撮影1日目
ピラミッドフィルム西村です。本日は、某社のCM撮影です。
監督は、もちろん箭内さん。
もちろん、ロックンロール食堂・稗田さん、風とランディ・西脇さん・金田さんも一緒です。
今回のCMでは、魚をCGでつくります。その魚のキャラクター設定は、僕だそうです。
「なんか言っても、だれも聞いてなくて無視されてる感じ。。。」と箭内ディレクション。
うまいこというなぁ。
僕の36年間の生き様が、CGに反映されることを願ってます!
撮影には、<香盤表>というものがあります。撮影の順番などが記されているものです。
「香盤」とは、元は線香を立てる台のことで、四角い升に線香を立てるための丸い穴が開いていて、
香盤表も四角い升目になっていて、出演シーンに○をつける様子が「香盤」と似ているため、
その名がついたといわれています。
<香盤表>をつくるのは、プロダクションのプロダクションマネージャーの重要な仕事の1つです。
鉄則① 順撮り(コンテ通りの順番で撮影していく事。)演出しやすいし、演技もしやすいです。
鉄則② ヒキ画から撮る。画造り、ライティングがしやすいです。
でも、鉄則通りに行かない事が多々あります。
ロケ地の使用時間の制限、キャストの拘束時間の制限、天候、予算の制限、撮影効率などなど。
それらを総合的に判断し、撮影スケジュールをたてます。
そのためには、正確な情報と、的確な理解が必要です。中途半端な情報や、浅い理解は、命取りです。(命は、取られません)
何が重要なのか? どのくらい重要なのか?なぜ重要なのか? で、どうすべきなのか?
考え抜いて香盤をつくります。
優秀なプロダクションマネージャーがつくる香盤は、とても美しく、説得力があります。
そんなプロダクションマネージャーを育てるのもプロデューサーの重要な仕事の1つです。
でも香盤通りなんかにはいきません。撮影現場は、なまものです。欲しい画を撮ることが超大事っす。
see you tomorrow
nishimura