ビバ!胡散臭い
ロックンロール食堂の稗田です。
最近いろんな人から
「ロックンロール食堂って何ですか?」と聞かれます。
食堂って意味分かんないし、名刺はスピード印刷だし、
オフィスは和室で旅館みたいだし。
確かに胡散臭いですけどね。
それでクリエイティブ・エージェンシーとか
クリエイティブ・ブティックとかって答えるのも
月並みで面白くないので、どう言うべきか考えてたら、
箭内が「特殊実行部隊だ」って言い出して、以来、
「うちは特殊実行部隊です」と答えるようにしています。
むしろ胡散臭さは格段に増してますけれども
で、何が言いたいかというと、
「胡散臭いっていいなー」ってこと。
「胡散臭い」ってエンターテイメントであり、
とてもクリエイティブなことだと思うんですよ。
人から聞いた話ですが、
ある人が銀座の高級クラブに行って、
仲良くなった女の子とメアドを交換することになって、
紙に書いて渡したその時、
女の子に、こう言われたと。
「はじまっちゃうね。」
別に「よろしくね。」でも「連絡するね。」でも
いいわけじゃないですか。
でもそこを「はじまっちゃうね。」と言ったところが素晴らしい!
手の内もばれてるんだけど、
なんか面白いからそこに飛び込んでもいいや、と思わせる
その胡散臭さ、感動すら覚えます。
胡散臭さからはじまるコミュニケーション。
さらにここで重要なのは、誰も不幸になってないということ。
詐欺みたいなネガティブな胡散臭さ(もはや悪)ではなく、
ポジティブな胡散臭さ。
しかもその胡散臭さは自分に返ってきますから。
常にクリエイティブであらねばならないという。
なんでこんな話するかというと、
この前シブヤ大学で箭内学科長と、
「ダークサイド・オブ・クリエイティブ
〜『胡散臭さ』がつくる新しい今日と未来〜」っていう
胡散臭い授業を、3名のゲスト講師を招いて行ったこともあり。
ちなみにこの授業、第2弾、第3弾を計画中なのでお楽しみに。
そういえば、箭内から
「名字(稗田:ひえだ)はまだ読めたとしても、
名前(倫広:ともひろ)は全然読めないから、
絶対改名した方がいい」としつこく言われています。
「『広告』と書いて、ヒロツグにしろ」って。
稗田広告
たぶん親泣くな。
胡散臭さ、万歳!
hieda