「風とロック芋煮会2018 KAZETOROCK IMONY学園」の思い出 1日目
お天気が心配される中、開催となった「風とロック芋煮会2018 KAZETOROCK IMONY学園」。
4年目となる白河市しらさかの森スポーツ公園です。
テーマはIMONY 学園ということで、制服姿で登校される方もたくさん。
開会式ならぬ、入学式では日本大学東北高等学校合唱部のみなさんの
『イモニー学園校歌』斉唱で始まりました。
箭内実行委員長、音速ラインの藤井さん、平井理央さんも学ラン姿で登場です。
日本大学東北高等学校を卒業した菅波栄純先輩が、
トップバッターTHE BACK HORNの出番前に急遽現れ、会場を盛り上げました。
ステージ小峰城、トップバッターは、2017年は大トリだったTHE BACK HORN!
2018年はTHE BACK HORNにとって20周年という記念すべき年。
『刃』からラストの『無限の荒野』まで、朝から全力で盛り上げてくださいました。
ステージ白河だるまには渡辺俊美さんと、
「第4回 ACO-ONE GRAND PRIX」の優勝者、空野大さんが登場!
優勝ギター(渡辺俊美さんの私物)を持ってステージに上がった
会津美里町ご出身の空野さん、優しい歌声を響かせます。
渡辺俊美さんの『Stand Up』では、息子の登生さんとの親子共演ステージも。
ファンの間で「晴れバンド」と呼ばれているというSILENT SIREN!
ライブスタートから終了まで一滴も降りませんでした。
ボーカル・吉田菫さんが地元白河にいた10代の夏を思って作った曲という
『19 summer note.』も披露されました。
7回目の出場となる石崎ひゅーいさんは学ランで登場。とても馴染んでいます!
ライブ途中ではTHE BACK HORNの山田将司さんがゲストで登場し、
『空、星、海の夜』を披露。
風とロック芋煮会ならではのスペシャルセッションとなりました!
今年も登場!シーチキン兄弟。
1日目の漁師達はTOSHI-LOW(BRAHMAN)さん、増子直純(怒髪天)さん、
渡辺俊美さん、松田晋二(THE BACK HORN)さん、
梅村妃奈子(SILENT SIREN)さん、大澤敦史(打首獄門同好会)さん、
河本あす香(打首獄門同好会)さん、Junko(打首獄門同好会)さん、亀田誠治さん。
新CMが解禁され、お客さんも一体となって全員で
シーチキン60周年ソング『シーチキンのうた』を大合唱。
当日ゲスト漁師として、高橋まことさん、スコット・マーフィーさんも兄弟としてステージに。
高橋まことさんも「糖質ゼロ!」とシーチキン商品をアピール。
その様子を見ていたTOSHI-LOWさんから「BOØWYの無駄遣い」と
ツッコミが入るなど、漁師達による軽快なトークで会場は大爆笑!
毎年オリジナルの野球カードを作成したり、
気合たっぷりで風とロック芋煮会に参加してくださるスネオヘアーさん。
イモニー学園の芋ジャージを着て、素敵な歌声を聴かせてくださいました!
2年連続出場となる打首獄門同好会!
『デリシャスティック』の演奏前には、具の皆さんにうまい棒を支給。
曲の途中から土砂降りとなる中、全6曲を熱唱。
毎年芋野球でウグイス嬢をしてくださっている日髙のり子さん。ステージには初登場です。
「南~!」の声に『タッチ』のカヴァーを歌って応えてくださったり、
『らんま1/2 』の茜ちゃんの声も聞けたりと世代の方にとっては、たまらないステージに。
2017年からスタートした「ろっくんろーる横丁ステージ」。
1日目はラジオ福島の「風とロック CARAVAN福島」番外編の公開生放送と
横丁らいぶが行われました。
MCの松田晋二さんとゲストのトークで、ラジオを聴いている方にも
会場の雰囲気が伝わったのではないでしょうか。
横丁らいぶはご当地ヒーロー・ダルライザー、ふたりのCARAVANズ、sottoのステージ。
芋野球でもキレキレのチアダンスを披露してくれたり、
キャッチャーとしても大活躍した岡崎体育さん。
ステージでも大雨に負けない、かっこよくて楽しいパフォーマンスで盛り上げます!
6回目の出場の柴田淳さん。
『なんかいいことないかな』をはじめ素敵な曲の数々を、美声でしっとり。
初出場となるBiSH!
ラストに『星が瞬く夜に』を2回連続で披露して会場は熱気に包まれます。
芋野球でもライブでもパワフルに盛り上げてくださいました!
2017年に引き続き、3回目の出場、日食なつこさん。
雨上がりに、強く美しく圧巻の歌声!
2019年は活動10周年。おめでとうございます!
毎回熱いステージを魅せてくれるBRAHMAN。
翌日AIR JAMへの出演があるため、一度は断ったというTOSHI-LOWさん。
しかし、2012年にも同じく風とロック芋煮会の翌日、AIR JAM出演を控えながらも出演した時、
ファンの方から「汚い金ですけど使ってください。俺は音楽に助けられたんで、音楽に返します」と渡された分厚い封筒のことを思い出したという。
「自分も音楽に助けられた一人、やっぱりここで音楽で返せてよかったと今は思っている」と語ってくれました。
細美武士さんがTOSHI-LOWさんに「一緒にいる時は毎回歌って欲しい」と
言われてふっきれたという『PLACEBO』も披露。
続いては、福島県いわき市出身の富澤タクさん。
芋野球では毎年、筋肉Tシャツを着ているため増子直純名誉監督から
「スベってる」と言われてしまっていましたが、
ステージでは、箭内実行委員長と作詞で共作した『誰のために桜は咲く』を
優しい歌声で聞かせてくれました。
「やっちまおうぜ福島ーーー!」と叫んでスタートしたMONOEYES!
MCでは「あんた方、俺たち東京でいた連中よりも分かるんじゃないのかな。
困ってるやつらの気持ちが。だから声かけてやってくれよ。
雨だって絶対上がって、こうやって晴れ間が出てくるんだからって」と語ってくれた細美さん。
カッコよさと優しさを持ち合わせる最高の男4人の熱いステージでした。
白河だるまステージの1日目ラストは、音速ライン。
なんと朝7時から飲んでいたという藤井さん。飲む方が声が出るのだとか。
MCではお二人のゆる〜い空気に包まれますが、
曲が始まるとやさしいメロディーが心に響きます。
風とロック芋煮会といえば怒髪天。
1日目の大トリを飾ってくれました。
ステージが始まるとまた雨が強まってくるというロックな展開に!
雨にも負けない熱いステージで、会場はヒートアップしました。
「ミュージシャンと観客の距離が世界で一番近いイベント」と言われる由縁、
白河ろっくんろーる横丁は今年も大盛況でした。
ヨーヨー釣り、カラーボール投げ、弓矢、ゆべし屋さん、ソースせんべい、長縄跳び、
白河ラーメン、芋煮に七味がけ、似顔絵人生相談、だるまさんがころんだ…
ここでもたくさんの笑顔に出会えました!
そしてあっという間のオールラインナップ。
芋野球のユニホームを着て大集合したアーティストのみなさんと、
会場みんなで斉藤由貴さんの『卒業』を合唱。
斉藤由貴さんのファンだというスネオヘアーさんがマイクの前に立たされますが
あまりリードできず、みんなからツッコまれる一幕も。
そして夜は定番となりました5年目の芋野球!
雨が強くなる中、開会式までの時間も楽しませてくれる白河ビールボーイズのみなさん。
亀田誠治さんは、今年もブラバン隊を指揮してくださいました。
打席に立つミュージシャンに合わせて、
たくさんのレパートリーで芋野球を盛り上げてくれるブラバン隊のみなさん、
ありがとうございます!
開会式では、雨によるルール変更のお知らせが。
2年前と同じく「ホームラン競争試合」となった今試合。
バッターだけが打席に立ち、内野を越えたらホームランという特別ルールです。
福島選抜の松田晋二新監督、ミュージシャン選抜の岡峰光舟新監督による
THE BACK HORNコンビの監督宣誓も行われました。
U18日本代表の解説実況のお仕事のため、残念ながら会場に来ることができなかった
古田敦也コミッショナーからは、生電話でメッセージをいただきました!
実況席は、増子直純名誉監督、箭内道彦実行委員長、産休明けの平井理央さん、
そして福島中央テレビアナウンサー兼自称イモニー学園放送部ヒラ部員の徳光雅英さん。
選手のフォローや、鋭いツッコミで会場を盛り上げます。
開会式の途中では、翌日AIR JAMに出演する
「BRAHMAN AIR JAM壮行会」が行われました。
TOSHI-LOWさんの熱いスピーチの後、全選手によるアーチをくぐってお見送り。
…と思いきやロンちゃんが登場!『好き好きロンちゃん』で
今年もスタジアムは大いに盛り上がりました!
始球式は、初登場のBiSHがボールと化したキビタンを山田将司選手に向かって投球!
激しい雨の中、全選手全力で取り組み、打った後は、ルールを忘れ、塁に向かって走ってしまう選手も。
増子直純名誉監督も思わず「今年は野球らしい」とつぶやいていました。
おなじみの乱闘が巻き起こったり、女子選手たちが次々ホームランを放ち、大活躍したり!
2年連続でバッテリーを組んだ山田将司投手と岡崎体育捕手が
信頼関係築いたプレーや、MONOEYES・戸高賢史選手の初の投手登板など、
ドラマチックな見どころたっぷりの芋野球となりました。
一時は4点差とされた福島選抜チームでしたが、怒涛の攻撃で同点に追いつき、
最後はひとりぼっち秀吉選手の劇的サヨナラホームランで試合終了。
7対6で福島選抜が歴史的な悲願の初勝利をおさめました‼︎
試合後は、全選手を讃える表彰式。
グリコ賞は、見事な投球を魅せてくれたMONOEYES・戸高賢史選手!
ダンロップ賞は、ホームランを放ったSILENT SIRENの山内あいな選手!
「毎年出れるだけでもすごく幸せなのに嬉しいです!」と喜びの一言をいただきました。
はごろもフーズ賞は、素晴らしい采配をみせた、ミュージシャン選抜の岡峰光舟監督!
「池田社長に忖度してよかった!」と、
捕手として活躍したはごろもフーズの社長に感謝の一言。
そして1日目のMVPは、一回の表に痛烈なホームランを放ち、
大量得点の流れをつくった、BiSHのセントチヒロ・チッチ選手!
初登場でのMVP受賞に驚きつつも「楽しかったー!」っと喜びの一幕。
2017年より一桁増えた「一千億縁」パネルも贈られました。
箭内実行委員長も「今から続きをやりたい」というように、
試合終了とともにきれいに雨が上がった夜空。
そこに花火が打ちあがり、風とロック芋煮会1日目が終了です。
試合中、前が見えないほどの激しい雨に見舞われる場面もありましたが、
全力で試合に挑んでくださったアーティストのみなさん、
応援していただいた観客席のみなさん、
本当におつかれさまでした。
撮影:石井麻木、ただ