「シアターカルチャーマガジンT.」編集部の下田です。
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箭内さん、映画「ブラフマン」の公開、おめでとうございます!
箭内さんが、いま会いたい人とお寿司をつまみながら四方山話をする
人気連載「箭内寿司」のゲストに、りょうさんが来てくださいました。
本音満載なトークが楽しい連載なのですが、今回は、なかでも特別な回となりました。
箭内さん初監督作の公開前ということもあり、
BRAHMANのヴォーカル・TOSHI-LOWさんとりょうさんご夫婦をお呼びしたのですが、
TOSHI-LOWさんはツアー中で同席かなわず…。
りょうさんには開口一番、「今日は、私、TOSHI-LOWの代わりですよね?(笑)」
なんて言われてしまいましたが、
箭内さんが「鬼が抜けて、美女だけになったという流れ(笑)」とおっしゃるとおり(TOSHI-LOWさん、スミマセン!)、
本人抜きのBRAHMAN談義は、とても4Pでは収まりきらないほどの貴重な対談となりました。
そばで見てきた私も知らないBRAHMANがたくさん詰まってる、
と映画への感想が止まらないりょうさん。
夫婦観や息子たちヘの思いなど、りょうさんの深いところまで刺さったよう。
「(この映画を観て)、TOSHI-LOWって本当に複雑で、簡単に言えない人だなあと改めて思った。
だから、私はTOSHI-LOWを一生かけて学ぼうかな、と、いま思ってます(笑)」
その場にいた全員がじーんとしてしまう、りょうさんの言葉。
りょうさんからこの言葉を引きだしてしまう箭内さんと、
この「ブラフマン」という映画は、本当にすごい。
何気ない会話の積み重ねが、思わぬところまで観客を連れて行ってくれる作品です。
箭内さんが、BRAHMANが、なにを大事にしてものづくりをしているのかが
いっぺんにわかってしまう、奇跡のような映画です。
「監督をやるのは最初で最後なんで。一回だけの大失敗でもいいんですけど、
りょうちゃんにこう言ってもらえたからよかったな」と言う箭内さんの笑顔が印象的でした。
「T.」は全国のTOHOシネマズ(※一部劇場を除く)と、
TSUTAYA BOOKSで7/11(土)から発売です。
1度と言わず2度でも3度でも、
映画「ブラフマン」をご覧になったあと、ぜひ本誌をお手にとってみてください。
https://www.tohotheater.jp/t/
エイガウォーカー 下田桃子