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フジロック

080728FUJI.jpgロックンロール食堂の稗田です。
今年も行ってまいりました、フジロック。
念のため言っときますが、
遊びに行ってるわけじゃないです。
風とロックの取材がメインですから。
気分良さそうに飲んだり食ったりしてるのは、あくまでサブですので。

今年の目玉(僕にとっての)はなんといっても
マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン。略してマイブラ。
初めて聞いたのは高3のとき。
「このバンドが理解できるかどうかで、
本物のロックファンかどうかが分かるとばい」
と、まるで踏み絵のような感じで友達に言われ、
必死に理解しようと聞き込んだのを思い出します。
あと、「ユー・メイド・ミー・リアライズっていうEPを
持っとったら、洋楽ファンの女の子にかなりモテるばい」
って、女の子と付き合ったことすらない友達に
言われたこともあります。
混沌の中のピュアネス。僕の思い出。

マイブラのライヴ中、僕がノスタルジーにひたっている間、
箭内編集長はステージ前でメンバーを「写ルンです」で激写しておりました。
マイブラを「写ルンです」で撮影したプレスって、
たぶん他にいないんじゃないでしょうか。

去年のフジロックの感想として、「なんか悔しい」と何かのコラムに
書きましたが、今年もそれは変わりません。
ミュージシャンになりたいとか、そういう意味ではなくて、
こんなに人を感動させられるなんてうらやましい、っていう単純な嫉妬。
広告のライバルは他の広告というよりもむしろ
音楽とか映画とか、それ以外のカルチャーすべてだと思ってるので、
ついそんなふうに思ってしまいます。
hieda

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