2013.3.31 風とロック長崎 ライブレポート
風とロック長崎 LIVE福島 CARAVAN日本 ~ながさきの夜景は世界三大夜景ばい~
ライブレポート (ライブフォト by 石井麻木)
風とロック長崎 LIVE福島 CARAVAN日本。
長崎市公会堂にて。
前日入りして、
長崎の”世界三大夜景”を堪能していた
出演者の方、来場者の方も
いらっしゃったようです。
LIVE福島ドキュメンタリー映画
「あの日〜福島は生きている〜」の上映。
「福島から離れた長崎でみんなが、
この映画を観に足を運んでくれて、
一緒の空間で、一緒の場で観てくれたことが何より嬉しい。」
と出演者である福島県東白川郡塙町の松田晋二さんも
おっしゃっていました。
トークショー冒頭は、箭内実行委員長のこんな話から。
震災直後の2011年の4月に、福島県内5カ所の避難所を
松田晋二さん、富澤タクさんと、箭内実行委員長が、救援物資を持ってまわった際に、
避難所になっていた郡山のビックパレットに停まっていた
長崎ナンバーの一台の大型バス。
そこに、「がんばれ福島県」という大きな垂れ幕があって、
県が県が応援してくれるのがすごくうれしかったと。
↓こちらが2011年4月に箭内実行委員長が実際に携帯で撮影した写真です。
(2011年4月3日撮影@郡山ビックパレット photo by 箭内道彦)
さて、長崎のトークショーには、
出演アーティストの方に加えて、
客席にいらっしゃっていた田上 長崎市長も、
箭内実行委員長に促され、急きょ壇上に。
長崎の人へのメッセージとして、
「福島から長崎に来てくれる人と一人でも、二人でも、縁ができると、
それだけで、身近に福島が感じられる。
具体的に福島のことをイメージできることにつながる。
また、その縁をつむごうと長崎の飲食店経営の方々が活動している
Rainbow of Hopeのような所を入口にしたり。
いろんなつながり方があるなかで、これからも
長崎の人にも福島との縁をつなげ続けてほしい」と
語ってくださいました。
映画「あの日〜福島は生きている〜」は、
この長崎会場から、映画DVD+スペシャルフォトブックを
会場限定で販売。
トークショーの後や、LIVEの転換の合間には、
実行委員長・出演アーティストによる
サイン会も実施されました。
各会場、恒例となっている
ご当地ならでは、LIVEのオープニングアクト。
長崎では伝統芸能「龍踊り(じゃおどり)」の披露。
なんと玉使いの箭内実行委員長をはじめ、
ぞくぞくと本日の出演ミュージシャンが
龍を操る”龍衆”として登場!
「しっぽが一番感情を表すそうなんです!」
と後のMCで語ってくださった高橋優さん。
楽しそうです!
会場も思わぬ展開に大喜び。
”アンコール”を意味する「持ってこーい!」のコールも自然と沸き上がりました。
その龍踊りの衣装のままに
オープニングトークに登場した箭内実行委員長と
公式MCの平井理央さん。
福島からいらした方のおひとりを無茶ぶりでステージにお招きして
「会場で見かけたらみんな友達になってね」と紹介。
会場がさらにほんわかと和みました。
そして、
さきほどまで龍踊りのしっぽという
大役を担ってらっしゃっていた
高橋優さんがLIVEのトップバッターとして登場。
新曲「(Where’s)THE SILENT MAJORITY?」もライブ初披露。
続いて、音速ライン。
突然、藤井さんが「この間、箭内さんに歌詞書いてもらったので、その曲やろうかな」と。
その展開に驚く大久保さん。
「ありがとね」(作詞:箭内道彦)がこの場にて
本邦初披露されました。
富澤タクさんのステージでは、
曲の合間に「エロチシズム川柳」。
そして、その後の一節(ひとふし)だけのご当地ソング。
キャラバン定番の流れとなりました。
そして、こちらも初披露。
箭内実行委員長に作詞を依頼した、
新曲「誰がために桜は咲く」。
風とロックLIVE福島CARAVAN日本は、
出演者の方が、初めて演奏する曲に
たくさん出会える場でもあります。
渡辺俊美さんもステージに加わってからの「予定」。
俊美さんのステージには
前日の熊本でのLIVEから一緒だっという
松田晋二さん(THE BACK HORN/猪苗代湖ズ)が登場。
「I love you & I need you ふくしま」も熱演。
これまでのキャラバンで、
ゆべしスとしては参加なさっていた松田さんが、
この長崎の地で、遂にドラマーとして初参加です。
2011年9月15日、
LIVE福島 風とロックSUPER野馬追の
会津若松会場以来の風とロック参戦。
レキシ!
歓声と笑いに包まれる会場!
曲途中、ステージに添えられたキャラバン・ギターの即興演奏も!
「みんなで稲穂の気持ちになって」(レキシ)
「イナホ〜!」(レキシ)
「ホ〜!」(客席)
レキシ流コール&レスポンス。
会場が異様な盛り上がりを見せたところで、
トリは怒髪天!
4月24日発売のアルバムを控え、収録新曲も!
熱い!
オールラインナップでの「Two Shot」。
この時間に至るまで、それぞれオリジナルの音楽を奏でてきた皆さんが、
ひとつのメロディを歌い繋ぎます。
恒例となっている、
出演者も来場者も全員で手をつないでのフィナーレの後、
終演後のBGMとして場内にかかった
「I love you & I need you ふくしま」。
席を動かない来場者の皆さんの鳴り止まない手拍子に促され、
渡辺俊美・松田晋二・箭内道彦の3人も再びステージへ。
「I love you & I need you ふくしま」と、
「I love you & I need you ながさき」という歌声が同時に響き渡る感動的な時間に。
「がんばれ福島県! 応援します!長崎県」
それは、あの日、実行委員長が見た横断幕の言葉が、
時を経て、長崎の地でそのまま再現されたかのような光景でした。
風とロックLIVE福島 CARAVAN日本、
またの名を、”ふるさと交換会”。
旅は続きます。
※アーティストの方、来場者の方の笑顔が満載の
グリコ「みんなの笑顔 フォトレポート」はこちら
NOTTVでは、「風とロック LIVE福島 CARAVAN日本」9公演の模様を、アーティストインタビューやドキュメンタリー映像を織り交ぜたダイジェスト版をお届けしています。詳しくはこちら
murahashi