本日発売「自由になる技術 80歳詩人のことばを聞く」
谷川俊太郎さん 現代詩人 80歳。
宮藤官九郎さん 脚本家 41歳。
そして、箭内道彦さん クリエイティブ・ディレクター もうすぐ48歳。
この強力、かつ不思議な組み合わせのお三方が集まって、
「自由になる技術 80歳詩人のことばを聞く」という1冊の本が生まれました。
こんにちは。扶桑社 書籍編集部の田中です。
この本は、昨年放送された「ボクらの時代」(フジテレビ系/日曜朝7:00~)という
トーク番組をもとに、ノーカット完全版・未公開トークも収録してできあがりました。
そもそも、この三方が一同に会することになったのは、箭内さんと宮藤さんからの、谷川さんへのラブコールだったそうです。
箭内さんは大学浪人時代(三年)に誰とも話をしない日もあったそうで、
そんなときに声を出して読まれていたのが、谷川さんの「みみをすます」という詩集だったとか。
(このひらがな長篇詩「みみをすます」も特別収録してます!)
60余年!もの間、詩作を続け、第一線で活躍されている谷川さんのお話を中心に、
書くこと、詩の読み方、表現のコツから、母親に愛されること、恋と愛の違い、
そして震災の受け止め方まで、さまざまに語り合って頂きました。
本をつくりながら、お三方の人生経験、実体験から出てきたことば(メッセージ)に胸をうたれることもしばしば……。
“偽りのない”感じ、ストレートさは羨ましいほどに魅力的でした。
軽やかでいて、力強く訴えかけてくる装幀は、サン・アドの葛西薫さんが手がけてくださいました。
自由に生き、自由に仕事をする……そのためには?
含蓄、薀蓄、滋味満載。
お三方の思考とキャラクター、そして生きていくためのメッセージがしっかり伝わってくるこの本が、皆様の日々の糧になりますように。
ぜひお手にとって堪能してください。
tanaka