連載リポート! 1.14コピージアム(第3章)
(前回までのあらすじ)1.14広告界の巌流島決戦!箭内道彦VS仲畑貴志!ここから読み始めた人は、過去にさかのぼるのかなりめんどくさいだろうから親切にあらすじを。序盤、二人の間に漂ってい
た緊張感緊迫感微妙な距離感はいったいなんだったのか。「哲学や思想を感じられないコピーが最近多い気がする。仲畑さんのコピーにはそういうのがあったのに」という箭内発言に、仲畑さんも思わず「おしりだって洗ってほしい!!!!」と心の中で思ったんじゃないかなー。って思わないか。でも、おしりがどうとかはともかく悪い気してなかったのは確か。そんな序盤戦で、「プランナーズクラブつくろうと思ってるんですけど」→「いいんじゃない。つくりなよ」と仲畑さんあっさりOK!あれ?あらすじ書くつもりだったのに、今回書くことのネタバレしちゃった。てへ!(女子高生風に)
箭内「仲畑さんがTCCの会長になられて、審査基準をコピーで、ってしたり、いろいろ改革をしてくれてそれはすごくいいことだと思う」
仲畑「そうだね。ADCがアートという視点でやってるわけだし、TCCはコピーライターズクラブだからコピーを基準にするのが当たり前というかね」
箭内「ただ、ぼくらプランナーは、TCCの審査会にいるときとか、やや居場所のない感じがするんですよ。CMにおけるコピーってなんなのかとか、整理できてないことも多い」
仲畑「まぁ、それはあるね」
箭内「なので、プランナーズクラブとかつくろうかなと思ってるんですけど、どう思いますか仲畑さん?」
仲畑「いいんじゃない。つくりなよ」
箭内「え、ホントですか?」
仲畑「ただ基準をどこに置くかは難しいと思うよ。プランナーのなにを評価するのか。たとえば同じ企画でもディレクターによって相当違ってくるしね。ACCと同じになってもしょうがないだろうし。
TCCやACCとは違う基準を見つけられるか、お手並み拝見だよね」
箭内「そうですよね。たしかに」
仲畑「でもプランナーズクラブ。オレも入るよ。オレもプランナーやるし」
えぇーーーーーーー。仲畑さんもプランナーズクラブに!!!!!!
予想GUYデス。
決めたと思ったら逆に決められていた。そんな言葉の関節技をスマイル0円とあいまいなリアクションで巧みにかわしつつ、でも道彦はしかけた。「さっきから話していて、オレなんかだんだん仲畑さんのこと好きになりそうでやばいと思ってるんですけど」ん!仲畑さんもまんざらではない様子!「なんか見た目はこわいけど、話してみるとそうでもないし」お、いい感じいい感じ。「ただ…」え、ただ? なんか問題発言かますの?やめてよせっかくいいムードなのに!「ただ…ちょっと気にくわないことがあるんですよ。ちょっと」
えーーーーーーーー!!!!理沙こまっちゃう!!!!!!想像ですが、宣伝会議田中理沙編集長もきっとヒヤリとしたんじゃないでしょうか。いや、ただの想像ですけど。(テーマは権力?緊張の第4章へとつづく!)