画を作ってしまう箭内さん、かっこよすぎるでしょう。
ちなみに、映画は最初で最後ではあるが「怒髪天に頼まれたら断れない」そうなので、次回作『ドハツテン』にも期待しています(笑)
その前にまず、映画『ブラフマン』。
TOSHI-LOWさんをはじめとするBRAHMANのメンバーはもちろん、出演者がみんな魅力的で、ちょっと好きになってしまう。そんな愛おしい映画です。
DVDまで待つなんて言わずに、ぜひ劇場でご覧ください。
http://www.genkosha.co.jp/cp/backnumber/2339.html
玄光社『コマーシャル・フォト』編集部の荒井